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【デボネアを超えろ】驚異の18年選手「デリカD:5」。ご長寿ミニバンながら進化をやめない唯一無二のすごさを再確認! ...

2025-9-9 19:00| post: biteme| view: 967| コメント: 0|著者: 文:小林 和久(株式会社ヘンシュウシャ)

摘要: 18年もの時間を費やし、いまだ熟成を重ねる「デリカD:5」 2007年に登場した「日産GT-R」が惜しまれつつ生産終了とのニュースが流れたのは、つい先日のこと。実に18年間という長い時を費やし、スポーツカーとして熟成 ...

【デボネアを超えろ】驚異の18年選手「デリカD:5」。ご長寿ミニバンながら進化をやめない唯一無二のすごさを再確認!

18年もの時間を費やし、いまだ熟成を重ねる「デリカD:5」

2007年に登場した「日産GT-R」が惜しまれつつ生産終了とのニュースが流れたのは、つい先日のこと。実に18年間という長い時を費やし、スポーツカーとして熟成を重ねてきました。

しかし、同じ2007年に登場し、いまだ生産を続けているのが三菱「デリカD:5」なのです。そして、ジェンダーフリーが叫ばれる今、あえて“日本一オトコらしい”車種を選ぶならデリカD:5を推したい。

なぜなら、ガソリンだ、ハイブリッドだ、電気モーターだとパワートレインにさまざまなタイプが存在する中、デリカD:5はなんとディーゼル一択。しかも、駆動方式もフルタイム4WDのみ。

それでも、2025年1〜6月の販売ランキング(軽と輸入車を除く)では、トヨタ「RAV4」、マツダ「CX-5」の間の堂々28位、ミニバンのみを抽出すれば9位の販売ランキングとなっています。

お客さんに「アレもあります、コレもあります」といったファミレス的商売ではなく、「ウチはこれだけで商売やってるんで、別のが欲しきゃ他の店を当たってくれ」と職人気質(カタギ)の老舗うなぎ店の主人が言っているようなイメージ。

非常に、爽やかな潔さを感じさせます。

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#三菱 #デリカD:5 #ミニバン #アルファード #ヴェルファイア

原点となる「初代デリカ」が誕生したのは1968年

そんなデリカD:5の原点となる、三菱「デリカ」が誕生したのは1968年。意外なほど長い歴史を持っている、と驚いた人も多いかもしれませんが、当初はキャブオーバートラックとして登場し、1969年にそれをベースとしたワンボックスバンと9人乗りの「コーチ」が派生します。けれど、イメージとしては乗用車の選択肢ではなかったわけです。

そんなわけもあってか、初代の乗用タイプは1975年に一時途絶えます。そして1979年、2代目デリカ登場とともに「デリカスターワゴン」として乗用モデルが復活します。

その後スターワゴンは2代目となり、多人数乗用車の枠を超えた高い走破性から、RVブーム、四駆ブームの牽引役となり、その実力とイメージが今に引き継がれていると言えます。なので、「潔い一択」が成り立つのでしょう。

5代目となる現行モデルのデリカD:5は、2007年に登場。当初はガソリンエンジンに4WDのみのラインアップでしたが、すぐにFFモデルも追加されます。変速機は全車CVTでした。

その後、ディーゼルエンジン、6ATの追加、それが8ATへと進化。2019年のマイナーチェンジで大幅な顔の変更、ガソリンエンジンの廃止などと、進化や変化、紆余曲折を経て、一代で18年の歴史を積み重ね、現在のディーゼルエンジン+8AT+フルタイム4WDという最終形態に行き着いたわけです。

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ボディの強さと走破性の高さが最大の特徴

さて、そんなデリカD:5ですが、何といってもその特徴はボディの強さと、それが大きく貢献する走破性の高さにあります。

3代目(2代目スターワゴン)のモデルチェンジで、フレームボディからモノコックボディに変更となった際、一部ユーザーからは「フレームじゃなきゃデリカじゃない…」といった声も囁かれました。その経験を活かしたのか、現行モデルのボディ剛性の強さはもはや乗用車の域を超えた印象です。

例えば、坂道に停めてのドアの開閉、駐車場に出入りする時のちょっとした段差の乗り越えなどでも、「なんかこのクルマ、ちょっと違うな」と感じさせることもあるのです。それは、日常運転していても安心感として伝わってくることは間違いありません。

そして、唯一選べる(選べない?)エンジンは、2.2Lディーゼル。最高出力107kW(145ps)/3500rpm、最大トルク380Nm(38.7kgm)/2000rpmを発生し、数字だけでは派手さを感じないけど、文字通り最大トルク発生回転数がそのキャラクターを物語っていますね。

それは、8ATという選択肢(しか選べませんが)からも伝わります。

そのパワートレインは4WDシステムと組み合わされ、ドライブモードは「燃費重視の2WD」「高速やウェット、ワインディング向きの4WDオート」「深雪や泥濘路、岩場などからの脱出に使える4WDロック」の3種類をダイヤルで切り替えられます。

日常使いと、いざという時の生きて帰れる安心感を併せ持っているのです。

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「デボネア」の22年を超えて進化を望みたい

ボディサイズは全長4800mm×全幅1795mm×全高1875mmと、「ノア/ヴォクシー」の4695mm×1730mm×1895〜1925mm(4WD)、「アルファード/ヴェルファイア」の4995mm×1850mm×1935〜1945mm(4WD)と比べると、長さと幅は中間くらい、高さは意外にも低くなっています。

最低地上高は185mmと、ノア/ヴォクシーの2WD/4WDが140mm/125mm、アルファードが150mm〜155mm、ヴェルファイアが155mm〜160mmなのに対して、さすがにD:5は大きくアドバンテージがあります。

シートタイプは7人乗り、8人乗りが用意され、もちろんADAS関連も現在の水準にアップデートされています。

価格帯は、8人乗りのMが422万2900円から、特別限定車ブラックエディション(7人乗り)が479万9300円と、レンジが狭いのも特徴です。

その主な違いは、タイヤホイール含む外観と、本革シート、シートヒーター、ステアリングヒーター、右側電動スライドドア、電動サイドステップ、電動リヤハッチゲートといった装備の差で、ベーシックな部分に差異は少なくなっています。

ミニバン選びでどれもこれも似たようなもんだな、とか、よりアウトドアイメージを強く感じたい、といったニーズには、ぜひとも選択肢のひとつに加えてほしい一台です。

三菱のご長寿モデルと言えば「走るシーラカンス」とさえ言われた高級車「初代デボネア」がありましたが、それでも作り続けた年数は22年間でした。デリカD:5は、まもなくそれを超えそうな予感すら漂わせます。

一台のクルマを熟成させながら長く作り続けることは、進化や変化が激しいこの時代では難しいことも多いはず。けれど、それをやめない姿勢からは、メーカーの良心が伝わってくる気がします。そう感じるのは僕だけではないはずです。

あと4年後の2029年を超え、D:5が「シーラカンス」とは違う、新たなニックネームで進化を続けていくことを望みます。

ニックネーム、何がいいですかね?

(終わり)

(写真:三菱、トヨタ、日産、マツダ)


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