新型「プレリュード」は価格に見合うと言えるのか2023年10月のジャパンモビリティショー~量産前のプロトタイプを経て、新型ホンダ「プレリュード」の量産モデルがついに発表されました。発売は9月5日の日本を皮切りに、北米が2025年末、欧州が2026年前半と、日本が世界に先駆けることになります。 新型プレリュードの価格は617万9800円からで、ホンダの国内ラインナップの中でも最も高価なモデルの一つとなっています。 果たして価格に見合う国産スポーツカーと言えるのでしょうか。 「シビック」よりスポーティでプレミアムな2ドアモデルとして設計されたプレリュードは、シビックと同じプラットフォームを共有しながらも、スタイル、ハンドリング、装備においてワンランク上の存在です。その価格設定は、パフォーマンス重視の「シビックタイプR」よりも上位に位置づけられていることを反映しています。 具体的には、プレリュードは617万9800円(税込)の1グレードのみで販売されます。 ボディカラーはフレームレッドまたはクリスタルブラックパールを追加料金なしで選択可能です。メテオロイドグレーメタリックは3万8500円、ムーンリットホワイトパールは8万2500円(ともに税込)の追加料金となります。 足回りには、ブルーのブレーキキャリパーとブラックの19インチアルミホイールが標準装備されています。さらに、ルーフとミラーキャップをブラック仕上げとした「Honda ON Limited Edition(ホンダ・オン・リミテッド・エディション)」も数量限定で用意され、こちらは648万100円(税込)です。 <次のページへ続く> #ホンダ #新型プレリュード #フェアレディZ #アコード #シビックタイプR 競合と比べても高額な価格設定比較対象として、同じハイブリッドシステムを搭載する「シビックe:HEV」は409万4200円~440万3300円です。 「シビックタイプR」は499万7300円ですが、特別仕様「Racing Black Package(レーシング・ブラック・パッケージ)」は617万9800円となり、プレリュードと同額です。 米国生産の大型セダン「アコードe:HEV」でさえ559万9000円〜599万9400円とプレリュードより低価格です。さらに、国産スポーツクーペの日産「フェアレディZ」は549万7800円からで、最高出力405psのV6ツインターボを搭載しており、プレリュードのシステム出力325psを上回ります。 価格だけを見れば、プレリュードは国内外の競合と比べても高額に映ります。 プレリュードは「スペシャルティ・スポーツモデル」と称され、そのデザインはグライダーから着想を得ています。 低いノーズプロファイルや、フロントを横切るように伸びてブラッククロームのグリルへと繋がる翼型LEDヘッドライトにその影響が色濃く表れています。 インテリアはシビックやアキュラ「インテグラ」と共通する要素を取り入れつつ、独自の装飾を施しています。 2+2シートレイアウトは美しさと機能性を両立。運転席はサポート性重視、助手席は快適性を重視し、リアシートは倒せば広大な荷室へと拡張できます。 <次のページへ続く> 月産300台スタートは見切り発車?装備面では、10.2インチデジタルメーター、Google内蔵9インチディスプレイ、BOSE製8スピーカー、アンビエントライト、レザーとスエード張地のヒーター付きシートなど、価格相応に充実しています。 パワートレインは2.0リットル直4エンジンと2基のモーターを組み合わせた最新e:HEVハイブリッドシステムを搭載します。 ホンダは9月5日から日本で受注を開始し、月販300台でスタートするとしています。 この台数が即完売するのか、それとも在庫が残るのか。市場を読むホンダの真価が問われることになりそうです。 (終わり) (写真:APOLLO NEWS SERVICE、ホンダ) |
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