売れ行きが落ち着きつつあるアル/ヴェル2023年6月の発売開始以来、圧倒的な人気で高級ミニバンというカテゴリーを独走し続けてきたトヨタ「アルファード/ヴェルファイア」。 しかし、その勢いも徐々に弱まりつつあるようです。 トヨタによれば、アルファード/ヴェルファイアの月販目標台数は両車合わせて8500台に設定してあるといいます。 2024年1-6月の販売台数を見ると、アルファードが3万7385台、ヴェルファイアが1万7189台の計5万4574台となっており、平均しておよそ9000台の月販を記録しています。 一方、2024年8月の販売台数はアルファードが5809台、ヴェルファイアが2388台の計8197台と、月販目標台数をわずかに下回っています。 一般的に、8月は多くのモデルで販売台数が落ち着く傾向があるため、この結果をもってアルファード/ヴェルファイアが失速したと断じるのは早計です。 ただ、発売から1年あまりが経過し、アルファード/ヴェルファイアの需要は落ち着きを見せ始めていることは間違いなさそうです。 次ページへ>> >ヴェルファイア スペーシャスラウンジ コンセプトなどのフォトギャラリーはこちら >>「そんなに遅れるの?」クラウンエステート、アルヴェル廉価版ほか待望の車種が軒並み発売延期に 【アルファード】>【クルクル動かせる!】360ビューはこちら 廉価版と高級仕様追加のウワサそんななか、アルファード/ヴェルファイアにグレード追加の情報が入ってきました。 業界関係者などからの情報によれば、アルファードにベーシックなグレードである「X」が追加されるほか、アルファード/ヴェルファイアに4人乗り仕様の最上級グレードとして「スペーシャスラウンジ」が追加されるようです。 さらに、ヴェルファイアの「スペーシャスラウンジ」はシリーズ初となるPHEVモデルとなる見込みです。 価格については、アルファードの「X」が490万円前後、アルファードの「スペーシャスラウンジ」が1200万円前後、ヴェルファイアの「スペーシャスラウンジ」が1300万円前後になると見られます。 つまり、アルファード/ヴェルファイアのトップラインとボトムラインが拡充され、これまで以上に多彩な需要に対応するということのようです。 次ページへ>> >ヴェルファイア スペーシャスラウンジ コンセプトなどのフォトギャラリーはこちら >>【VIPの隠密仕様】アルヴェル4人乗り「スペーシャスラウンジ」準備中。目立ちすぎLMより本命 【ヴェルファイア】>【クルクル動かせる!】360ビューはこちら Xはウェルキャブの内外装に近い可能性では、それぞれのモデルはどのような内容になるのでしょうか? 現時点で判明していることはほとんどありませんが、その輪郭をうかがい知る「ヒント」があります。 アルファードの「サイドリフトアップチルトシート装着車」は、いわゆる「ウェルキャブ」であるという点のほかに、内外装のデザインや装備もそれ以外のグレードと比べてやや簡略化されています。 つまり、アルファードの「X」はすでに販売されている「サイドリフトアップチルトシート装着車」に近い装備となる可能性が高いと見られます。 次ページへ>> ※本項の内容に一部誤りがありました。お詫びして訂正いたします。 >ヴェルファイア スペーシャスラウンジ コンセプトなどのフォトギャラリーはこちら >>アルファードにお手頃グレード、ヴェルファイアに最上級PHEV追加の噂。5~6月発売が濃厚 【アルファード】>【クルクル動かせる!】360ビューはこちら スペーシャスラウンジにはPHEVモデルもアルファード/ヴェルファイアの「スペーシャスラウンジ」についても、ジャパン・モビリティ・ショー2023などに出展された「ヴェルファイア スペーシャスラウンジ コンセプト」が参考になりそうです。 このコンセプトモデルは専用のリアシートを持ち、前席と後席はパーテーションによって仕切られているなど、いわゆるショーファーカーとしての利用を前提に設計されています。 ただ、ボディサイズやエクステリアデザインなどは通常のヴェルファイアとほとんど変わらず、一見して違いを見分けるのは困難です。 一方、出展されたコンセプトモデルにはガソリンの給油口とは別にもうひとつのリッド(ふた)が見られ、PHEVであることが示唆されていました。 アルファードとヴェルファイアは機構上の違いがほとんどないため、どちらかにPHEV車が設定されれば、もう一方にも設定することはそれほど難しくありません。 ただ、アルファードとヴェルファイアの違いを強調するという意味でも、ヴェルファイアのみにPHEV車を設定する可能性は十分にありそうです。 次ページへ>> >ヴェルファイア スペーシャスラウンジ コンセプトなどのフォトギャラリーはこちら >>【8月にも発表の可能性】「アルヴェル」の“庶民派”グレード発売情報と、登場が遅れている理由 【ヴェルファイア】>【クルクル動かせる!】360ビューはこちら 2025年初頭にも登場か?では、それぞれの具体的な登場時期はいつ頃になるのでしょうか? あるトヨタ販売店関係者は次のように話します。 「当初は2024年夏頃にもなんらかの動きがあると見られていましたが、2024年9月現在、新グレードについての詳細は不明です。 これらの新グレードはアルファード/ヴェルファイアの一部改良のタイミングで追加されると見られますが、一説によると、一連の認証不正の影響から両車の一部改良が後ろ倒しになっているようです。 実際、2024年9月に入ってからアルファード/ヴェルファイアの受注が再開しています。 これは、一部改良前のモデルの生産枠が増えたことを意味しています。 Xやスペーシャスラウンジについては、一部改良後のモデルがベースになると思われるため、一部改良前のモデルの生産枠が残っているあいだは、それらの新グレードが登場することはなさそうです。 あくまで個人的な予想ですが、一部改良は2025年初頭になると思います。 つまり、Xやスペーシャスラウンジが登場するのはそのタイミングであると予想します」 もはや「公然の秘密」となっているアルファード/ヴェルファイアの新グレード。 注目度の高いモデルであるだけに、トヨタからの正式なアナウンスが待たれます。 <終わり> >ヴェルファイア スペーシャスラウンジ コンセプトなどのフォトギャラリーはこちら >>トヨタは「エスクァイア」の黒歴史を踏み越えて再び“小さなアルファード”を開発できるか? 【アルファード】>【クルクル動かせる!】360ビューはこちら >【クルクル動かせる!】360ビューはこちら <写真:トヨタ> 終わり> |
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