「ZR-V」一部改良にSNSでの反応は?2025年5月19日、ホンダは「ZR-V」の一部改良を発表しました。 2023年4月に登場したZR-Vは、「上質とスポーティの融合」をコンセプトに掲げ、クーペ風のエクステリアや、欧州車を思わせる上質な内装が特徴です。また、安全運転支援システム「ホンダセンシング」を標準装備し、扱いやすいボディサイズと質感のバランスから高い注目を集めました。 今回の一部改良では、「シビック RS」や「フリード」にも採用されている新開発の外装塗料が導入されました。従来の「アクリルメラミン素材」から進化したことで、ボディのツヤ感が増し、耐久性は従来比で1.5倍以上に向上しています。 さらに、原材料費や物流費の高騰を受けメーカー希望小売価格が改定され、全グレードで一律7万5900円の値上げとなりました。改良後モデルの受注は5月29日から、販売は7月3日より開始される予定です。 では、この改良に対してSNSではどのような声が上がっているのでしょうか。 >>【一部改良】された「ZR-V」を写真で詳しくチェックする ◎あわせて読みたい: 新塗装には好意的な声が多いZR-Vに新たに採用された塗装について、SNSでは好意的な声が多く寄せられています。 SNS上では「レッド系はクリア層の劣化でピンク色に変色しやすかった」といった指摘が寄せられています。だからこそ、今回の塗装耐久性の向上には「耐久性が上がるのはありがたい」と前向きな反応が多く、改良への期待の高さがうかがえます。 こうしたユーザーの反応からは、見た目の美しさだけでなく、経年劣化に対する耐性の強化が購買意欲を後押しする重要な要素になっていることが読み取れます。今回の改良は、ZR-Vの価値を高める内容として、既存のユーザーだけでなく新規層にも好意的に受け入れられているようです。 >>【一部改良】された「ZR-V」を写真で詳しくチェックする ◎あわせて読みたい: 「一部改良というより値上げがメイン」と厳しい声も一方で、価格改定については否定的な声も多く見られました。 たとえば、「ハイブリッド車の『Z』(4WD)を購入した当時は411万9500円(※編集部注:発売当初の価格)だったのに、いまでは同じグレードが445万5000円…。30万円以上も値上がりしたと思うと、正直不安です」といったコメントが見られました。 また、「ZR-Vは価格以上の価値が魅力のクルマだったのに、今回の値上げで『フォレスター』や『エクストレイル』との差別化が難しくなったのでは」といった懸念の声も寄せられています。 さらに、「一部改良というより、値上げがメインという印象。たとえばマイナーチェンジで『Honda SENSING 360』が搭載されていれば前向きに検討したが、装備が変わらないまま価格だけが上がるのなら今回は見送る」という厳しい意見もありました。 もちろん、昨今の原材料費や物流費の高騰といった外的要因を考慮すれば、「ある程度の価格改定はやむを得ない」という理解を示す声もあります。とはいえ、ユーザーの多くが装備と価格のバランスを重視していることも、今回の反応から明らかになったと言えるでしょう。 >>【一部改良】された「ZR-V」を写真で詳しくチェックする ◎あわせて読みたい: 販売は引き続き堅調か今回の一部改良について、ある業界関係者は次のように話しています。 「今回の改良が比較的小規模にとどまった背景には、戦略的および商品的な理由があると考えられます。 ZR-Vは発売からまだ2年弱というタイミングであり、モデルとしての完成度も高いため、大きな変更を加える必要がなかったのでしょう。そもそもホンダの場合、“一部改良”とは、フルモデルチェンジの中間地点で行われる改良(マイナーチェンジ)とは異なり、販売促進や市場の反応を見ながら、最小限の手直しを行う位置づけにあります。 実際、ZR-Vは2024年の年間販売台数が4万1513台と、爆発的とは言えないものの、堅調で安定した販売を維持しています。そのため、現時点で大きな仕様変更に踏み切るリスクを取る必要はなく、結果的に“値上げがメイン”という印象になってしまったのかもしれません」 今回の一部改良は小規模にとどまりましたが、今後のマイナーチェンジやフルモデルチェンジでどのような変更が加えられるのか、引き続き注目が集まりそうです。 (終わり) >>【一部改良】された「ZR-V」を写真で詳しくチェックする ◎あわせて読みたい: (写真:ホンダ、スバル、日産) |
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