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ボルボV40 2015年モデルが進化した点とは?

2015-2-4 10:35| post: biteme| view: 381| コメント: 0|著者: 文:塩見 智/写真:菊池 貴之

摘要: 外観はほとんど変更なし ボルボV40は大ヒットモデルだ。グローバルでもヒットしているが、とりわけ日本で大ヒット中。日本にちょうどいいサイズで、効率の高いパワートレーンが搭載されていて、昔から安全性能は折り ...

ボルボV40 2015年モデルが進化した点とは?

外観はほとんど変更なし

ボルボV40は大ヒットモデルだ。グローバルでもヒットしているが、とりわけ日本で大ヒット中。日本にちょうどいいサイズで、効率の高いパワートレーンが搭載されていて、昔から安全性能は折り紙つきで、さらにグッドルッキング。なおかつ戦略的な値付けと、誰もがなぜヒットしたかがわかる明快な魅力をもっている。そのV40の2015年モデルが登場したというので、早速借り出して東京の街中を試乗した。

まずぐるりを見回したが、見た目はほとんど変わっていない。フロントバンパーにLEDドライビングライトが備わったくらいか。売れているんだからスタイリングにテコ入れ不要ということだろう。

「ツーリングシャシー」採用でソフトな乗り心地に

運転を始めてすぐに気づいたのは乗り心地の違い。明らかに柔らかい方向へと変化している。振動の減衰が上手になった。不整路面でのゴツゴツを必要以上にドライバーに伝えないのと、ステアリングを切った際のロールがマイルドなのが好ましい。

あとで資料をめくってみると、そもそもV40には2種類のシャシーセッティングが存在し、これまでの日本仕様は「ダイナミックシャシー」で、新型からよりソフトな「ツーリングシャシー」に変更されたらしい。これまでのV40も乗り心地がハードすぎると感じたことはないが、乗り心地が特別よいと感じたこともなかった。が、新しいのはかなりいい。わたくしごとながら42歳になって、乗り心地がソフトであればあるほどありがたいと感じる身体になっているのは事実だが、このV40の変化は僕だけではなく、老若男女だれもが歓迎するはずだ。

具体的には、スプリングレートがフロントで10%、リアで12%ソフトな設定となり、フロントスタビライザーも柔らかくなったほか、リアダンパーにもチューニング変更が加えられた。だからといってダルな動きが見られるわけではない。路面からのさまざまな入力を懐深くいなす感じだ。

タイヤサイズ変更で快適性と実用性をアップ

また、T4 SEはタイヤサイズが225/45R17から205/50R17へと変わった。これは快適性向上のみならず、交換時の経済性や燃費向上にも寄与しているはず。タイヤが細くなった副産物として、最小回転半径が5.7mから5.2mとなり小回り性能が向上した。それにしても、モデルの途中でタイヤサイズを細くするというのは珍しい変更だが“過ちては改むるに憚ることなかれ”ということか。別にタイヤ幅225mmが過ちというわけではないけれど。

1.6L直4ターボエンジンと6速デュアルクラッチ・トランスミッションのパワートレーンは変更なし。最高出力180ps/5700rpm、最大トルク24.5kgm/1600-5000rpmというスペックはクラス標準を上回る。JC08モード16.2km/Lという燃費性能も十分に合格点だろう。

安全装備のインテリセーフ10を標準装備

2015年モデルは安全装備の面でも大きな変更が加えられた。従来、オプション設定されていた「歩行者・サイクリスト検知機能付追突回避・軽減フルオートブレーキ・システム」や「全車速追従機能付アダプティブ・クルーズ・コントロール」をはじめとする安全装備および運転支援機能とリアビューカメラが、総合して「インテリセーフ10」と名付けられ、全モデル、全グレードに標準装備となった。

テレビ番組の「帰れま10」みたいなインテリセーフ10の機能は次の通り。
●歩行者・サイクリスト検知機能付追突回避・軽減フルオートブレーキ・システム
●ロード・サイン・インフォメーション(道路標識をカメラで読み取りメーターパネルに強調して表示する)
●ドライバー・アラート・コントロール(走行軌跡やステアリングの動きなどから疲労や眠気の兆候を感知してドライバーに警告)
●クロス・トラフィック・アラート(ガレージなどからバックでクルマを出す際に左右から近づく車両などを検知して警告)
●レーン・チェンジ・マージ・エイド(常時後方を監視し、斜め後ろから近づく車両を検知してその存在を知らせる)
●全車速追従機能付アダプティブ・クルーズ・コントロール
●アクティブ・ハイビーム(対向車、先行車を検知してハイ/ロービームを切り替える)
●レーン・キーピング・エイド(車線逸脱をステアリングの振動で警告するほか、ステアリング操作をクルマがゆるやかにアシストする)
●ブラインドスポット・インフォメーション・システム(後方・側方の死角に他の車両がいる際にドライバーに知らせる)
●リアビューカメラ

いずれも、V40よりも高価格のクルマのカタログで見かけることが多い機能ばかりだ。それもオプション設定されていることが多いが、これらすべてを標準装備したところに、ボルボの良心を感じる。「速い」「快適」「便利」などと、日常的にうれしいわけではなく、いざというときのための保険の意味合いが強い安全装備の場合、オプション設定と標準装備では、込められる意味が異なると思う。

渋く、幅広く、奥深く進化

オプション設定にしておけば広告などで機能をPRできるうえ、カタログに載せるベース価格を抑えることができるが、標準装備するとなると車両価格が上がり、ライバルと価格だけを比べられた際に不利となる。買う側の心理を考えても、付けといたほうがいいと頭では理解していても、だれだって安く買い物をしたいため、いざというときのための備えにお金を余計に払うのは簡単ではない。

つまり、オプションだとせっかくの先進装備もなかなか装着率が上がらないのだ。だからボルボが自慢の安全装備を標準装備するのはなかなかの英断で、十分尊敬に値するのではないか。こういう点を評価して買い物をするユーザーでありたい。

というわけで、見た目はさして変わらずとも中身は渋く、幅広く、奥深く進化したV40。輸入Cセグメントハッチは激戦が続くが、引き続き高い競争力をもったモデルであることは間違いない。

スペック

【 V40 T4 SE 】
全長×全幅×全高=4370mm×1800mm×1440mm
ホイールベース=2645mm
車両重量=1430kg
駆動方式=FF
エンジン=1.6L 直列4気筒 DOHC ターボ
最高出力=132kW(180ps)/5700rpm
最大トルク=240Nm(24.5kg-m)/1600-5000rpm
トランスミッション=6速AT
タイヤサイズ=205/50R17
JC08モード燃費=16.2km/L
車両本体価格=365万円


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