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【覚えてますか?】荷室に“専用バイク”を搭載する「シティ」はホンダの天才的発想から生まれたコンパクトカー ...

2025-4-5 15:00| post: biteme| view: 719| コメント: 0|著者: 文:横田 宏近

摘要: 個性的で楽しいルックスとモトコンポ 1980年代のホンダは、次々と新鮮なモデルを送り出していた。中でも初代「シティ」は、独自のパッケージングで広い室内と明確な個性を主張し、多くの人を魅了した。かつてホンダ ...

【覚えてますか?】荷室に“専用バイク”を搭載する「シティ」はホンダの天才的発想から生まれたコンパクトカー

個性的で楽しいルックスとモトコンポ

1980年代のホンダは、次々と新鮮なモデルを送り出していた。中でも初代「シティ」は、独自のパッケージングで広い室内と明確な個性を主張し、多くの人を魅了した。

かつてホンダは、人をワクワクさせる天才だった。1981年10月に登場した初代シティも、そんなホンダの魅力を凝縮した代表的な存在である。

初代シティは、ホンダ独自の「MM思想(メカミニマム、マンマキシマム思想)」を徹底し、限られた外寸から最大の居住スペースを獲得するため、全高1470mmのトールボーイデザインを採用した。

それはまさにマジックだった。全長はわずか3380mm。現在の軽自動車よりも短いサイズながら、高さ方向に余裕を持たせることでデッドスペースをなくし、大人4名がゆったりとくつろげる居住スペースと実用的なラゲッジスペースを確保したのだ。

しかも、抜群のデザインセンスでコンパクトカーならではの「楽しい雰囲気」を全身で発散していた。ファニーなフロントマスク、ステーの長い昆虫のようなフェンダーミラー、塊感のあるフォルム。シティのルックスは、クラスレスの雰囲気を発散していた。さらに、ラゲッジにぴったり収まる専用設計のモトコンポ(50ccの折り畳み式原付バイク)まで用意されていた。

シティは発表と同時に話題となり、乗ることがシンプルな生活を指向するオーナーのライフスタイルの表現となった。効率を重視した新開発の1.2L直列4気筒ガソリンエンジンは、パワーと燃費を高次元で両立させた。ここでも時代を先取りしていた。

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#シティ #ホンダ #ブルドッグ #BEV #シティターボ #旧車

スパイシーな走りのターボモデル

ホンダは、シティを単なるベーシックカーに終わらせることなく次々と話題作を投入し、フレッシュなイメージを持続させた。その第一弾が1982年9月に発表されたターボだった。

ホンダ初の電子制御燃料噴射装置「PGM-FI」と、IHI製ターボを組み合わせたスパイシーなモデルで、100psの最高出力を発揮した。圧倒的な瞬発力とキビキビとしたハンドリングで、若者のアイドル的存在となった。ボンネットのパワーバルジ、非対称グリル、専用チューンの足回り&ブレーキを採用し、とにかく走ることが楽しいクルマに仕上げていた。

そして、そのターボの魅力をさらに鮮明にした究極モデルが、1983年10月に登場した「ターボII」だった。パワーユニットにインタークーラーを加え、最高出力を110psにスープアップしたホットバージョンで、そのパワーを路面にしっかりと伝えるため、前後ともブリスターフェンダーが与えられ、トレッドを大幅に拡大。

その特徴的なルックスから、「ブルドッグ」の愛称で呼ばれた。4000rpm以下でスロットルを全開にしたときに限り、10秒間だけ過給圧を10%高める「スクランブルブースト機構」を備えていたのも話題だった。

走りは鮮烈だった。とくに加速の鋭さには目を見張るものがあった。ターボIIに信号からの加速で敵うクルマはほとんどなかった。高速道路でもほぼ無敵だったが、ワインディングでは増強されたパワーのため、丁寧な操作をドライバーに要求した。

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挑戦的なN-VAN e:の登場

もちろん、ホンダはシティの走りの側面だけに焦点を当てたわけではなかった。コンパクトカーならではの楽しさにもスポットを当てた。

その回答が、1984年7月に誕生した「シティ カブリオレ」である。トップの設計は、あの名匠ピンファリーナが担当。ガラス製のリアウィンドウを持ち、幌の開閉は手動式ながら簡単だった。安全性の配慮からロールバーを持つものの、開放感は抜群。フル4シーターの実用性とともに、その完成度は圧倒的だった。

スタイリングはターボIIと同様のブリスターフェンダーを持つが、パワーユニットは自然吸気の1.2L(67ps)。5速MTとオーバードライブ付きATが選べた。話題は12色も設定されたボディカラー。こだわりのカブリオレだからこそ、多彩な色を用意する。この姿勢はホンダの真骨頂ともいえた。

シティ カブリオレの、ちょっぴり高めのドライビングポジションからの眺めは爽快だった。心地よい風を感じるクルージングは最高の贅沢ともいえた。カブリオレは現在でも魅力的な存在である。

現在のホンダはすっかり真面目に変身した。F1へのパワーユニット供給など、まだまだチャレンジングな姿勢は残っているものの、クルマは高効率と実用性を追求したモデルばかり。初代シティのようなクラスレスで提案型のモデルは見られなくなった。

あえて挑戦的な取り組みのモデルを探すと、軽のBEVモデル「N-VAN e:」だろう。N-VAN e:は「e:CONTAINER=移動蓄電コンテナ」をコンセプトに掲げ、「環境に優しい/どこでも給電/自在に使える」を徹底的に追求。本来はラストワンマイル配送を支える商用プロツールだが、遊びのホビーカーとしても魅力的に仕上げられている。

一充電当たりのEV走行距離は245kmと街乗り中心であれば十分。室内は多彩にアレンジでき、圧倒的に広い。しかもなにより走りが楽しいのだ。個人的には「日本で最も使い勝手に優れ、心躍るクルマ」だと考えている。ホンダは、やはりクルマ好きを魅了するメーカーである。

<おわり>

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