日産 新型「パトロール」がUAEで公開日産は9月3日(現地時間)、アラブ首長国連邦(UAE)にて新型「パトロール」を公開した。 パトロールは、かつて日本でも「サファリ」の名で販売されていた、ラダーフレームを備える日産の本格クロカンで、中東などではトヨタ「ランドクルーザー」と並び高い人気を誇る。初代は1951年に登場し、日産の中でも長い歴史を持つ1台。 >>内装が超豪華! 新型パトロールを写真で詳しくチェックする 今回登場した新型は7代目にあたり、これまで培ってきた堅牢性や耐久性などの特徴はそのままに、デザインやエンジンなどが一新された。 エクステリアでは、日産のアイデンティティである「Vモーション」グリルを大胆にあしらい、「アダプティブ・ドライビング・ビーム(ADB)」を採用した「ダブルCシェイプ・ヘッドライト」を装備することで堂々とした佇まいに。日産によると、高いロードクリアランスも確保し22インチホイールなども装着し“アンブレイカブル(=壊れない)”な外観を表現しているという。 なおウェルカムライトには、パトロールのシルエットとその歴史を表す「Since 1951」の文字が浮かび上がり、こちらは日本の“おもてなし”の心を表しているそうだ。 ◎あわせて読みたい: エンジンは3.5L V6ツインターボ、インテリアも超豪華インテリアでは、日本の伝統工芸である組子細工にインスパイアされたというキルティングレザーシートを採用し、パノラミック・サンルーフを標準装備するなどくつろぎの空間を演出している。 ダッシュボードには、2つの14.3インチディスプレイを配したインフォテインメントシステム「日産コネクト2.0」を搭載。ディスプレイには、障害物やナビゲーションのヒントをリアルタイムで投影するInvisible-to-Visible技術を採用したほか、視野角を170度まで拡大した「ウルトラ ワイドビュー」や「インビジブル フードビュー」により車両の真下を透過して確認できるようにするなど、オフロードや狭いスペースでの運転をサポートする技術を搭載する。 荷室は先代より30%拡大し、3列目シートはパワーフォールド&リターン機能も装備するそうだ。 >>内装が超豪華! 新型パトロールを写真で詳しくチェックする エンジンは、先代のV8から高効率な3.5L V6ツインターボへとスイッチ。燃費を向上させながらも出力は7%、トルクは25%向上し、最高出力425馬力/最大トルク700Nmを発揮する。 また316馬力/386Nmを発揮する3.8L V6 NAエンジンも用意され、両モデルとも9速ATが組み合わされる。4WDシステムは、日産初となる4WDトランスファーモードインターロックシステムを装備し、これによりドライバーが走行モードをシームレスに切り替えることが可能になったそうだ。 足回りでは、標準でアダプティブエアサスペンションを装備しており、オン・オフ問わず高いパフォーマンスを発揮するほか、乗り降りや荷物の積み込みの際には車高を下げるなど、フラッグシップSUVとしての利便性も追求している。 ◎あわせて読みたい: 発売は11月。ランクルよりデカくてハイパワーで安い!新型パトロールは11月1日よりUAE、サウジアラビアといった中東地域で販売が開始される。日産によると、価格は6万5000ドルから(約943万円)。 ちなみに、ライバルとなる「ランドクルーザー300」が搭載する3.5L V6エンジンは、最高出力409馬力/最大トルク650Nmでパトロールの方がハイパワー。3.5LモデルのUAE価格を比べると、パトロールは23万9900AED(約936万円)、ランドクルーザー300は30万7900AED(約1200万円)と大きな開きがある。 ただ、ランドクルーザー300の方がボディサイズは僅かに小さく、取り回し性は良さそうだ。 <ボディサイズ> ランクルよりハイパワーで、価格も安い新型パトロール。かつて日本ではサファリとして販売された実績もあり、ランクルが注文停止中で新型「エルグランド」がいつになるかわからない現状、こちらを日本に導入するのもアリなんじゃないか? なんて素人目に思ってしまうのだが、新型パトロールの日本導入は今代もなさそうだ。残念。 (終わり) >>内装が超豪華! 新型パトロールを写真で詳しくチェックする ◎あわせて読みたい: |
GMT+9, 2025-6-21 04:36 , Processed in 0.054481 second(s), 18 queries .
Powered by Discuz! X3.5
© 2001-2025 BiteMe.jp .