登場から4年が経った「シビック」の売れ行きは?1972年に初代が登場したホンダ「シビック」は、同社のベーシックなコンパクト~Cセグメントカーとして長年にわたり国内外で親しまれてきました。 現行モデルである11代目は2021年に発売され、全グレードに先進安全運転支援システム「Honda SENSING」が標準装備されたほか、シビックとして初めて「トラフィックジャムアシスト(渋滞運転支援機能)」を採用するなど、安全面での機能強化が図られています。 2024年のマイナーチェンジでは、フロントフェイスがよりシャープで精悍なデザインへ変更され、6MTや専用サスペンションを採用したスポーティな新グレード「RS」が追加されました。 2025年には、「RS」や「ZR-V」などで採用されている新たな外装塗料が全グレードに導入されるなど、登場から4年が経っても絶えず進化を続けています。 そんなシビックの、現在の販売状況はどうなっているのでしょうか。 #ホンダ #シビック #売れ行き #RS #外装塗料 ディーラーは「販売は順調」と語るホンダの販売店担当者は、現状のシビックの販売状況について次のように話します。 「シビックに関するお問い合わせは決して多いわけではありませんが、販売は順調であると受け止めています。 とくに、クルマ好きや走行性能を重視するお客様からの人気が非常に高くなっています。 シビックを選ぶお客様は、運転時の目線が低いことや、荷物を多く積みたいというニーズを重視して購入を決める方が目立ちます。 シビックには、ガソリン車とハイブリッド車がありますが、販売実績としてはハイブリッド車が選ばれる傾向にあります。 ハイブリッド車のラインナップは『LX』と上級グレードの『EX』の2種類で、装備面では『EX』がアダプティブドライビングビームや電動シート、サンルーフ、プライムスムース×ウルトラスエードのシート(LXはプライムスムース×ファブリック)などの上級装備を与えられています。ただし、価格は『EX』が440万3300円〜、『LX』が409万4200円〜と、差額はおよそ40万円です。 安全装備には大きな違いがないため、価格面を重視して『LX』を選ばれるケースも少なくありません」 コア層に支持されるガソリン車×6MT仕様の「RS」前出の販売店担当者は、現行シビックのラインナップについても次のように話します。 「現在のホンダ車のなかで購入できる乗用車の中で、ガソリン車かつMTを選べるのは、『シビックRS』のみとなっています(※RSはMTのみ設定)。 そのため、これまでスポーツタイプのクルマを好んで乗っていたお客様からの乗り換えとして『RS』が選ばれるケースが多く目立ちます。 ガソリン車はハイブリッド車と比べ燃費面で劣るものの、純ガソリン車ならではの走行性能を重視するお客様には根強い人気があり、安定した需要につながっています。 現時点での納期については、ガソリン車が約2ヶ月、ハイブリッド車が約3ヶ月を予定しており、どちらを選んでも大きな差はあまりありません」 25年上期は月間目標の4倍を販売2025年上半期の販売台数を見ると、シビックは1万1519台を記録し、乗用車全体で33位となっています。 決して高い順位とは言えませんが、月間目標台数が500台であることを踏まえると、実際の販売は目標の約4倍に達しており、好調な販売を続けているようです。 実際に購入したユーザーからは「運転していてストレスを感じない」「高級車のような力強さとスムーズさがある」といった声も聞かれています。 また「RS」を選んだユーザーからは、「いまや絶滅危惧種になりつつある6MTには運転する楽しさがある」「走りを楽しむクルマと毎日使えるクルマを両立した1台」といったコメントも見られるなど、走行性能に対する満足度の高さが目立ちます。 こうした声からも、シビックの完成度の高い走りやパッケージが、販売台数の伸びやユーザーの支持に繋がっていると言えそうです。 (終わり) (写真:ホンダ) |
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