次期型のデビュー時期は2025年末から2026年前半2020年のデビューから5年が経った今も、SUVの「ヤリスクロス」とともに登録車ランキング首位が定位置となっているトヨタ「ヤリス」。現行の4代目からは、車名を「ヴィッツ」から日本でもグローバルな「ヤリス」に統一し、お手頃な価格とシャープなデザインで高い人気を保っている。 2024年1月には、グリルデザインの変更や一部グレードへのデジタルメータークラスター採用などの改良を受けたが、モデルライフも終盤に入り、いよいよフルモデルチェンジへの関心が高まっている。 今回は、次期ヤリスについて現時点で分かっている情報をまとめてみた。この時期、現行型を買うより次期型を待ったほうがいいのか? まず、次期型のデビュー時期だが、公式発表はされていないものの、2025年末から2026年にかけてと予想されている。時期的には、すでに開発は最終段階に入っているはずだ。 次期ヤリスでもっとも注目されるのはパワートレーン。2024年の東京オートサロンで、豊田章男会長が開発を明らかにしたコンパクトな新エンジンが初搭載される見通しだ。 この新エンジンは1.5リッターと2リッターの排気量を持つ直列4気筒ガソリンユニットで、1.5リッターは自然吸気とターボ、2リッターはターボのみがラインナップされる予定だ。コンパクトカーのヤリスには1.5リッター版が搭載されるだろう。 <次のページへ続く> #トヨタ #ヤリス #新型 #ヤリスクロス #ヴィッツ 次期「ヤリス」最大の注目ポイントは新開発エンジントヨタの経営幹部が「エンジンリボーン」という言葉を使っているように、この新型4気筒ユニットは電動化を前提に小型化・高効率化が図られており、現行ヤリスが搭載する3気筒ユニットと比べて、洗練度の向上が期待できる。 次期ヤリスはエクステリアも最新のトヨタスタイルになるはず。具体的には、フロントマスクに「プリウス」や「クラウンスポーツ」と同じハンマーヘッドスタイルが採用され、現行型のスポーティなデザイン路線がさらに強調されることで、Bセグメントハッチの中でも、より尖ったスタイリングになる可能性が高い。 装備も大幅にアップデートされるだろう。例えば、現行型では一部グレードのみのデジタルメータークラスターは全車標準になり、旧式の手引き式サイドブレーキは電動パーキングブレーキに改められる見込みだ。さらに、グレードによってはスマホの置くだけ充電機能も搭載されるだろう。 一方、一部のファンが懸念しているのは、現行型のガソリン車「G」グレードに設定されているマニュアルトランスミッションが廃止されるのではないかという点だ。 この点については、新型のパワートレーンがすべて電動化されることもあり、トランスミッションは高効率なCVTのみになる可能性が高い。ただし、コアファン向けの「GRヤリス」には引き続きマニュアルが設定されるだろうから、どうしても手動変速にこだわる人はそちらを選べばいい。 <次のページへ続く> 気になる価格は大幅アップ?このように刷新される結果、車両価格は上昇すると予想される。 純ガソリンエンジンが設定されなくなるため、電動化による価格上昇だけで20万円程度は見込む必要があり、資材高騰分も含めると平均でプラス30万円程度の値上げ幅になるかもしれない。 つまり、現行のスタート価格が160万円台半ばであるのに対し、次期型は190万円程度からになると考えられる。 最後に、次期型を待つべきか、現行型を今買うべきかという点だが、「とにかく安く買いたい人」や「街乗りでもマニュアルがいい」という人には、今後ますます希少性が高まる現行型をおすすめしたい。 逆にそうでない人には、大幅な進化を果たす新型を待つことを勧めたい。最近のトヨタ車はモデルチェンジのたびに驚くほど進化しているが、ヤリスについても進化の度合いは大きく感じられそうだ。 (終わり) (写真:トヨタ) |
GMT+9, 2025-9-1 10:03 , Processed in 0.053115 second(s), 17 queries .
Powered by Discuz! X3.5
© 2001-2025 BiteMe.jp .