インスターは“韓国版の軽自動車”がベースのBEV日産「サクラ」や三菱「eKクロスEV」に続いてホンダが初の軽商用BEV「Nバンイー」を発表するなど、ここ数年で軽自動車サイズのBEVが注目されるようになったのはご存知の通り。そんな中、ヒョンデが6月末に発表したコンパクトBEV「インスター(INSTER)」が面白かったのでご紹介です。 |あわせて読みたい| インスターは欧州などでも販売予定のコンパクトカーですが(※日本導入予定は今のところなし)、 2021年に発売された“韓国規格の軽自動車”である「キャスパー(CASPER)」がベースで、韓国でのモデル名は「キャスパーエレクトリック」となっています。 <インスターのボディサイズ> >>インスターの内外装や、日本の誇る名車キューブと8代目アルトのデザインを見る ちなみにBEV化されたインスターはベースのキャスパーより全長・全幅が拡大し、韓国の軽自動車枠を超えています。 その結果、インスターは日本の軽自動車枠より約43cm長く13cmワイドで、ヤリスを少しだけ小さくしたサイズ感になりました。日本の軽自動車はしばしば衝突安全確保の点から全幅の狭さなどを指摘されることもあり、グローバル向けスモールカーの落としどころとしては悪くなさそうです。 (次のページでインスターのデザインを解説) |ヒョンデ アイオニック5| ポップで若者にウケそうな内外装が魅力さて、担当的にはデザインに注目したいところ。例えばエクステリアからは日産コンパクトカーの名車「キューブ」や、欧州車レベルと言われた先代のスズキ「アルト」あたりも連想しましたが、インスターはもっとポップで陽キャというか、今の日本車にはちょっと見かけないキャラクターを感じます。 >>インスターの内外装や、日本の誇る名車キューブと8代目アルトのデザインを見る 前後に配されたグリッド状のLEDグラフィックや円形のデイライト&テールライト、205/45R17のワイドなタイヤ、フラットなサイドパネルに盛り上がったマッチョな前後フェンダーなど、ポップかつキュートな印象は若い世代にもウケそう。 内装も同様で、フルデジタルメーターやお洒落系オーディオコンポのようなエアコンの操作パネル、間接照明されたダッシュボードやドアパネルなど、無印良品のリビングのような質感や心地良さが伝わって来ます。 <インスターのその他のスペック> ちなみに欧州での価格は2万4000ユーロ(約408万円、1ユーロ170円で計算)~とのことで、日産「リーフ」(40kWh)のベースグレード「X」などとほぼ同等のイメージ。サイズからすると安くはありませんが、先進安全装備も満載のお洒落系コンパクトカーと考えれば、それなりの納得感があるのではないでしょうか。 |あわせて読みたい| その昔、日産キューブが韓国のカーデザインに影響を与えたというのは有名な話ですが、今の日本ではBEVに限らず、ポップなデザインのクルマの選択肢が少なくなってきているのは、クルマ好きとして寂しい気もします。プレミアム系やスポーティ系のモデルは豊富なんですけどね…。 というわけでお隣の韓国メーカーと競い合って若者向けの魅力的なコンパクトカーがもっと出てくるといいなという希望を込めつつ、引き続き日韓のカーデザインの未来に注目したいと思います! (終わり) |ヒョンデ コナ| |
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