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キッカケは豊田会長の「走ってみない?」。マッチがS耐でレーサーに復帰したワケ【S耐富士24hレース】 ...

2024-5-25 20:10| post: biteme| view: 341| コメント: 0|著者: 文:編集部/写真:トヨタ、編集部

摘要: マッチが16年ぶりにドライバーとして復帰 5月24日から26日に行われている「ENEOS スーパー耐久シリーズ 2024 Empowered by BRIDGESTONE 第2戦 NAPAC富士SUPER TEC 24時間レース(以下、富士24時間レース)」。日本伝 ...

キッカケは豊田会長の「走ってみない?」。マッチがS耐でレーサーに復帰したワケ【S耐富士24hレース】

マッチが16年ぶりにドライバーとして復帰

5月24日から26日に行われている「ENEOS スーパー耐久シリーズ 2024 Empowered by BRIDGESTONE 第2戦 NAPAC富士SUPER TEC 24時間レース(以下、富士24時間レース)」。

日本伝統の耐久レースとして、また近年は国内メーカーが実証実験の場として多数参戦することで大きな盛り上がりを見せているS耐だが、今年のビッグニュースといえば、“マッチ”こと近藤真彦氏が久しぶりにドライバーとしてレースに復帰することだ。

もはや語るまでもない国民的アイドルである近藤氏が、レーサーとしての顔も持っているのはご存知の通り。ドライバーとして第一線からは退き、現在は「KONDO Racing Team」のチームオーナー兼監督として国内最高峰の「SUPER GT」と「SUPER FORMULA(SF)」で戦っている。さらに監督を務める傍ら、SFを運営する「日本レースプロモーション(JRP)」の取締役会長としての顔を持ち、日本のモータースポーツの発展にも尽力している。

そんな近藤“監督”だが、今回久しぶりに“選手”としてサーキットに帰ってきた。ドライブするのは、水素を燃料とした「液体水素カローラ(#32 ORC ROOKIE GR Corolla H2 Concept)」。SUPER GTでは日産系チームの監督を務めており、日産のイメージが強い近藤氏だが、今回はメーカーの垣根を越え、トヨタ車をドライブする。

決勝を前に、近藤氏を囲んだラウンドテーブルが開かれた。参戦の経緯やドライバー、クルマ好きとしての想いを聞くことができた。

キッカケは豊田会長の「走ってみない?」

今回、16年ぶりに24時間レース(16年前は十勝)に近藤氏が復帰したのは、日本のモータースポーツをどう盛り上げていくか? という議論を豊田章男会長としている中で、豊田会長が「うちのチームで走ってみないか?」と振ったのがそもそものキッカケだそうだ。

最初は半分冗談だったが「それ面白いね!」と近藤氏が日産側に相談。日産側も「ぜひ盛り上げてください」と送り出してくれたという。

仁義に厚い近藤氏は、日産系である自チームのレーシングスーツの着用を豊田会長に相談したところ「当然だよ」と豊田会長もこれを快諾。近藤氏は「両メーカーのレースを盛り上げたい気持ちが凄い伝わってきた。20年ぶりにサイズを測ってスーツを作ったら、腹周りが2cmぐらい増えていた(笑)」と話してくれた。

現在は監督やオーガナイザーとしてレースに携わる近藤氏。久しぶりのレースの感想を聞かれると「ワクワク感しかない。やっぱりレースの1番の醍醐味は、ヘルメットをかぶってハンドルを握ってサーキットを走ることなんだな、と改めて感じた。本当に楽しい週末を過ごさせてもらっている」と語り、まもなく還暦を迎える歳になっても、その瞳は少年のように輝いていた。

マッチも驚く水素エンジンの完成度

根っからのスポーツカー好きを公言する近藤氏。今回初めて水素エンジン車をドライブし、想像以上の驚きがあったそうだ。

「パワーも音も(乗る前は)全然期待してなかった。ところが、テストで乗ったらガソリンエンジンと全く変わらない。水素のクルマは重いのでマシンバランスが不安だったのだが、1コーナーのブレーキングは本当に素晴らしい。乗ったイメージとしては『水素の車だよ』と言われなければわからないぐらい、ガソリンエンジンに匹敵する完成度」

トヨタは2021年より水素を燃料とした水素カローラで挑戦を続けており、2023年からは、燃料を気体から液体へと変更した“液体”水素カローラへと進化を果たしてきた。

近藤氏も「多分、1年や2年前は相当ご苦労なさってここまで辿り着いたんだろうなと(感じる)。今回の24時間レースでまた新たなデータを取って、来年、再来年に向けてもっと素晴らしい水素エンジン車ができるんじゃないか」と未来への期待を膨らませていた。

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マッチがS耐に出たワケ

近年ますますの盛り上がりを見せるS耐だが、日本のレース業界を見渡すと、なかなか一般層にまでその魅力が広がらないのが実情だ。

大谷翔平選手の一挙手一投足にメディアは沸き立ち、サッカー日本代表はほぼ毎戦地上波でTV放送される日本のスポーツ界だが、いま世界的にも大成功しているF1ですら、唯一の日本人として戦っている角田裕毅選手やホンダと組むレッドブル・チームの活躍は、ごく一部のメディアにしか報道されない。2023年の自動車販売台数では世界4位。自動車は日本の基幹産業であるにも関わらずだ。

その理由は、排ガスや環境問題といった、クルマ=悪という負のイメージがどこか日本人の中にまだまだ残っているからかもしれない。だからこそ、今回近藤氏が液体水素カローラをドライブする意義は大きい。

「水素(技術)をモリゾウさんが一生懸命に世間にアピールしている。僕が一緒にやることで、カーボンニュートラルということを、少しでも一人でも多くの方に伝えることができれば。今日こんなに多くの皆さまに集まっていただいて、一昨日から色々ニュースが出ているのでその効果はあったかな」

会場を歩けば、普段のレース会場ではなかなか見ないような“マッチファン”らしき女性が多数見られ、レース前、液体水素カローラの周りは近藤選手を一目みようと黒山の人だかりとなっていた。

日本独自の水素エンジン技術をレースの現場で鍛える。一般の人にとって、どこか他人事の話でまだまだ超えるべきハードルが高いのが現状だが、近藤選手のドライブによって、また一歩身近な未来の話へと近づいたかもしれない。

「できたら、また来年も」

JRP会長でもなく、近藤監督でもない。一人のクルマ好きとして、マッチは心からレースを楽しんでいる。マッチの楽しむ姿が人々に与える影響は計り知れない。

(終わり)

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