現在もっともハイパワーな国産車は?クルマの加速性能や最高速度を測るうえで、最高出力は重要な指標です。 公道においては、その性能をすべて使い切れるわけではなくとも、高出力エンジンを搭載したクルマに強い魅力を感じる人も多いことでしょう。 かつてはレクサス「LFA」といった500馬力を超えるモデルも販売されていましたが、現在は生産を終了しています。また、ハイパワーマシンとして長らく販売され続けてきた日産「GT-R」も、現在は新規注文の受付を終了しています。 では、現在の最高出力上位5台はどのようなクルマでしょうか。2025年8月現在、国産エンジン車のなかから、馬力ランキングトップ5のクルマを紹介します。 #LFA #レクサス #馬力 #ハイパワーエンジン #排気量 【第1位】レクサス IS500 F SPORT Performance(481ps)第1位は481psの5.0L V型8気筒エンジンを搭載した「レクサス IS500 Fスポーツパフォーマンス」です。 IS500の「2UR-GSE」エンジンは、最高出力481psを7100rpmの高回転で発揮し、最大トルクは4800rpm時に535Nmにも達し、トランスミッションは8速ATが組み合わされます。 エンジンは燃料直接噴射とポート噴射を併用するだけでなく、チタン製吸排気バルブや鍛造クランクシャフトを採用するなど高回転高出力化が図られていることに加え、アメリカンV8エンジンと同じクロスプレーンでありながら、フラットプレーンのような澄んだエンジンサウンドを発する点も「2UR-GSE」の大きな特徴です。 IS500 Fスポーツパフォーマンスの新車価格は850万円。同じエンジンを搭載した2ドアクーペであるレクサス「RC F」はすでに販売を終了しており、ISもハイブリッドエンジンの後輪駆動モデル「IS300h」を除いて2025年11月での生産終了が予定されています。 【第2位】 レクサス LC500(477ps)第2位は、レクサス 「IS500」と同じ5.0L V型8気筒「2UR-GSE」エンジンを搭載した「レクサス LC500」および「レクサス LC500コンバーチブル」です。 最高出力はIS500にやや劣る477psですが、特筆すべきは専用にチューニングされたそのエキゾーストサウンドにあります。排気システムに可変バルブを備え、流路を切り替えることで発進時や加速時にはIS500よりも迫力あるサウンドを発しつつ、ラグジュアリークーペとしての静粛性も両立させています。 ただし、LC500のトランスミッションはIS500とは異なり10速ATです。 美しいクーペフォルムと、心地よいV8エンジンのサウンドの躍動感と高揚感がLC500の魅力と言えるでしょう。 LC500の新車価格は1410万円〜1493万円。コンバーチブルモデルは1555万円です。 【第3位】レクサス LS500 (422ps)第3位は、レクサスのフラッグシップセダン「LS500」です。 搭載される3.5L V型6気筒ツインターボエンジン「V35A-FTS」は、6000rpmで最高出力422ps、1600〜4800rpmの低回転で600Nmの最大トルクを発揮します。 大トルクのターボエンジンと10速ATとの組み合わせにより、車重2tを超える車体を高レスポンスかつ伸びやかに加速させる性能を備えていながら、WLTCモード10.1km/L(2WD)の優れた燃費性能がLS500の特徴です。 高出力だけでなくタービンによる排気音抑制効果も備えた「V35A-FTS」は、現代的なラグジュアリーカーにふさわしいパワーユニットと言えるでしょう。LS500の新車価格は1094万円〜1564万円(LS500hは1240万円〜1799万円)です。 【第4位】フェアレディZ NISMO(420ps)第4位は、標準モデルから420psにパワーアップされた「フェアレディZ NISMO」です。 搭載される3.0L V型6気筒ツインターボエンジン「VR30DDTT」は、過給圧アップや「GT-R NISMO」向けに開発された気筒別点火時期制御などの導入により、標準モデルの最高出力405psから420ps/6400rpmへ、最大トルクは475Nmから520Nm/2000〜5200rpmへと向上。 そのほかインタークーラーの性能強化や、専用バンパーの採用によって冷却効率も引き上げられるほか、標準モデルと同じ9速ATも内部クラッチプレートの枚数増加によりシフトレスポンスの向上などが図られています。 フェアレディZ NISMOの新車価格は930万2700円です。 ほぼ同様のパワートレインを搭載した1000台限定の「スカイライン NISMO」(3008万5000円~)は、すでに注文受付を終了しています。 【第5位】レクサス LX600(415ps)第5位は、最高出力415psのレクサス「LX」です。 搭載エンジンはレクサス「LS500」と同形式の3.5L V型6気筒ツインターボ「V35A-FTS」ですが、1600〜4800rpmだった最大トルクの発生回転数が2000〜3600rpmに変更され、最高出力もやや低い415psとなっています。 その代わり、LS500のエンジンをさらに50Nm上回る650Nmの強大なトルクを発揮し、2.5tを超える重い車体を軽快に加速させることが可能です。 このエンジン性能の調整は、オフロード走行で重要なエンジンレスポンスを高めつつ、ラグジュアリーSUVとして高いオンロード性能も求められるLXに合わせたチューニングといえるでしょう。 LXの新車価格は1450万円〜2000万円(LX700hは1590万円〜2100万円)です。 なお、同様のパワートレインを搭載するトヨタ「ランドクルーザー300」のガソリンモデルは、現在注文停止となっています。 (終わり) (写真:レクサス、日産) |
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