V8エンジンを搭載したGRスープラが豪で公開トヨタオーストラリアは9月17日(現地時間)、2026年より「GRスープラ」を使用してレプコスーパーカー選手権に参戦することを発表。開発中のマシン画像を公開した。 レプコスーパーカー選手権は、かつてオーストラリアツーリングカー選手権の名で開催されていたオーストラリアきっての伝統のレース。選手権の1戦に組み込まれる「バサースト1000」は世界的にも有名な耐久レースで、トヨタもかつて「カローラ」で参戦していた。 またトヨタにとって、オーストラリアは縁の深い土地。1957年のモービルガスラリー(ラウンドオーストラリア)にトヨタはトヨペットクラウンで参戦したが、これは日本のメーカーが初めて国際レースで戦ったものだという。 近年では、「GR86」を用いたワンメイクレース(GRカップ)を展開し、奨学金制度を確立するなど若手の育成に励んできたほか、TOYOTA GAZOO Racing オーストラリアを設立しラリー競技に挑むなど、オーストラリアでも積極的にモータースポーツ活動を続けてきた。 >>V8エンジン搭載のGRスープラを画像でチェックする ◎あわせて読みたい: IS Fなどに搭載された5.0L V8エンジンを換装トヨタの発表によると、少なくとも4台のGRスープラを選手権に投入予定だそうで、うち2台は名門「ウォーキンショー・アンドレッティ・ユナイテッド(WAU)」へデリバリーされるそうだ。 WAUディレクターのライアン・ウォーキンショー氏は「我々はトヨタオーストラリアと素晴らしい関係を築き、そのパートナーシップをWAUに拡大できることを嬉しく思う。26年以降の成功が待ちきれない」とコメントを発表した。 >>V8エンジン搭載のGRスープラを画像でチェックする マシンはすでに初期設計作業を開始しており、CADとVR技術を使用したスケールクレイモデルを製作中。エンジンはレギュレーションに則り「2UR-GSE」型のV8エンジンが搭載される予定だという。 この2UR-GSE型エンジンは、トヨタとヤマハが共同開発しレクサス「IS F」などに搭載された名機。5.0Lの排気量を誇り、2019年のダカールラリーを制した「ハイラックス」にも搭載された。 現在のレプコスーパーカー選手権は、ホールデン(GM)とフォードの2社争いとなっており、トヨタが3社目となる。スープラといえば代々直列6気筒がそのアイコンとなっていたが、V8エンジン搭載のスープラが、ホールデンとフォード相手にどのような戦いを繰り広げるかにも注目だ。 (終わり) ◎あわせて読みたい: |
GMT+9, 2025-6-21 00:28 , Processed in 0.052472 second(s), 18 queries .
Powered by Discuz! X3.5
© 2001-2025 BiteMe.jp .