トヨタの本格スポーツカー「GR86」が一部改良2025年7月15日、トヨタは「GR86」の一部改良を行いました。 GR86は、トヨタが販売する後輪駆動の本格スポーツカーです。従来モデルである「86(ZN6型)」は2012年に登場し、2021年にGR86(ZN8型)に刷新されました。 ドライバーが意のままに操る感覚を重視しFRレイアウトを採用し、日常のドライブからサーキット走行まで楽しむことができる点が高く評価されています。 今回の一部改良では、モータースポーツから得られた知見を活かし、万が一エンジンが故障した際の安全性が向上しました。具体的には、エンジンの点火系回路に異常が発生した場合でも、問題のある気筒だけを停止させることで、エンジン全体が停止するリスクを低減し、安全な場所まで退避できるようになりました。 では実際に、GR86の魅力はどこにあるのでしょうか。販売店に聞きました。 #GR86 #スポーツカー #トヨタ #GR #クーペ 「GR86」の魅力は“価格”GRモデルの販売店であるGRガレージの担当者は、GR86の魅力について次のように話します。 「GR86は他社のスポーツカーと比べても、価格面で支持されるモデルだと感じています。 エントリーモデルは293万6000円から購入可能で、先代『86』から引き継がれる良さである、手頃な価格で純粋に運転の楽しさを体感できる点が魅力です。 姉妹車である『BRZ』と比較すると、GR86の購入層は若い人が多い印象です。 現行のE型(今回改良を受けた最新型)は、お客様から『初代86と比べて走行時の乗り心地が滑らかになった』という声も多く、運転する楽しさと安心感の両立が評価されていると感じます」 GR86の現在の納期について、前出の担当者は次のように話します。 「GR86は、全てのグレードで注文を受け付けていますが、基本的に受注生産のため、納車までに通常3〜4か月程度お待ちいただく必要があります。 エントリーモデルである『RC』(293万6000円~)は、エンジンルームカバーやマフラーカッターが装備されていないシンプルな仕様です。そのため、カスタムを行い自分好みに仕上げるお客様が多い傾向です。 一方、カスタムを行わずそのままの仕様で楽しむ方は、『RZ』(351万8000円~)を選ばれることが多く、こちらは18インチアルミホイールが装着されるほか、装備や機能面も充実しています。 なお、毎年8月や9月頃に年次改良が実施されるため、その数か月前から受注が一時的に停止されます。そのため、年次改良前の期間は新規購入が難しくなる場合がある点も注意いただきたいポイントです」 新型「プレリュード」の半額という驚異のコスパ感このようにGR86は、手頃な価格で本格的な走りを楽しめることでその地位を確立しています。 実際に、2025年上半期における販売台数では4037台と、スポーツカーの中では好調を維持しています。 今回の改良に対して、インターネット上では、「モデル終了までエクステリアの変更はないのだろうか」といった意見が寄せられています。 また、「新型『プレリュード』が600万円台といわれるなか、価格改定後でも約半額のGR86は購入意欲が湧く」といった指摘もあり、価格と性能のバランスに対する評価も高いことがうかがえます。 トヨタから新型モデルに関する正式な情報はまだないですが、新型でも「手の届きやすいコンパクトFRスポーツ」というコンセプトが維持されるかにも注目が集まります。 (終わり) (写真:トヨタ、スバル、ホンダ) |
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