新型BEV「N7」が中国でデビュー後、大ヒット!日産と東風汽車の合弁会社、東風日産は4月27日、新型BEV(バッテリーEV)「N7」を中国市場で発売しました。日産は今後、2027年までに9モデルの新エネルギー車(NEV)を投入すると発表していますが、N7はその第一弾となる注目モデルです。 N7には、東風日産が独自に開発したBEV専用プラットフォームが採用されており、ボディサイズは全長4930mm×全幅1895mm×全高1487mm。中国で人気のDセグメント級(全長約5m)のセダンに分類されます。 シンプルかつエレガントなエクステリアデザインは“黄金比”を意識したとされ、知性と気品を漂わせる外観に仕上がっています。インテリアには15.6インチの2.5K高精細センターディスプレイ、大型パノラマルーフ、さらに冷温庫を備えたセンターコンソールなど、中国市場のニーズを反映した豪華装備が並びます。 N7は2種類のバッテリーを用意し、CLTCモードにおける航続距離はそれぞれ510kmと635kmとなっています。そして、驚くべきは約240万円(11万9900元)から約300万円(14万9900元)というその価格です。 このような充実した装備と優れたコストパフォーマンスが評価され、N7は発売からわずか1か月で中国国内において1万7215台の受注を獲得しました。そんなN7に対し、日本のインターネットユーザーはどのようなコメントをしているのでしょうか。 >>【デザインも好評】日産「N7」を写真で詳しくチェックする ◎あわせて読みたい: 驚きのコスパにネット民騒然N7に対するネット上のコメントで最も目立つのは、やはりその圧倒的なコストパフォーマンスです。 たとえば、「トヨタの『クラウンセダン』よりも洗練されたデザインに見えるし、200万円台で買えるなら、そりゃ売れるよなと思う。これは中国で人気が出るのも納得。正直、日本にも導入してほしい」「中国では、日産『アリア』もかなり割安で売っているけど、あまり売れていないと聞く。でもN7は違う。航続距離が500キロ超で、価格が240万円台~というのはちょっと信じられない。このスペックで本当に利益が出ているのか心配になるレベル」といったコメントも見られます。 価格だけでなく、「世界で十分通用するデザイン。かっこよく、それでいて嫌味もない」「“センスのいい父親”が似合いそうな車だと思う」など、デザインに対する肯定的な声も多く見られました。 さらには、「これは日産の業績回復につながるはず」と、苦戦が続く日産に対する期待感をにじませたコメントも投稿されています。 >>【デザインも好評】日産「N7」を写真で詳しくチェックする ◎あわせて読みたい: 評価上々…でも「中国製」に懸念の声もN7に関してネガティブなコメントは少なく、あっても「ボディサイズが大きすぎる」といった指摘にとどまっています。 一方で、N7は日産が全面的に開発したモデルではなく、中国の自動車メーカーの東風汽車が中心となって開発したという背景に着目する声も多く見られました。 具体的には、「日本で売られている日産車とデザインが大きく違うと思ったら、現地のデザインチーム主導なのね。もう日産の技術力だけではいいクルマを作れなくなっているのでは…」「これから先、中国はどんどん安くていいクルマを作れるようになると思うし、その流れに日本がついていけなくなる未来が見える」といった厳しい声も目立ちます。 また、「N7が売れているといっても、日産が実際に得る利益はごくわずかなのでは」と懸念する声もありました。 >>【デザインも好評】日産「N7」を写真で詳しくチェックする ◎あわせて読みたい: 中国製BEV「N7」は日本に入ってくるのか?N7のように、中国メーカー主導で開発されたモデルを、日本メーカーのブランドで販売するという形は、今後さらに増えていくと見られています。実際、インターネット上には「N7が日本で買えるようになったらうれしい」「この価格帯で出てきたら、競合はかなり焦るはず」という期待の声が目立ちました。 現時点では、N7の日本導入については、日産から公式なアナウンスはありません。しかし、最近では中国生産モデルが日本を含む海外市場に輸出されるケースも増えており、実際にBYDは日本市場への参入を進めています。 仮にN7が日本でも発売され、中国と同等の価格で手に入るようになれば、日産の“起死回生の一手”となるだけでなく、日本のBEV普及を大きく後押しする可能性すらあるかもしれません。 (終わり) >>【デザインも好評】日産「N7」を写真で詳しくチェックする ◎あわせて読みたい: (写真:日産、BYD、トヨタ、レクサス) |
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