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スバル・クロスオーバー7に試乗&改良版レヴォーグは「後ろにもぶつからない」

2015-6-12 12:05| post: biteme| view: 466| コメント: 0|著者: 文:塩見 智/写真:市 健治

摘要: エクシーガがSUVスタイルへ変身 4月に発売されたスバル・クロスオーバー7。それまでラインナップしていたワゴンボディの7シーター、エクシーガをSUV風に仕立てた、その名の通りクロスオーバー・モデルだ。もちろん、 ...

スバル・クロスオーバー7に試乗&改良版レヴォーグは「後ろにもぶつからない」

エクシーガがSUVスタイルへ変身

4月に発売されたスバル・クロスオーバー7。それまでラインナップしていたワゴンボディの7シーター、エクシーガをSUV風に仕立てた、その名の通りクロスオーバー・モデルだ。もちろん、スバルが誇る水平対向エンジン+シンメトリカルAWDシステムは引き続き採用される。多人数乗車と悪路走破性の両方を追求したスバルらしいマルチパーパス・ヴィークルの出来ばえを、安全装備が進化したレヴォーグと合わせてチェックした。

スバルがこれまでラインナップしていたエクシーガは2008年に登場した。それまでスバルにはいわゆるミニバン(ワンボックスタイプの多人数乗車可能なクルマ)はなかった。古くは軽ワンボックスのサンバーをベースとしたドミンゴがあり、2000年代の前半にはオペルからのOEMであるトラヴィックを販売していたものの、本格的にこのジャンルに参入することはなかった。

そこへ、当時の4代目レガシィ・ツーリングワゴンをベースに、ワゴンボディを基本としながら、全長を延長し、全高を高め、3列シートの7シーター化したエクシーガが登場。当時はミニバン全盛の時代。空前のミニバンブームに対するスバルの回答だったのだろう。

当初、2リッターNA、2リッターターボ、2.5リッターNA(最新のFB型ではなくひと世代前のEJ型)と、エンジンは3種類あり、トランスミッションも初期は4速ATもしくは5速AT、途中からCVTとなり、駆動方式も4WDだけでなくFFもあるなど、幅広くグレード展開されていた。

写真うつりで損するタイプ?

ただ、エクシーガは販売面では大成功とはいかなかった。確かに、乗ればほぼレガシィそのもので悪くなかったものの、市場からはミニバンなのかワゴンなのか、どっちつかずと判断されたのかもしれない。その後、レガシィは4代目から5代目へ刷新されたが、エクシーガは抜本的な改良が加えられることなく、そのまま販売された。

このままひっそりディスコン(販売中止)になるのだろう……と考えた人が多かったはず。僕もそう思っていた。だがスバルは突如エクシーガをSUV風に仕立て、新たな車名を与えて生まれ変わらせた。

フロントマスクはヘッドランプまわりにブラックの縁取りが与えられて精悍な印象となったほか、前後にアンダーガード風の加飾パーツやホイールアーチが付加され、ロードクリアランスも上げられ、ひと目で悪路に強そうに見えるクルマに仕上がった。

僕だけかもしれないが、写真うつりで損するタイプのデザインだと感じた。写真では付加されたパーツの質感がうまく伝わってこず、突貫工事で取り付けたように見えてしまうが、実際には元のボディにうまくフィットしていて、派生車のようには見えない。

ソフトな乗り心地でリラックスできる

インテリアにも大きく手が入れられた。シート、ドア内張り、ダッシュボード、それにステアリングホイールにタン色が用いられ、エクシーガに比べ、一気に明るい車内に。タン色の部分はオプションでレザーとウルトラスエードのコンビネーションの仕様を選ぶこともできる。1列目シートより2列目シート、2列目シートより3列目シートの着座位置を高くしたスタジアムシートを採用することで、どの席に座っても開放感が得られる。

パワートレインは、新世代の2.5リッターNAエンジン(最高出力173ps/5600rpm、最大トルク235Nm/4100rpm)とリニアトロニック(CVT)の組み合わせ。駆動方式はアクティブトルクスプリット式の4WD。このあたりは現行のレガシィ・シリーズと同じだ。

事前に、パワートレインは最新だが、プラットフォームが08年登場の旧式なだけに、古さが否めないのではないかと心配気味に予想していたのだが、期待しすぎなかったのが奏功したのか、走らせた印象は望外によかった。以前エクシーガに試乗したのはいつだったか思い出せないくらい昔だが、かすかに残る記憶よりも、クロスオーバー7はソフトな乗り心地。さすがに3列目シートで大人が長時間過ごすのはスペース的に厳しいが、子供なら不満は出ないはずだ。

感心したのは2列目シート。大ぶりなサイズで包まれるように座ることができ、シートクッションが厚く、当たりがほどよくソフト。出来の良いソファに座っているように過ごすことができた。1列目は2列目よりも多少バケット形状が深いものの、ソフトさは2列目と同じ。子供を含む7人乗車もよいが、大人4人+荷物満載で長時間をかけて長距離を走るのに向いたクルマだと思った。

裏事情も見え隠れするが…

エンジンはレガシィシリーズ同様、瞬発力はないが、多人数が乗車した状態でもパワー不足に陥ることなく、どんな場面でも静粛性を保ったまま縁の下の力持ちに徹する。ただし、JC08モード燃費は13.2km/Lと少々物足りない。この点、レヴォーグに載るターボエンジンだったらな……と思わないでもない。

今や水平対向エンジンや4WDシステムと並んで、「スバル車といえば」の装備になりつつあるアイサイト。クロスオーバー7にも備わるが、最新のバージョン3ではなく、バージョン2が装備される。

バージョン2には、プリクラッシュブレーキや全車速追従機能付きクルーズコントロール、それに車線逸脱時の警告などは備わるが、車線の中央を維持するためのステアリング操作のアシストは備わらない。先進的な予防安全装備は車体開発の初期から想定していないと装備するのが難しく、元々のプラットフォームが古いクロスオーバー7にバージョン3を盛り込むのは難しかったのだろう。ただ、プリクラッシュブレーキと全車速追従機能付きクルーズコントロールこそアイサイトのエッセンス部分なので、僕ならバージョン2で問題なし。

クロスオーバー7は、意地の悪い見方をすれば、モデル末期のエクシーガをSUV風に仕立て直して売り切ろうという事情が見え隠れするが、その結果出てきたモデルは魅力的で、クルマを道具として使い倒す多趣味のファミリーに選ばれれば、真価を発揮するのではないだろうか。

クロスオーバー7・スペック

【 2.5i アイサイト 】
全長×全幅×全高=4780mm×1800mm×1670mm
ホイールベース=2750mm
駆動方式=4WD
車両重量=1620kg
エンジン=2.5リッター水平対向4気筒DOHC
最高出力=127kW(173ps)/5600rpm
最大トルク=235Nm(24.0kg-m)/4100rpm
トランスミッション=リニアトロニック(CVT)
サスペンション=前:マクファーソンストラット
        後:ダブルウィッシュボーン
タイヤサイズ=215/50R17
JC08モード燃費=13.2km/L
使用燃料=レギュラーガソリン
車両本体価格=275万4000円
発売日=2015年4月16日

レヴォーグにも細やかな改良の手

自動車の衝突安全性をテストする「JNCAP(自動車アセスメント)」を実施する国土交通省と独立行政法人「自動車事故対策機構」は、最近増えてきた被害軽減ブレーキなどの先進安全技術の性能テストを始めた。

項目は「被害軽減ブレーキ」と「車線はみ出し警報」、それに「総合評価」。好成績を記録したクルマを「ASV(先進自動車)」、非常に好成績だったクルマを「ASV+」として評価しているが、そのテストでアイサイトが備わったスバル車は軒並み満点か満点に近い高得点をマークして、次々にASV+の称号を手にしている。

レヴォーグも満点を記録してASV+を獲得した一台だが、スバルは手綱を緩めることなく、主力車種のレヴォーグに「アドバンスドセイフティパッケージ」というさらなる安全装備をオプション設定した。

これは、ドアミラーで目視しにくい斜め後方の車両を検知し、ドアミラー内のLEDランプを点滅させることでドライバーに注意を促す「スバルリヤビークルディテクション」、ドライバーから死角となる車両左前部(フロントフェンダー周辺)を左ドアミラーに搭載されたカメラで撮影し、映像をモニターに表示する「サイドビューモニター」、ハイビームとロービームを自動的に切り替える「ハイビームアシスト」、走行中に前方車両との距離を検知するアイサイトの作動状況を、ドライバー正面のフロントウインドウ下部にランプを点灯させて知らせる「アイサイトアシストモニター」の4つの機能がパッケージされたもの。

なお、レヴォーグは4月の改良でアイサイトが全車標準となった。さらにエントリーグレードの「1.6GT アイサイト」の燃費を0.2km/L向上(17.6km/L)し、GT系のサスペンションに新ダンパーを採用して乗り心地を向上させるなど、細やかな改良の手を加えている。

レヴォーグ・スペック

【 1.6GT アイサイト 】
全長×全幅×全高=4690mm×1780mm×1485mm
ホイールベース=2650mm
駆動方式=4WD
車両重量=1530kg
エンジン=1.6リッター水平対向4気筒DOHC・直噴ターボ
最高出力=125kW(170ps)/4800-5600rpm
最大トルク=250Nm(25.5kg-m)/1800-4800rpm
トランスミッション=リニアトロニック(CVT)
サスペンション=前:マクファーソンストラット
        後:ダブルウィッシュボーン
タイヤサイズ=215/50R17
JC08モード燃費=17.6km/L
使用燃料=レギュラーガソリン
車両本体価格=277万5600円
発売日=2015年4月21日


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