「ZR-V」が一部改良。新塗装採用で価格改定5月19日、ホンダは「ZR-V」の一部改良を発表しました。 ZR-Vは2023年4月に登場したモデルで、クーペのように流れるようなシルエットや、欧州車を思わせる上質な内装が特徴です。発売以来、その洗練されたデザインと高い質感が評価され、幅広いユーザーから支持を集めてきました。 今回の改良では、これまで「シビック RS」や「フリード」に採用されていた新開発の外装塗料がZR-Vにも導入されました。この塗料は従来の「アクリルメラミン塗料」から進化したもので、光沢感が増し、耐候性も約1.5倍に向上しています。 一方で、原材料費や物流コストの上昇により、車両価格は全グレードで一律7万5900円の値上げが実施されます。改良モデルの受注は5月29日から始まっていて、発売は7月3日を予定しています。 この改良を受けて、販売店ではどのような反応があるのでしょうか。 >>【走りも好評】一部改良された「ZR-V」を写真で詳しくチェックする ◎あわせて読みたい: 新塗装は好評。リセールの高さも人気の理由現時点でのZR-Vの反響について、都内のホンダ販売店担当者は、次のように話します。 「今回の新塗装は、お客様から非常に好評をいただいています。特に赤の塗装については、かつて『色あせやすい』という印象を持たれていた方が多く、今回の改良でその不安が払拭されたと感じています。 また、人気のグレードとしては、『e:HEV Z』です。下位グレードの『e:HEV X』にオプションを追加すると価格差が縮まることから、最初から上位モデルを選ぶユーザーが多いようです。 特に『フォグライト』は人気の装備です。アウトドアに出かける方など、実用性重視のユーザーには高い割合で選ばれています。 さらに、ZR-Vはリセールバリューの高さも大きな魅力です。 海外での需要も根強く、7~8年乗ったあとでも一定の価格が期待できます。今の円安傾向も追い風となり、輸出市場での価値も維持されやすいため、乗り換えを前提とした購入検討者からも関心が高いと感じます」 >>【走りも好評】一部改良された「ZR-V」を写真で詳しくチェックする ◎あわせて読みたい: “走りの良さ”もオーナーに好評前出の販売店の担当者は、競合と差別化されているポイントや納期について、次のように話します。 「当店のスタッフがサーキットでZR-Vとトヨタ『ハリアー』を乗り比べたところ、ZR-Vの足まわりや操縦安定性に驚いていました。実際のお客様からも『運転のフィーリングが良い』との声を多くいただいています。 また、同クラスのマツダ『CX-5』から乗り換えられるお客様も増えています。CX-5はここしばらく大きな改良がなく、“新しさ”を求める方がZR-Vを選ばれる傾向にあります。 納期に関しては、新塗装のモデルはすでに受注可能ですが、納車は正式には未定となっています。公式発表にもある通り、7月発売予定なので、2025年内の納車は見込める状況です。 一方で、値上げを避けたいユーザーの一部は、あえて改良前のモデルを選ぶ動きもあります。当店では、改良前モデルの在庫は残り6台とのこりわずかなため、こだわらない方であれば、こちらも早めのご検討をおすすめしています」 このようにZR-Vは、新開発の塗装が注目されている一方で、走行性能の高さにも多くの反響が寄せられています。今後も、競争の激しいミドルサイズSUV市場において、堅調で安定した販売を維持できるか、引き続き注目が集まりそうです。 (終わり) (写真:ホンダ、トヨタ、マツダ) >>【走りも好評】一部改良された「ZR-V」を写真で詳しくチェックする ◎あわせて読みたい: |
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