現行型とは別モノ感さえ漂う外観が北米で大きな話題に8月1日に北米トヨタが発表した改良型「GR カローラ」。デザインを見ると、ロワーグリルのブラックアウト部分が拡大したことでフロントマスクの迫力がさらにアップするなど、見方によっては別モノ感さえ漂う変貌を遂げている。 >>大幅改良前と改良後のGRカローラをギャラリーで見比べる また走りの面についても、ショックアブソーバーに手が入れられたことで走りの質感がレベルアップしている模様。 加えて注目のエンジンは、1.6リッター直3ターボの最大トルクが30Nmアップの400Nm(最高出力は従来型と同様304PS)へと引き上げられ、限定70台で販売された「モリゾウエディション」に並んだ。 8速ATの新設定でファミリーカーの選択肢も…そして、最もファンに響きそうなのが、これまでなかったAT車の新設定。「GAZOO レーシング・ダイレクト・オートマチックトランスミッション(GR-DAT)」と名付けられた「GR ヤリス」と同じ8速ATは、ドライバーの加減速操作を学習し、レーシングドライバーと同じタイミングで自動変速してくれるというモノ。 AT限定免許でも運転できるためファミリーカーとしての選択肢に入れられるようになったことが最大のメリットだろう。 |あわせて読みたい| YouTubeには早速この改良型GR カローラのレビュー動画がアップされ、数日で数万回を超える再生回数を記録。コメント欄も賞賛であふれているから、グローバルな注目度合いも相当のようだ。 |GRカローラ(現行モデル)| 日本導入時期は未定、そもそも導入されるのか?魅力大幅アップで太鼓判を押せる改良型GR カローラなのだが、唯一にして最大の問題は日本導入時期が決まってないことだろう。 現地では今冬から販売開始となるようなので、従来型のワールドプレミア(2022年6月1日)と国内受注開始時期(同年12月2日)を考えると、来夏には改良型の国内注文受付が始まってもおかしくないが、現時点では情報がまったくない。 ここで気になるのが、ベースモデルとなる「カローラスポーツ」の国内における存在感低下だ。こう書くと「いやいやカローラは7月の国内販売台数2位だし、セールス絶好調でしょ」という声が聞こえてきそうだが、それは「カローラクロス」などすべてを含めたカローラファミリーとしての実績。 なかでもSUVのカローラクロスが目下売れまくっており、これがファミリーの2023年度販売実績(約15万台)で見ても4割以上を占めている。 一方、国内ではCセグメントハッチバックの人気が今ひとつだからか、カローラスポーツを街で見かける機会はカローラクロスに比べて断然少ないのが現実だ。 つまり、それほど台数が見込めないカローラスポーツをさらに尖った仕様としたGR カローラは国内導入しても売行きが期待できないため“そもそも日本での販売は計画していない”可能性も否定できない。 とはいえ従来型も販売が危ぶまれていたが発売したただ、振り返ると従来型も当初国内販売が危ぶまれたものの、最終的には日本導入が発表され、蓋を開けてみれば限定車ではない「RZ」グレードですら抽選販売となった経緯がある。 |あわせて読みたい| それゆえ、今回も国内から導入を待ち望む声があがればトヨタが何らかのアクションを起こす可能性は十分にあるだろう。 ということで、日本導入を大いに期待したい改良型GR カローラ。「GR ヤリスは家族で乗るには狭すぎるから買っちゃダメ」と言われ涙を呑んでいる世のクルマ好きお父さんは、声を大にして国内導入を訴えるべきかもしれない。 >>大幅改良前と改良後のGRカローラをギャラリーで見比べる (終わり) |GRヤリス| |
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