新型「シルフィ」の姿が中国当局資料から流出中国市場向けに販売される日産「シルフィ」の改良新型が、中国工業情報化部(MIIT)に提出された資料から流出しました。 シルフィは北米向け「セントラ」とほぼ同一のモデルであり、今回のフェイスリフトは北米でも同様の新型が登場することを示唆すると見られています。 初代・2代目は「ブルーバード シルフィ」として日本市場にも導入されていましたが、国内での販売は2021年に終了。以降は海外専売となっていました。 今回確認された新型は、2026年モデルとして登場予定。世界初公開は2025年11月20日から始まるロサンゼルスオートショーと見られています。 外観はフロントに細いLEDライトバーを採用し、両端のヘッドランプに繋がるデザインが特徴的です。その下には縦型のLEDデイライトらしき造形もあり、最近のプジョー車が用いる「爪」の意匠に通じるものがあります。全体的にはシャープさを増し、日産の将来デザインを示唆する仕上がりとなっています。 #日産 #シルフィ #中国市場 #セダン #新型車情報 ボディは拡大もプラットフォームはキャリーサイズは全長4656mm、全幅1825mm、全高1448mmで、従来型よりも全長(+約3㎝)と全幅(+約6㎝)拡大し、キャビン空間や安定感が向上しています。 一方でホイールベースは2712mmと据え置き。プラットフォームを刷新するのではなく、既存のものをアップデートするコスト重視の手法は、トヨタの新型「カムリ」や「IS」と同様、販売台数がSUVほど見込めないセダンタイプでは合理的な戦略と言えるでしょう。 パワートレインは市場ごとに異なります。中国では1.6Lガソリンエンジン(最高出力137ps/最大トルク159Nm)+CVTを継続。北米では2.0L 4気筒(151ps)を基本に、1.5Lターボやe-POWER導入の可能性も取り沙汰されています。 デザイン刷新だけでなく、動力バリエーションの拡大も想定されており、「シルフィ/セントラ」の位置付けは従来以上に重要なものとなりそうです。 カローラやシビックと世界で勝負…日本導入の可能性は?北米市場では「ヴァーサ」や「アルティマ」の生産終了が見込まれており、セントラが唯一のセダンとして残る可能性が高まっています。つまり、今回の改良は単なるマイナーチェンジではなく、トヨタ「カローラ」やホンダ「シビック」といった競合に対抗する戦略的リニューアルと位置付けられます。 また、一部ではメキシコ生産から米国生産へ移管する計画も報じられており、関税回避を狙った動きと見られます。シルフィ/セントラは、日産の北米事業における屋台骨を担う存在になりつつあるのです。 そして気になるのは、日本市場への復活。かつての「ブルーバード シルフィ」を知る層にとっても注目の的ですが、現時点で国内導入の正式な情報はありません。今後の日産セダン戦略の動向を注視したいところです。 (終わり) (写真:APOLLO NEWS SERVICE、日産、トヨタ、ホンダ) |
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