最上級グレードとベースグレードの価格差は60万円ホンダの軽スーパーハイトワゴン「N-BOX」が売れています。 2024年上半期新車販売台数1位を獲得し、このまま下半期も1位になれば、軽自動車としては2015年から10年連続1位、登録車含む四輪車総合販売台数でも3年連続ということになります。 その四輪車販売台数も、2021年にヤリスに一度抜かれましたが、それ以外は2017年から2023年までずっと1位。とにかく「昨今日本で一番売れているクルマ」なのであります。 そんなN-BOXですが、2023年10月にフルモデルチェンジを実施。先代の雰囲気を残しつつ、安全装備を中心に全方位アップデートされました。 ボディタイプは、カジュアルな雰囲気の「N-BOX」と、高級感のある「N-BOXカスタム」の2タイプがあり、N-BOXには専用のボディカラーやホイールキャップなどを装備する「ファッションスタイル」、N-BOXカスタムには、同じく専用のボディカラーやインテリアなどを装備する「コーディネートスタイル」が設定されています。 それぞれにラゲッジルームにスロープと電動ウインチなどを備えた「スロープ」を設定しています。 価格は最高値となる「N-BOXカスタム ターボ コーディネートスタイル(2トーン/4WD)」が236万2800円で、FWDだと222万9700円。最安値の「N-BOX」の164万8900円で、FWD同士で比較するとその差は58万800円。約60万円近くの差があります。 ということで今回は、「ベーシックな“N-BOX”はアリかナシか?」装備を見ながらチェックしてみたいと思います。 ※ベースグレードにグレード名が無いため、以下“N-BOX”と記載します。 >スタンダードとカスタムの違いはフォトギャラリーでチェック! |あわせて読みたい| >>ホンダ N-BOXの価格やスペックはこちら NAとターボの燃費差はわずか基本的なスペックをチェックしてきます。 ボディサイズ全長3395mm×全幅1475mm×全高1790mm ホイールベース2520mmで、4WD、カスタムも含めてすべて同サイズ。軽自動車の規格、長さ3.4m以下、幅1.48m以下、高さ2.0m以下をほぼ目一杯に使ったサイズです。 パワートレーン660cc直列3気筒ガソリンターボと、660cc直列3気筒ガソリンを設定し、トランスミッションはすべてCVTとなります。 先述の通り、ターボとNA(ターボなし)の2タイプがありますが、ターボはカスタムのみとなっています。ターボとNAとの燃費ですが、そこまで大きな差はありません。
「力強い走りがほしい」「荷物を載せることが多い」ということであれば、必然的にカスタムということになりますが、“N-BOX”と最安値のカスタムターボ(204万9300円)の価格差は約40万円です。 走りに関しては、ジャーナリストの多くが「街中を普通に走る分にはNAでも十分」と評価しているので、ディーラー試乗で確かめてみることをおすすめします。 >スタンダードとカスタムの違いはフォトギャラリーでチェック! |あわせて読みたい| >>ホンダ N-BOXカスタムの価格やスペックはこちら ベースグレードでも装備充実エクステリア関連先述のとおり、スタンダードタイプとカスタムの2つタイプがあります。 スタンダードタイプは、先代の丸目デザインを踏襲しつつ、最近のホンダデザインにならった「シンプル&クリーン」なテイストが特徴です。 ボディカラーは「プラチナホワイト・パール」「ルナシルバー・メタリック」「クリスタルブラック・パール」など、落ち着いたカラーが中心で、華やかなカラーを選びたい場合は「オータムイエロー・パール」「フィヨルドミスト・パール」「プレミアムアイボリー・パールII」などを設定するファッションスタイルということになります。 「ファッションスタイルがいい!」ということであれば、“N-BOX”より約20万円高(174万7900円)となります。 カスタムは、高級感のあるダイレクトプロジェクション式フルLEDライトと存在感のあるフロントグリルを備え、ボディカラーはコーディネートスタイルを含めると「ミッドナイトブルービーム・メタリック」「プレミアムクリスタルレッド・メタリック」など、艶やかなカラーを設定しています。 「カスタムが好き!」ということであれば、“N-BOX”より約20万円高(184万9100円)となります。 インテリアとその他装備インテリアは、スタンダードタイプはホワイトと明るいグレーを組み合わせた「リビング風」ですが、カスタムはブラック中心の「カッコイイ系」でまとめられています。 カッコイイ系は安定した人気がありそうですが、昨今の流行りでもあるリビング風のほうが好き、という人もそれなりにいそうです。 装備については、結論からいいますと“N-BOX”でも十分付いています。 先進安全装備「ホンダセンシング」は全グレード標準装備で、一般的にベースグレードだと省かれがちな「アダプティブクルーズコントロール」が備わり、全車速追従式かつ停止保持まで付いています。コンパクトカーの上級グレード並の装備です。 ヘッドライトは明るいLED式で、デイタイムランニングライトを内蔵。パーキングブレーキが電子式なのでブレーキホールドも可能です。 その他にも、機能的にベースグレードだから付いていないというものはほとんどありません。 >スタンダードとカスタムの違いはフォトギャラリーでチェック! |あわせて読みたい| >>ホンダ N-BOXの価格やスペックはこちら 魅力的なセットオプションが悩ましいといいつつも、ある程度の装備差はあります。 ステアリング、シフトノブは安っぽい手触りのウレタン製です。このあたりはもはやベースグレードの宿命です。 パワースライドドアは、左側は電動ですが右側はオプション設定です。これについては「手動のほうが早く閉めることができる」「道路側は安全のため自身が手動で開閉したい」という人であれば、むしろ好都合でもあります。 また、両側ともイージークローザー(ドアを閉めるときに半ドア状態から自動的にドアを引き込み確実にドアを閉める機能)が装備されているので、スライドドアあるあるの「勢いをつけてバーンと閉める」をする必要がないところも注目ポイントです。 ちなみに、運転席&助手席シートヒーター、右側パワースライドドア、左右独立式リアセンターアームレスト、コンビニフック付きシートバックテーブル(運転席&助手席)、オートリトラミラーがセットになった「コンフォートパッケージ」というメーカーオプション(10万900円)を選べば所有満足度が高まりそうですが、コスト重視ということであれば、それぞれなくても困らない装備ではあるので熟考が必要です。 まとめますと「ベースグレードの“N-BOX”でも装備充実。コスパ高の軽スーパートールワゴン」ということで、最安値の“N-BOX”はアリといえるのではないでしょうか! <おわり> >スタンダードとカスタムの違いはフォトギャラリーでチェック! |あわせて読みたい| >>ホンダ N-BOXカスタムの価格やスペックはこちら |
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