最安グレードは果たしてアリなのかナシなのか大人気のプチバン、トヨタ「シエンタ」がマイナーチェンジしました。 内外装の変更など、見てわかるような改良はありませんでしたが、人気のオプションを標準装備化するなど、地味ながらも着実に商品力を高めています。 2022年8月に登場した現行シエンタは3代目。ハイブリッドとガソリンモデルがあり、グレードはどちらも上から「Z」「G」「X」の3種類を設定しています。 駆動方式は、ハイブリッドは2WD(FF)のほかに4WD(E-Four)も選べますが、ガソリンモデルは2WDのみとなります。 価格は、ハイブリッドが323万4600円から239万円、ガソリンモデルは268万6600円から199万5200円となっています。 シエンタで一番高いモデルは「ハイブリッド Z E-Four(4WD)」の323万4600円で、2WDだと303万6600円。最安値はガソリンの「X」(2WD)で199万5200円です。 2WD同士で比較するとその差は約104万円となかなかの差額です。では、コスト重視でガソリンのXを選ぶのはアリなのでしょうか? ということで、今回は「シエンタの最安モデル“ガソリンのX”はアリなのかナシなのか?」装備を見ながらチェックしていきます。 >トヨタ シエンタのフォトギャラリーはこちら |あわせて読みたい| >>トヨタ シエンタの価格やスペックはこちら ガソリンモデルの評価は決して悪くはない基本的なスペックを見てみます。 <ハイブリッド> 燃費はいうまでもなくハイブリッドに軍配があがりますが、ガソリンモデルとしては、ライバルのフリード+(5人乗り/2WD)の17.0Km/Lと比較すると1.4Km/シエンタが優ります。また、一般的なガソリン車としても悪くはない数値といえます。 走行性能についても、エンジン+モーターのハイブリッドのパワフル感にはかなわないですが、ジャーナリストの中には「ガソリンのほうが気持ちよく走れる」という評価もあるなど、決して悪くはありません。 とはいえ、走り味や乗り心地は好みがありますので、「実際に試乗して許容範囲かどうか」確かめてみることをおすすめします。 >トヨタ シエンタのフォトギャラリーはこちら |あわせて読みたい| >>初代 シエンタの価格やスペックはこちら 見た目がシンプル好きならむしろアリかも次にエクステリア関連です。シエンタを選ぶうえで大事な要素となりそうなのが、ボディカラーです。 シエンタにはツートーンを含めて、全9色設定されています。そのうちXで選択できるは、プラチナホワイトパールマイカ、ブラック、ベージュ、アーバンカーキの4色となっています。 ベースグレードだと、白、黒、銀の3色しか選べないケースが多いですが、ベージュ、アーバンカーキといった最近人気のアースカラーが選べるなど、意外と選択肢があります。 次にインテリアカラーです。シエンタにはブラック、カーキ、フロマージュの3色が設定されていますが、Xはブラックのみとなります。選択肢はありませんが、無難な色なので困ることはなさそうです。 外装は「Zのみいろいろと加飾があってGとXにはそれがない」といったもので、そこまで大きな差はありません。 具体的には、15インチのスチールホイール×シンプルなホイールキャップ、無塗装のグリルモール、シンプルなリヤコンビランプ、といったもの。加飾の少ないほうが好きという人であれば、むしろアリな内容ともいえます。 ヘッドライトはスタンダードなLED式を標準装備。Zのバイビーム式LEDのような精悍さはありませんが、LED式というだけでも嬉しい装備です。 >トヨタ シエンタのフォトギャラリーはこちら |あわせて読みたい| >>2代目 シエンタの価格やスペックはこちら ベースグレードの宿命がチラホラインテリアとその他装備品をチェックしていきます。 メーターはアナログメーターと4.2インチのインフォメーションディスプレイという構成。これもむしろシンプルで好きという人にはしっくりきそうなデザインで、視認性も良好です。 ステアリングはウレタン製。ベースグレード感を肌で感じることになります。そして、エアコンがマニュアル式です。オートエアコンに慣れていると、温度調整が煩雑でやや面倒かもしれません。 この2点については、ベースグレードの宿命といったところ。受け入れられるか熟考するポイントとなりそうです。 先進安全装備の「トヨタセーフティセンス」をチェックします。 衝突安全回避系の機能は基本同一で大きな差異はありませんが、「アダプティブクルーズコントロール(ACC)」は全車速追従式ではあるものの、停止保持機能がつきません。 これについては、そもそも停止保持機能が付くのはハイブリッド Zのみなので、ガソリンのXだからというものではありません。停止保持がマストということであれば、ハイブリッド Z一択ということになります。 シエンタの特徴でもあるパワースライドドアは、助手席側のみ電動で運転席側は手動となります。 両側電動がマストということであればG以上となりますが「運転席側は道路なので安全面的にむしろ自分で開閉させたい」と考えている人であれば問題ありません。 最後にオーディオ関連です。Xはオーディオレスとなるため、何かしらのオーディオ、またはナビゲーションを装着する必要があります。 社外品のナビを選ぶという方法もありますが、「X用のオーディオ関連セットオプション」が8パターン用意されており、その中で最安値となる15万5100円のセットオプションには「ディスプレイオーディオ(コネクテッドナビ対応)」+「運転席シートバックスマホポケット+充電用USB端子2個」+「バックガイドモニター」+「ドライブレコーダー(前方)+ETC車載器」と、必要なものが一通り含まれています。 15万円の追加は大きいですが、どれも必要装備であり(運転席シートバックスマホポケット云々は無くてもいいかも?)社外品でそれぞれを揃えてもそれなりにするので、このセットオプションを選んでおけば満足度が高そうです。 ちなみに、セットオプションの15万5100円を単純計算で車両本体価格に足すと215万300円。Xのハイブリッドが239万円なので視界に入りそうですが、こちらもナビレスのため、オプションを足すと254万5100円となるのでその差は縮まりません。 >トヨタ シエンタのフォトギャラリーはこちら |あわせて読みたい| >>2代目 シエンタ ハイブリッドの価格やスペックはこちら 結論「シンプル好き&コスバ重視」であればアリかも!「シエンタ“ガソリンのX”はアリかナシか」チェックポイントのまとめです。 ・4WDは選べない 振り返ってみると、なんだかんだ上出来な気がしてきましたがいかがでしょうか。 シンプルイズベスト、とにかく低コストで抑えたい、という人であれば、199万5200円の“ガソリンのX”はアリな選択肢かもしれません! >トヨタ シエンタのフォトギャラリーはこちら |あわせて読みたい| >>トヨタ シエンタの価格やスペックはこちら |
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