【ガチンコ】ゴルフGTI史上最速の「エディション50」登場。325ps/420NmでシビックタイプRと真っ向勝負 ...

ゴルフGTI50周年記念車「エディション50」登場

フォルクスワーゲンは、「ゴルフ GTI」誕生50周年を記念する特別仕様車「ゴルフ GTI エディション50」を正式に発表しました。

このアニバーサリーモデルには、最高出力325psを誇るパワフルなエンジンに加え、チタン製エキゾーストや強化シャシーなどを含むオプション「パフォーマンスパック」が用意されています。

これにより、歴代GTIの中でも群を抜く動力性能と装備を備えたエディション50は、ホンダ「シビック タイプR」や「ゴルフR」といったライバル車の選択肢を揺るがす存在と言えるでしょう。

＞＞【画像】特別仕様車「ゴルフ GTI エディション50」をチェックする

【あわせて読みたい記事】
＞＞【復活】新型RVRが2026年に登場へ/a>
＞＞【衝撃】新型リーフにクーペモデルの噂
＞＞【胸熱！】「ミライース GRスポーツ」今秋登場へ

2.0Lターボは325ps／420Nmを発揮

1980年代から続くGTIアニバーサリースペシャルシリーズの最新作となるこのモデルの目玉は、フォルクスワーゲンの定番である2.0L直列4気筒ターボエンジンの改良版です。

欧州仕様のノーマルGTIでは265ps、クラブスポーツ仕様では300psですが、エディション50ではついに325psに到達。これはゴルフRの333psにも迫る数値です。

最大トルクは420Nmに達し、ノーマルGTIの370Nm、クラブスポーツの400Nmを凌ぎ、ゴルフRと同等のトルクを発揮します。

駆動方式はFF（前輪駆動）のままですが、7速DCTを介して、0-100km/h加速は5.5秒を実現。ノーマルGTIの5.9秒、クラブスポーツの5.6秒、そしてシビック タイプRの5.4秒に肉薄する俊足ぶりです。

もちろん、4WDのゴルフ Rは0-100km/h加速で4.6秒と一歩先を行きますが、エディション50は軽量な分、高速域での伸びが期待されます。

フォルクスワーゲンのテストデータでは、200km/h（124mph）までの加速で、クラブスポーツRを1.6秒も上回っており、本当の実力は60mph（約96km/h）を超えたあたりから見えてくるとのことです。

なお、最高速度は「おそらく270km/h（168mph）に制限される」とVWは曖昧なコメントを出しており、これも話題となっています。

＞＞【画像】特別仕様車「ゴルフ GTI エディション50」をチェックする

【あわせて読みたい記事】
＞＞【復活】新型RVRが2026年に登場へ/a>
＞＞【衝撃】新型リーフにクーペモデルの噂
＞＞【胸熱！】「ミライース GRスポーツ」今秋登場へ

狙いは万能型、走り特化にはパック必須

エディション50には、専用のバッジ、ブラック仕上げのルーフやミラーキャップ、テールパイプ、サイドストライプ、そしてレッドのアクセントが映える19インチクイーンズタウンアロイホイールが装着され、他のGTIとの差別化が図られています。

ボディカラーはホワイト、グレー、ブラックに加え、モスグリーンとトルネードレッドという2色の特別色も選択可能。

内装では、チェック柄のトリム付きスポーツシートや、マット、シルフィニッシャー、シート、ホイールに施されたエディション50ロゴが特別感を演出します。

エディション50は、GTIの中で唯一DCCアダプティブダンパーを標準装備しており、車高も5mmダウン。パワーステアリングと電子制御LSDには専用ソフトウェアチューニングが施されています。

ただし、フォルクスワーゲンはこのモデルを「サーキット仕様」ではなく、「万能型オールラウンダー」と位置づけており、サーキット向けの仕様にするにはオプションのパフォーマンスパックが必要です。

＞＞【画像】特別仕様車「ゴルフ GTI エディション50」をチェックする

【あわせて読みたい記事】
＞＞【復活】新型RVRが2026年に登場へ/a>
＞＞【衝撃】新型リーフにクーペモデルの噂
＞＞【胸熱！】「ミライース GRスポーツ」今秋登場へ

ニュルで市販VW史上最速ラップを記録

今月初めには、ホワイトのエディション50（パフォーマンスパック装着車）をドライブしたベニー・ロイヒターが、ニュルブルクリンクで7分46秒13というラップタイムを記録。この記録は、GTIおよびVWバッジを掲げた市販車の中で、史上最速であることを証明しました。

ただし、2016年型GTIクラブスポーツSが保持していた最速FFの座は、2023年にホンダ「シビック タイプR」が記録した7分44秒881により、残念ながら更新されてしまいました。

エディション50の価格はまだ公表されていませんが、生産は2025年後半に開始され、納車は2026年初頭を予定しています。

シビック タイプRの米国価格が4万5895ドル（約667万円）であることを考慮すると、エディション50はそれよりも価格を抑えてくる可能性が高いと見られています。

GTIファンにとって、シビック タイプRとの最終決戦が近づいているのかもしれません。

（終わり）

（写真：APOLLO NEWS SERVICE、フォルクスワーゲン）

＞＞【画像】特別仕様車「ゴルフ GTI エディション50」をチェックする

【あわせて読みたい記事】
＞＞【復活】新型RVRが2026年に登場へ/a>
＞＞【衝撃】新型リーフにクーペモデルの噂
＞＞【胸熱！】「ミライース GRスポーツ」今秋登場へ