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ライトはジムニー用!? 新型「スペーシアギア」のデザイナーが仕込んだ「言われないと気付かない遊び心」 ...

2024-9-21 08:00| post: biteme| view: 293| コメント: 0|著者: 文:編集部/写真:小林 俊樹

摘要: 新型スペーシアの開発エピソードやトリビアを聞いた スズキは9月20日、新型「スペーシアギア」を発売した。スペーシアギアは、スズキの軽ハイトワゴンである「スペーシア」をベースに、アウトドアテイストを高めたモ ...

ライトはジムニー用!? 新型「スペーシアギア」のデザイナーが仕込んだ「言われないと気付かない遊び心」

新型スペーシアの開発エピソードやトリビアを聞いた

スズキは9月20日、新型「スペーシアギア」を発売した。

スペーシアギアは、スズキの軽ハイトワゴンである「スペーシア」をベースに、アウトドアテイストを高めたモデルとして2018年に初代が登場した。

その後のアウトドアブームなども相まって、スペーシアギアはヒットを記録。スズキ的にも「想像以上に大きな反響」だったそうで、ダイハツから「タントファンクロス」、三菱から「デリカミニ」といったライバルが登場し、軽ハイトワゴンの絶対王者であるホンダもついに「N-BOXジョイ」を投入する。

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新型の商品コンセプトは「アウトドアライフに欠かせないアクティブ軽ハイトワゴン」。デザイナー陣(エクステリア、インテリア、カラー担当)に開発時のエピソードや新型にまつわるトリビアを聞いた。

まず開発陣によると、2代目の開発がスタートした時はまだライバルが登場する前だったので、ライバルは特に意識せずスペーシアギアの良さを伸ばすことに注力したそうだ。

ただ、初代が登場した頃の「アウトドア」は純粋に“遠出”を意味していたが、コロナ禍を経てライフスタイルが変化し日常の中にアウトドア要素が定着してきたことから、「10マイルアドベンチャー」をデザインコンセプトに、生活の中でドキドキワクワクする遊び心や機能性を盛り込んでいったという。

ちなみに10マイル≒16kmは軽自動車の1日の平均走行距離だそうで、道なき道を行くような「ジムニー」とは違い、あくまで日常に根差したスペーシアギアのキャラクターを表しているという。

>>新型スペーシアギアのデザインを写真で詳しくチェックする

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#スズキ #スペーシア #スペーシアギア #新型 #軽自動車 #ジムニー #ハスラー #N-BOXジョイ #デリカミニ #SUV

ヘッドライトはジムニーを流用!?

エクステリアでは、初代で好評だった「無骨カワイイ」を継承しながら、アクションカメラやモバイルライト、ダイバースウォッチといったデジタルガジェットを参考に、気軽に持ち出せる“道具感を意識してデザインしたそうだ。

「初代の“無骨かわいい”というのが評価頂いていたポイントだったので、そこは踏襲しつつさらにハードで機能的な質感を高めることに注力した。アウトドアスタイルの中の遊び心を掛け合わせていこうというのは、インテリアもエクステリアもカラーも一緒に考えていった」

なお、ベースであるスペーシアとは、ヘッドランプ、グリル、前後バンパー、サイドのガーニッシュ、ルーフレールしか変わっておらず、コストをかけず少ない変更で大きくイメージチェンジしているのはデザインの妙。「元々コンテナをモチーフにした標準車(スペーシア)のデザインが結果的にベストマッチだった」とのことだ。

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「初代はおもちゃっぽい“トイライク”なところがあったので、新型ではよりハードで機能的に見せたかった。でも遊び心は損なわないように、その塩梅が難しかった」

なお、丸型ヘッドライトの灯体は「ジムニー」のものを流用し、メッキグリルは先代ジムニーをオマージュすることでスズキらしさも表現しているそうだ。

「(ジムニーという)ストイックな四駆の要素を入れることで、先代より少しハードで機能的な印象を出している」

>>新型スペーシアギアのデザインを写真で詳しくチェックする

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さりげないアクセントが車内のコミュニケーションツールに

インテリアでは、スペーシアで好評のマルチユースフラップなど高い機能性はそのままに、撥水加工シートや防汚タイプのラゲッジフロアなどを専用で装備。

「ビッグオープントレーガーニッシュ」や「インパネボックス」にカーキグリーンを配し、シートバックアッパーポケットをサコッシュバッグをイメージしたメッシュタイプとし、メーターを丸テーマ×ハードなディテールとすることでアウトドア感を高めている。

またシートには、トレイルランをしているスペーシアギアをイメージしたイラストタグを装着するといった遊び心も。デザイナーによると「前席と後席のちょっとした会話のネタになれば」とのことで、車内でのコミュニケーションツールとして装備したそうだ。

「どういうデザインがここに付いていたら楽しいかな? というのを判断基準にデザインを進めてきた。ストーリー性のある方が乗員同士の会話も生まれやすいし、ちょっと人を乗せるときに自慢できるポイントになれば」

デザインはインパネボックスやアンダーガーニッシュ、シート柄などを組み合わせた“8ビット風デザイン”とするとことで遊び心も表現しているという。

>>新型スペーシアギアのデザインを写真で詳しくチェックする

ボディカラーは、「ミモザイエローパールメタリック」や「ソフトベージュメタリック」などトレンドであるアースカラーを中心に、ハードな機能性を表現したガンメタリックのルーフ色を配した2トーン6色、モノトーン3色の9パターンを用意した。

「アウトドアが日常化する中でアウトドアブランドのウェアにも低彩度カラーが設定されるようなったので、エクステリアカラーも低彩度のアースカラーを設定しトレンドに合った提案をしている」

先代はメタリックが強めのオレンジだったエンブレムが、新型では低彩度のボディカラーにマッチするように赤みの強いオレンジへと変更され、ビード形状(「GEAR」の文字の下のリブ部分)を入れることで道具感を強調しているという。

なお、エンブレムと同色のアクセントをサイドドアガーニッシュにも配するなど、ワンポイントとしてオレンジを差し色とすることで個性あるアウトドアスタイルを表現しているそうで、この色味の選定にもかなり時間をかけたんだとか。

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スズキが個性派モデルをヒットさせる秘密とは?

「ハスラー」も軽トールワゴンのクロスオーバーモデルとして新ジャンルを切り開いたわけだが、スペーシアギア然り、スズキは果敢に新たなジャンルに挑戦しヒット作を生み出してきた歴史がある。デザイナー陣にそのことを聞いてみると、あくまで私見と前置きしつつ次のように答えてくれた。

「軽自動車なので生活に寄り添うということは特に意識をしていて、良い意味で“クルマらしさ”が薄い車種も出している。普通車だとステータスや定番を意識するのかもしれないが、軽自動車が多いスズキは、ユーザーの個性に合わせ生活に寄り添ったモデルを作れる土壌にあるのかもしれない」

デザインチームも若手が活発に意見を出し合い、ベテランがそれを受け入れてくれる土壌があるという。ジムニー然り、ハスラー然り、新型スペーシアギア然り、見ているだけでどこかワクワクするような雰囲気がクルマから漂ってくるのは、スズキのアットホームな風土とデザイナー陣のマインドによるところのようだ。

「(軽自動車なので)コストもシビアですが、楽しいクルマなので我々もワクワクしながら色々と考えて開発できました」

>>新型スペーシアギアのデザインを写真で詳しくチェックする

ヒット作の2代目の開発はどうしても守りに入ってしまうもの。しかし新型スペーシアギアは、先代の良さを上手に活かしつつ、それでいて一目で新しくなったのがわかる上手なモデルチェンジを遂げたように思う。N-BOXとの熾烈な販売合戦を繰り広げる中、スペーシアギアがどれだけ数字を積み上げられるかにも注目だ。インタビューの最後、カラー担当が漏らしたふとした言葉が印象的だった。

「日常の中でオーナーのテンションの“ギア”を上げてくれる、そんな存在になってほしいですね」

(終わり)

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