最上位グレードとの価格差はちょうど100万円現行型のトヨタ「ノア」は、2022年1月に登場しました。8年ぶりのモデルチェンジということで、最新の車台「TNGAプラットフォーム」に新世代ハイブリッド、「トヨタセーフティセンス」などの最新技術が搭載されています。 新型ノアの販売は好調で、2023年1月から12月の登録車の販売台数では7位(9万5181台)、姉妹車のヴォクシーも8位(8万9080台)と、日産「セレナ」(11位/7万5673)やホンダ「ステップワゴン」(19位/4万4157)をリードしています。 ノアには「標準仕様」と「エアロ仕様」の2種類があり、グレードは標準ボディが3グレード、エアロ仕様が2グレードの全5グレード構成となっています。 パワートレーンは、1.8L直列4気筒ガソリン+モーターのハイブリッドと、2.0L直列4気筒ガソリンがすべてのグレードに設定され、乗員数は「S-Z」と「Z」が7人乗りのみ、その他は7人乗りと8人乗りが選べます。 駆動方式は、ハイブリッドは2WD(FF)と7人乗りにのみE-Four(後輪をモーターで駆動する4WD)が設定され、ガソリンモデルは全グレード2WD(FF)と4WDが設定されています。 >>ガソリンモデルのグレード一覧はこちら 価格は、最上位グレードの「ハイブリッド S-Z E-Four(7人乗り)」が389万円、最廉価はエントリーグレードの「X(2WD/7・8人乗り)」で267万円となっており、その価格差は122万円。 2WD同士で比較すると、「ハイブリッド S-Z 2WD(7人乗り)」367万円で、Xとちょうど100万円の差があります。では、コスト重視でガソリンのXを選ぶのはアリなのでしょうか? ということで、今回は「ノアの最安グレード“ガソリンのX”はアリなのかナシなのか?」装備を見ながらチェックしていきます。 >トヨタ ノアのフォトギャラリーはこちら |あわせて読みたい| >>トヨタ ノアの価格やスペックはこちら ガソリンモデルの走りも悪くない基本的なスペックを見てみます。 ボディサイズ全長4695mm×全幅1730mm×全高1895(1925)mm ホイールベース2850mm 全幅が5ナンバーサイズ(1700mm未満)から少しだけ幅広ですが、取り回しに苦労することはほとんどありません。一方で、全長は4.7mとそれなりの長さがあるので、駐車時などには注意が必要です。 燃費燃費はいうまでもなくハイブリッドのほうが良いですが、ガソリンモデルとしては、ライバルのセレナ(8人乗り/2WD)の13.4km/Lや、ステップワゴン(7人乗り/2WD)の13.9km/Lより勝っており、そもそもボディの大きいミニバンと考えれば健闘している数値ともいえます。
ハイブリッドとパワーを比較また、パワー感もエンジンにモーターが加担するハイブリッドにはかないませんが、ガソリンモデルのエンジンは最高出力170psとなかなかパワフルで、これで十分ともいえます。
「常に多人数乗車だけどパワフルに走りたい」もしくは「どうしても燃費が気になる」というのであれば、ハイブリッドを選んだほうがよいでしょう。 エクステリア関連先述のとおり、ノアには2つのデザインがあります。 エアロ仕様は、その名の通りエアロパーツが装着されています。メッキを使ったフロントバンパーは、スポーティな雰囲気だけでなく高級感も感じさせるデザインが特徴的。もしこのデザインが好きということであれば、S-ZもしくはS-Gということになります。 一方で標準仕様は落ち着いた雰囲気。標準仕様でもZではメッキ加飾となるグリルやフード&ドアベルトモールディングなどは、GとXはブラック塗装となり、かなり地味な印象となります。 ですが、「派手な仕様よりは地味な感じが好き」という人であれば、これはこれでアリかもしれません。 ボディカラーは、ZやGと同じく「ホワイトパールクリスタルシャイン」「メタルストリームメタリック」「アティチュードブラックマイカ」「スパークリングブラックパールクリスタルシャイン」「スティールブロンドメタリック」の5色から選ぶことができます。 インテリアとその他装備インテリアに関しては「Xだからついてない」というものはありません。フロントシートにはアームレストも付きますし、8人乗りには助手席シートバックテーブルも付きます。 ヘッドライトは、ベースグレードに装着されていることが多いハロゲン式ではなく、明るいLED式です。 メーターは、タコメーターとスピードメーターの2眼タイプで、中央に4.2インチのインフォメーションディスプレイを備えます。 7インチのインフォメーションディスプレイを備えるハイブリッドと比べると地味さはありますが、シンプルなデザインなので「こっちのほうが好き」という人もいそうです。 先進安全装備「トヨタセーフティセンス」は全グレード標準装備。Xにも全車速追従機能付の「レーダークルーズコントロール」が装備されるので、長距離もラクチンです。 >トヨタ ノアのフォトギャラリーはこちら |あわせて読みたい| >>トヨタ ノア ハイブリッドの価格やスペックはこちら スライドドアが左右とも手動だが…気にしておきたいポイントをチェックしていきます。 ホイールまずはホイールです。スチールホイールに樹脂キャップという仕様です。 ミドルクラスのミニバンくらいになるとちょっとしょぼい印象です。オプションでもアルミホイールは設定されていないので、気になるのであればG以上となります。 ステアリングステアリングはウレタン製です。ウレタンの「なんともいえない安っぽい手触り」を感じることになります。 ウレタン製ステアリングはXのみですので、G以上を選べば本革ステアリングになります。 リモコンキードアアンドルを握ると解錠できるタイプではなく、リモコンキーを使うタイプです。 また、エンジンスタートもプッシュスタートではなく、キーシリンダーに挿して回すタイプです。 これについては、メーカーオプションの「スマートエントリー」(3万5200円)を付けることで、プッシュエンジンスタートとロック解除ができるようになります。 オーディオオーディオレス仕様です。メーカーオプションのコネクティッドナビ対応のディスプレイオーディオ(8万5800円)があるので、それを選択してスマホナビを活用するのがコスパ的には良さそうです。 スライドドアそしてX最大の検討事項になりそうなのが、ノアの特徴でもあるスライドドアが「左右とも手動」というところ。これはメーカーオプションで助手席側のみ装着することが可能です(6万2700円)。 ですが、イージークローザー(ドアを閉めるときに半ドア状態から自動的にドアを引き込み確実にドアを閉める機能)を左右とも標準装備しているので、手動でもおもいっきり力をいれてバーン! みたいな閉め方をする必要はありません。 「こどもの安全を考えて自分の手で開閉したい」「手動のほうが開閉自体は早いので使いやすい」と考える人であれば、むしろ手動の方がよかったりするかもしれません。 >トヨタ ノアのフォトギャラリーはこちら |あわせて読みたい| >>トヨタ ヴォクシーの価格やスペックはこちら コスパ重視ならアリ!まとめノア Xのチェックポイントまとめです。 ・ガソリンモデルの走りが気になるのであればディーラー試乗はマスト 走行性能、安全性能などは他グレードと同じですので、そのあたりは全く問題ありません。 ある程度の装備は付いていて欲しいという人は、無難に選ぶのであればG以上がオススメです。 一方で、コスパで選ぶのであればそれぞれ「無くても大きな問題にはならないもの」ではあるので、ニーズに合致していればアリといえます。 Gは297万円なのでその価格差は30万円。なかなか絶妙な価格差ではありますが、コスパで選ぶのであれば267万円の“ガソリンのX”はアリかもしれません! <おわり> >トヨタ ノアのフォトギャラリーはこちら |あわせて読みたい| >>トヨタ ヴォクシー ハイブリッドの価格やスペックはこちら |
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