2018年に登場したエンジンモデルがベースメルセデス・ベンツ日本は10月23日、GクラスのBEV(フル電気自動車)「G 580 ウィズ EQ テクノロジー エディション1」を発売しました。価格は2653万円で、納車は2024年11月以降を予定しています。 Gクラスは、1979年に「ゲレンデヴァーゲン」(ドイツ語でオフロード車という意味)として登場。トラックや軍用仕様など様々な派生モデルが誕生しました。 1993年にはV型8気筒5.0Lガソリン搭載した「500 GE」が登場。この500GEの登場により、Gクラスはそれまでの本格オフロード車という立ち位置から、高級SUVというキャラクターに変化していきます。 2018年には型式(W463)こそ変わらないものの、フルモデルチェンジといえる刷新が行われます。新設計のラダーフレームと、フロントにダブルウィッシュボーン、リアはリジットアスクルのサスペンションを採用し、ボディには高張力/超高張力スチールとアルミニウムを使用し170kgの軽量化に成功。 さらに、ゲレンデヴァーゲンの味でもあった、ねっとりとしたステアリングフィールを生み出す「ボール&ナット式」ステアリングギアボックスが「ラックアンドピニオン式」に変更。オフロードだけでなく、オンロードの走行性も重視されるようになりました。 (次のページに続く) #メルセデス・ベンツ #Gクラス #G 580 #新型 #電気自動車その場でくるくる回る「Gターン」機能搭載G 580 ウィズ EQ テクノロジー エディション1は、116Kwhのリチウムイオンバッテリーを床下に搭載し、一充電航続距離は530km。バッテリーは最大4mm厚のスチール製ラダーフレームに組み込まれ、低重心化と車体の高剛性化にも寄与しています。 バッテリーは、ねじり剛性の高い密閉型ケースに収められたことで泥や水による侵入を防ぎ、厚さ26mmのアンダーボディパネルと50本以上のボルトでラダーフレームに強固に固定。オフロード走行時の激しい衝撃にも耐えられる構造となっています。 充電システムは、普通充電(AC200V/6.0kW)と急速充電(CHAdeMO/150kW)に対応。充電の設定や状況は、MBUXやメルセデス・ベンツアプリで確認できます。 駆動方式は新機構の4輪独立式モーターを採用! 前後の車軸に左右輪用の2個のモーターが組み込まれた斬新な4WDで、モーター1基の最高出力は147ps、最大トルクは292Nm、システム最高出力は587ps、最大トルクは1164Nmを発揮します。 各輪のモーターがそれぞれ独立して駆動することで、その場で旋回可能な「Gターン」や、回転半径を大幅に縮小させる「Gステアリング」といったこれまでにない走行モードを実現しています。 ちなみにGターンの回転方向は、ステアリングの左右のパドルを回転したい方向に操作することで向きたい方向に回転することができます。 (次のページに続く) 見た目の大きな違いはリアのケースエクステリアは、後端が持ち上がったボンネットフードとリアホイールアーチのエアカーテン以外は他のGクラスと同一。見た目での大きな違いはリアの角型ボックスで、スペアタイヤではなく充電コードの収納ケースとなっています。 またオプションで「ブラックパネルラジエーターグリル」を選択可能となっています。 ボディカラーは「マヌファクトゥーア オパリスホワイトマグノ」、「マヌファクトゥーア サウスシーブルーマグノ」、「マヌファクトゥーア オパリスホワイト」、「マヌファクトゥーア クラシックグレー」、「オプシディアンブラック」の全5色から選択可能。 インテリアも、インパネ中央にGターンやGステリングのスイッチが付く以外は他のGクラスとほぼ同一です。 今回導入されるG 580 ウィズ EQ テクノロジー エディション1には、「AMGラインパッケージ」、「ナッパレザーシート」、「ナッパレザーダッシュボード」、「マイクロカットルーフライナー」などが標準装備されます。 販売台数については明確な目標数などはなく「たくさん売るクルマではないので、お客様からご要望があれば順次販売していく」とのこと。 そもそもGクラスは日本でも人気で、「G 450 D」は最大で2年待ちだそう。新たなBEV仕様がどれだけ売れるのかにも注目です。 <おわり> |
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