THS搭載で2.5Lガソリン車より40%燃費が向上ロータリーやスカイアクティブXなどなど「独自のパワートレーンと言えばマツダ!」という広島推しのみなさんこんにちは。ついに噂のアレが出たんですよ! というわけで今回は7月9日に北米で発表されたマツダ「CX-50」の2025年モデルに加わるハイブリッドモデルについてサクッとお伝えします。 CX-50は2021年に公開されたFFベースの新世代SUVで、アラバマ州にある“トヨタとマツダの”合弁工場で生産されている北米向けモデルです。登場当初はワイドなオーバーフェンダーなどで全幅1900mmを超えたマッチョなデザインが話題となりました。 >>FFベースのCX-50と、FRベースのCX-60・CX-80の違いをギャラリーで見る そんなCX-50に今回追加されたのが「CX-50ハイブリッド」。そのハイブリッドシステムは生産工場の件からも連想できるように、2.5Lガソリン自然吸気の「ダイナミックフォースエンジン」も含めて“トヨタ製のTHS”で、RAVなどに積まれるパッケージと共通です。 ネットを見渡すとこの件でガッカリしているコアなファン層もお見掛けしますが、実はCX-50がトヨタ製ハイブリッドシステムを搭載することは、過去の北米マツダCEOの発言などでも予告されていて、サプライズというわけではありません。 |あわせて読みたい| とはいえ2モーター・駆動バッテリー・遊星ギアを使った動力分割機構・電動4WDシステムのE-Fourという“トヨタTHS独自のハイブリッドシステム構成”の搭載には感慨深いものがあります。 最高出力は219hp、最大トルクは220Nm。EPA燃費は38MPG(約16.2km/L)となっていて、2.5Lガソリン車(2.5S)と比べて燃費は40%向上したとのこと。 ちなみに日本仕様のRAV4も同じ2.5Lダイナミックフォースエンジンとハイブリッドの組み合わせでシステム最大出力は222ps(=219hp)と同値。EPA燃費の39MPGもほぼ近いということで、仮に日本にCX-50ハイブリッドが導入された場合、そのWLTP燃費は日本仕様のRAV4ハイブリッドに近い20km/L前後ということになります。 (次のページで価格などを解説) |CX-60| 日本の「CX-60」や次期「CX-5」への搭載は難しそう「CX-50」のハイブリッドグレードはベーシックな2.5L自然吸気より約40~50万円高く、最上級となる2.5ターボよりは50~60万円安いイメージ。 <北米のCX-50の価格例> 例えば日本で販売中の「CX-60」や2024年秋発売予定の「CX-80」に、このトヨタ製2.5Lガソリンのフルハイブリッドが追加されるようなことになれば、20km/L前後の燃費を叩き出すエコなガソリン搭載グレードが生まれるわけですが、CX-60やCX-80はエンジン縦置き×後輪駆動ベースなので、エンジン横置き×前輪駆動ベースの2.5L THSは簡単にはコンバートできない気もします。 |あわせて読みたい| また、今年5月の決算発表会では次期「CX-5」にマツダ製ハイブリッドが搭載されるという趣旨の発言があったことが話題になっています。とすると、国内向けのマツダモデルにRAV4譲りのTHSが搭載される可能性も残念ながらなさそうです。 >>FFベースのCX-50と、FRベースのCX-60・CX-80の違いをギャラリーで見る 果たしてトヨタ製ハイブリッドを搭載して燃費を爆上げしたマツダモデルは日本でも登場するのか? CX-80の国内展開や次期CX-60情報にも引き続き注目です! |CX-5| (終わり) |
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