日本の軽とは別物! インド版「アルト」の実力国内ではダイハツとしのぎを削り、軽自動車専業メーカーというイメージが強いスズキだが、インドでの高評価が示すように、海外に目を向ければ数多くの車種を展開するグローバルメーカーだ。 今回は「国内導入すれば大ヒット間違いなし」と思える、スズキの海外市場向けモデル5台と、その驚きの現地価格を紹介する。 まずは、リーズナブルなコンパクトカー「アルト」だ。 「アルトなら日本でも売っている」と思うかもしれないが、ここで紹介するのはインドで販売されている1.0Lガソリンエンジン搭載のコンパクトハッチで、日本の軽自動車版アルトとは別物である。 2022年に登場した現行型は、全長3530mmと扱いやすいサイズながら(軽自動車は3400mm以下)、キャビンや荷室を先代より拡大。さらにApple CarPlayやAndroid Autoに対応するディスプレイオーディオも搭載する。 それでいて価格は42万3000ルピー(約70万9000円)からという安さ。物価高に悩む日本でも大いに歓迎されそうだ。 次はコンパクトSUV「エスプレッソ」。2019年にデビューした現行型は、前述のアルトと同じプラットフォームを採用し、全長3565mmというサイズから「アルトのSUV版」と考えてよいだろう。 SUVらしい樹脂パーツでオフ感を演出した外観や、頭上に余裕を持たせた室内空間など、魅力は十分。それでいて価格は42万6500ルピー(約71万5000円)からとリーズナブル。 もし国内導入されれば、トヨタ「ライズ」(全長3995mm)などと好敵手になりそうだが、そもそも価格は半額以下の激安だ。 <次のページへ続く> #スズキ #アルト #エスプレッソ #ライズ #グランドビターラ 国内モデルより車格や装備で割安感。ヒットもある?3台目は7人乗りミッドサイズSUV「XL7/XL6」だ(全長4450mm)。 「スズキがそんな大きなクルマを?」と思うかもしれないが、初代XL7はかつて国内で販売されていた「グランドエスクード」の海外仕様であり、日本とも縁がある。 現行の3代目は1.5Lガソリンエンジンを搭載し、2020年にデビュー。7人が快適に乗れる広い室内に加え、マイルドハイブリッドによる滑らかな走りも魅力だ。 なお、インドでは6人乗り仕様「XL6」も販売されており、価格は119万3000ルピー(約200万円)からとなっている。 4台目は懐かしいネーミングの「バレーノ」(全長3990mm)。 2016年から4年間だけ、初代モデルが国内販売されていたが、日本では軽自動車中心のブランドイメージが災いしてか、販売は伸びなかった。だがインドでは初代に続き、2022年登場の2代目もヒットを記録している。 全長は「スイフト」よりやや大きいBセグメントハッチで、グローバルモデルらしい洗練されたデザインが特徴。価格は67万4000ルピー(約113万円)からと手頃で、日本再導入を期待したくなる。 最後の5台目は、スズキのフラッグシップSUV「グランドビターラ」(全長4345mm)。 全長4345mmとサイズはコンパクトSUVの範疇ながら、外観はフラッグシップらしい高級感。ワイヤレス充電やフルハイブリッドといった装備も日本市場にマッチする。 価格は114万2000ルピー(約191万円)からと内容を考えれば非常に割安。最上級グレードは206万8000ルピー(約347万円)とさすがに高額で、現地では富裕層向けのクルマと位置付けられている。 紹介した5台はいずれも価格以上の価値を持ち、日本市場に導入されれば割安感から注目されそうなモデルも多い。 物価高で新車が手の届きにくい今こそ、スズキには海外戦略車の国内投入を真剣に検討してほしいところだ。 (終わり) (写真:スズキ) |
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