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新型ホンダ シャトル、目指したのは“瞬間リゾート”?

2015-6-5 10:30| post: biteme| view: 386| コメント: 0|著者: 文:小沢 コージ /写真:中野 英幸

摘要: 「それマジですか?」と思った開発テーマ シャトルの開発責任者、LPLの磯貝尚弘さんは言う。「目指したのはCLASSY RESORTER。それもハワイや沖縄のような年に一度のリゾートじゃない。僕らは“瞬間リゾート”って呼 ...

新型ホンダ シャトル、目指したのは“瞬間リゾート”?

「それマジですか?」と思った開発テーマ

シャトルの開発責任者、LPLの磯貝尚弘さんは言う。「目指したのはCLASSY RESORTER。それもハワイや沖縄のような年に一度のリゾートじゃない。僕らは“瞬間リゾート”って呼んでいますけど、日常的に見れる星空とか海とか、そんなシーンが作れるクルマを狙ったんです」。

スイマセン! 今だから告白しますが、それを聞いた瞬間、オザワは「マジですか?」と思ってしまいました。だって言っちゃ悪いけど、中身フィットじゃないですか。今回フィットの名前が外れて“シャトル”になったとはいえ、それでも骨格は大衆ハッチバックベースのストレッチ版ステーションワゴン。それがリゾートって言われたってねぇ…。

しかし磯貝さんはこう続ける。「人の価値観はみんな違うんです。特にシャトルは普通のフィットと違うと思って買って下さるお客様が多い。今回は、何乗ってるの? と聞かれて“シャトル”と胸を張って答えられるクルマにしようと」

うーむ、とりあえず乗ってみますか。

外観はほぼシャトルオリジナル

5月に出たばかりの新型シャトルは、いわゆる5ナンバーのコンパクトステーションワゴンだ。一見トヨタ・カローラフィールダーや日産ADシリーズのライバルにも見えるが、磯貝さんは「まったく気にしてません」と言う。フィットシャトルと呼ばれていた時代は多少は意識したようだが、独立して“シャトル”となった今、ますます気にならない存在になったらしい。

実際、スタイリングは前後の4枚ドア以外はフルオリジナル。フロントマスクからフェンダー、ルーフ、テールゲートはすべて専用デザインでインテリアも同様。中身はエンジンをはじめ7割がフィットと共通だが、サイズもコンセプトも違う別のクルマなのだ。

しかし、エクステリアはオザワ的には微妙だ。全長×全幅×全高は4400×1695×1545mmでフィットに比べて445mm長く20mm高くなっているが変わらず5ナンバーサイズだし、フロントはグリルもLEDリフレクターを全面に使ったライトデザインも違うし、ノーズの出方が明らかに無骨でエグいがそれでもイマドキのホンダ顔。正直、違いは感じるけど高級かっていうと…うーむ。

一方、リアは横基調で横一線のメッキガーニッシュが入っててフィットとは全然違う。リアも長いし、明らかに大人びたワゴンスタイルではある。

乗るとマテリアル感が全く違う

ところが、“違い”は乗り込むと顕著になってくる。特にオススメは販売全体の9割弱を占めるというハイブリッド車の、さらにトップ2グレード「HYBRID Z」と「HYBRID X」。どれもマテリアル感がフィットとはダン違いで、試乗した「HYBRID Z」のリゾーターブラウン仕様のシートなどはほとんど本革&アルカンターラのコンビ表皮のよう。ウッド調パネルも独特のテカりとタッチが気持ち良く、今やマテリアル進化はもの凄いレベルだ。

さらに驚いたのはインパネで、オザワは気付かなかったが、デザインはすべてシャトル専用。厳密に言うとステアリングとシフトノブのみフィットと共通らしいが、ノブ回りはもちろん、インパネ、メーター、ダッシュボードとすべて専用。具体的には一体感を重視しており、メーターは真ん中スピードメーターの3連式だが、フィットは3つがそれぞれ独立しているのに対し、シャトルは区切りがなくてスマート。さらにシャトルの自慢は大型のひじ掛けパットでコイツがゆったり感を演出する。

一方、リーズナブルなベースグレードにも乗ってみたが、確かにインテリアのマテリアルは全体にシンプルでジミ。だが、どれもタッチは心地良く、担当エンジニア曰く「“ずっと触っていたい”と思っていただける滑らかさを得るために、何10種類もの素材を試して、自分の手で何度も何度も触って試した」とか。

この辺りのスペックには表れにくい“使い心地の良さ”こそがシャトルの真骨頂なのだ。

ビックリ仰天の乗り心地

だが実は、今回オザワが一番びっくりしたのは走りだ。パワートレインは基本フィット譲りで、モード燃費最良34.0km/Lでシステム出力137psの1.5L直4+7速DCTのハイブリッドと、21.8km/Lで132psの1.5L直噴ガソリン+CVT。

まずはハイブリッドのトップグレード「HYBRID Z」に乗ってみたが、これがビックリ。乗り心地が全く違うのだ。フィットは初代から続くセンタータンクレイアウトのせいなのか独特のゴツゴツ感を持っていたが、それがウソのように消え去っている。ステアリングの滑らかさやロール感もフィットと全然違う。

聞けばサスペンションは全面的に見直され、リアサスやアライメントを変えただけに留まらない。「HYBRID Z」と「HYBRID X」のトップグレードに装着するザックス製の振幅感応型ダンパーと液封仕様ブッシュが素晴らしい出来で、嫌らしい振動をカットしてくれる。ちなみにメーター計測燃費も、ほぼ高速しか走らなかったこともあって22km/L台とかなり良好だった。

使い易いおしゃれトートバッグ

そしてシャトルならではの面白さは、アイデアに溢れた収納力だろう。ホンダが「大切棚」「広いん棚」「気にならないん棚」と呼ぶ収納棚があって、面白いところではリアシート背もたれの「マルチユースバスケット」。荷室フロアが汚れてるシーンを想定したもので、帽子やマフラーなどを気にせず置ける。

「気にならないん棚」と呼ぶ床下収納も非常に実用的で、チャイルドシートはもちろん介護用のクルマ椅子まですっぽり収まる。ラゲッジの絶対容量も570Lと圧倒的だ。

というわけで上質感や使い勝手はもちろん、遊び心にも満ち溢れたシャトル。例えるならフィットを実用的なビジネス風ブリーフケースとすると、シャトルはポケットが多くて使い易いおしゃれトートバッグのようなモノなのかもしれない。確かに心は“瞬間リゾート”である。

スペック

【 シャトル HYBRID Z(FF) 】
全長×全幅×全高=4400×1695×1545mm
ホイールベース=2530mm
駆動方式=FF
車両重量=1240kg
エンジン=1.5リッター直列4気筒DOHC
最高出力=81kW(110ps)/6000rpm
最大トルク=134Nm(13.7kg-m)/5000rpm
モーター最高出力=22kW(29.5ps)
モーター最大トルク=160Nm(16.3kg-m)
システム最高出力=101kW(137ps)
トランスミッション=7速DCT
サスペンション=前:マクファーソン式
        後:トーションビーム式
タイヤサイズ=185/55R16
JC08モード燃費=29.6km/L
使用燃料=レギュラーガソリン
車両本体価格=238万円


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