北米で“進化型”GRカローラが発表TOYOTA GAZOO Racing(以下:TGR)は8月1日(現地時間)、米国にて新型「GRカローラ」を初公開した。 「カローラ」は1966年の発売以来、シリーズ累計で5000万台以上を販売してきたトヨタの世界最量販車で、トヨタのWRC初優勝を飾った「TE25カローラ」や1000湖ラリーを制した「TE27カローラ・レビン」など、モータースポーツにもゆかりがある。 現在は、セダンやワゴン、ハッチバックやクーペ、SUVなど多様なボディタイプを有する“群戦略”を取っているが、GRカローラは「カローラのスポーツカーとしてのDNAを呼び覚まし、お客様を虜にするカローラを取り戻したい」とのモリゾウこと豊田章男会長の想いから開発され、2022年に発表された。 ◎あわせて読みたい: トヨタが“進化型”と呼ぶ今回の新型GRカローラは、スーパー耐久などのモータースポーツで得た学びを生かし、高速コーナーでの旋回性能や加速性能、冷却性能などを改良。 さらに、新型「GRヤリス」にも採用された8速AT「GR-DAT」を追加設定し、プロドライバーらのフィードバックをもとに限界領域および日常使いの両面で「ずっと乗っていたくなる野性味」を追求したという。 >>GRカローラ、現行型と進化型を写真で見比べてみる ◎あわせて読みたい: エクステリア変更、30Nmのトルクアップもエクステリアでは、GR-DATモデルの水冷式ATFウォーマー&クーラー、空冷式ATFクーラーの搭載にあわせ、フロントバンパーの開口面積を大型化。さらにバンパー側面に空気排出用サイドダクトを設けたほか、安定した制動力確保のためにブレーキダクトも新設した。 なお、バンパーコーナーに小さな段差を設けることで空気の剥離を抑制。冷却機能を高めながら、操縦安定性も確保しているそうだ。 ◎あわせて読みたい: パワートレインは、エンジンは同一型ながら中速域でのトルクを30Nm増加させ最大トルクを400Nmとし、6速MT(iMT)または、世界トップレベルの変速スピードを目指し開発されたGR-DATを組み合わせる。ATを設定することで、より幅広いユーザーがGRカローラの走りを楽しむことができるようになった。 足回りでは、前後ショックアブソーバーにリバウンド側で作動するスプリングを内蔵し、旋回時の車両姿勢と内輪の接地荷重特性を改善することで安定性を向上させた。さらに、リアトレーリングアーム取付点を上げることで加速時のリヤの沈み込みを低減。アクセル操作に対する車両姿勢変化を抑え、駆動力の応答性を向上させるとともに安定した姿勢でのコーナーリングを実現するという。 さらに、ABSを改良することで安定した制動力を実現させるなど、細かな改良を施すことで車両との一体感を向上させている。 >>GRカローラ、現行型と進化型を写真で見比べてみる ◎あわせて読みたい: 北米で今冬デリバリー開始、日本導入は?“進化型”GRカローラは、今冬からデリバリーが開始される予定で、価格は24年後半に発表される見通し。 なお北米でのグレード構成は、コア、プレミアム、プレミアムプラスのは3種類を設定。プレミアムにはJBLプレミアムオーディオやシートヒーター、プレミアムプラスには、カーボンルーフやサブラジエター、マットグラックのホイールなどが追加される。 トヨタによると「北米以外の地域への導入は検討中」とのことで、日本導入への具体的なアナウンスは今回なかったが、これまでの経緯を踏まえると台数限定などで導入される可能性が高いだろう。 (終わり) >>GRカローラ、現行型と進化型を写真で見比べてみる ◎あわせて読みたい: |
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