安心して乗るなら人気の定番車種をクルマは移動のための道具であると同時に、個性を表現する重要なアイテム。高価な買い物ゆえに本当に気に入ったものを買うべきだし、周りからどう見られるかも意識して慎重に選びたいところ。 そうした観点から、個性があり、所有して高い満足感が得られるという点では輸入車にも目を向けたい。 最近の輸入車は心配されるようなトラブルのリスクも大幅に減少し、安心して長く乗れる点からも勧めやすくなった。 とはいえ、あまり背伸びをし過ぎると、後で維持費がかさむことになりかねない。選択肢として最有力なのは、輸入車の中でも比較的コンパクトで扱いやすく、昔から人気がある定番車種だ。 そこで今回は「これを買っておけば胸を張れる王道の輸入車5選」と題し、国産同クラスの車種との比較も含めて掘り下げてみたい。 >>フォトギャラリーで王道入門欧州車を見る >カッコかわいい! ルノーの名車「サンク」がレトロフューチャー系で復活。9月欧州発売、日本導入ある? >生誕50周年で大改良「新型ゴルフ」は新採用の光るVWマークだけでも選びたくなる >新型ミニ発売! 10年ぶり刷新、MINIらしさ継承しつつ最新技術にアップデート 電気自動車も新設定 他メーカーも参考にする王道。フォルクスワーゲン ゴルフまず、王道の輸入車として外せないのは、このクラスのベンチマークとなっている「フォルクスワーゲン ゴルフ」。50年の歴史を持つ実用的なハッチバックだ。 8代目にあたる現行型は2021年6月に日本で発売して約3年が経つ。 魅力は、信頼性の高さ。街で古いゴルフを見掛けることがあるのも長く愛用されている証拠。日本でもディーラー網が充実しているところも安心できる点だ。 伝統の太いCピラーも誰もが「あ!ゴルフだ」と気付くポイントになっている。 >>フォトギャラリーで王道入門欧州車を見る 現行モデルはデジタル化を進めたコクピットや高品質な内装の仕上げなどは、まだまだ先進感があって魅力的。ただ本国ではすでにビッグマイナーチェンジ版が発表され、日本導入が待たれる段階だ。 現行モデルの価格は341万1000円からと、比較的手ごろに設定されているのも見逃せない。モノの本質的価値にこだわるオーナーにはもってこいのモデルとなっている。 【フォルクスワーゲン ゴルフ】>【クルクル動かせる!】360ビューはこちら 遊び心と華があるコンパクトハッチ。MINIクーパー「クルマは堅実なだけではつまらない。やっぱり華がないと」というオーナーには「MINI」がおすすめ。 特に先日新型が登場した3ドアの新型「MINIクーパー」はスッキリとしたエクステリアや円形のインフォテイメントシステムなど、新世代感溢れるデザインとなっており、ルックスにこだわるオーナーにも勧められる。 >>フォトギャラリーで王道入門欧州車を見る デザインと共に挙げられるもう一つの魅力は「ゴーカートフィーリング」を追求した機敏な走り。 これは諸刃の剣であり、同乗者にとっては「乗り心地硬いかも」と感じさせてしまう心配も。試乗の際にチェックしたいポイントだ。 ヘッドアップディスプレイなど標準装備が充実している割に、エントリーレベルの1.5Lモデルなら価格も396万円からとライバル車に対して戦略的な設定となっている。 >【新型ミニ登場】10年ぶりのモデルチェンジ! 気になる本当のライバルとは? >新型MINIの変えたこと・変えなかったこと。デザイナーが語る、いま再評価される普遍の価値とは 【MINI Cooper】>価格やスペックはこちら 有無を言わせぬブランド力 メルセデス・ベンツ Aクラス輸入車ならではのプレミアム感、あるいは優越感を得たいなら、なんといっても頂点はメルセデス・ベンツだ。 おすすめしたいのはエントリーモデルの「Aクラス」。ボディはコンパクトでも、メルセデスらしいつくりの良さは健在であり、ドアの開閉音に象徴される質感の高さは他の追従を許さない。 >>フォトギャラリーで王道入門欧州車を見る また、最廉価グレードでもパワートレーンは振動の少ない直列4気筒エンジンと、3気筒が多いライバル達に差を付けている。 欠点は価格の高さ。スタート価格は499万円と、ここも「プレミアム」な設定となっている。しかもエントリーモデルの180は在庫数が限られるようだ。 ブランド価値が高いぶんリセール価値も高いとされるが、タマ数が増えた現在は一昔前に比べると値落ち幅も大きくなった。ただ、丈夫なクルマなので長く乗るとヘタリの少なさも含めて改めてその魅力を感じるだろう。 【メルセデス・ベンツ Aクラス】>価格やスペックはこちら 好印象なブランドイメージが魅力。 BMW 1シリーズスポーティなモデルがお好みのアナタにはBMWの「1シリーズ」が第1候補となる。 メルセデスとは趣向が異なり、高級感というよりは走りへのこだわりやファッショナブルなイメージを持つ人が多いだろう。 >>フォトギャラリーで王道入門欧州車を見る 1シリーズはAクラスのライバルとなるが、足回りの設定やハンドリングはこちらの方がよりスポーツ指向。 先代までの弱点だった室内スペースの狭さを、Aクラスなどと同様のFFへと駆動方式を変更した大幅な刷新により克服する一方、懸念された運動性能の低下も開発ノウハウをフル活用して全くの杞憂としている。 スタート価格は476万円と中々のものだが、走りの良さやデザインに惹かれる人にとっては投資額に見合った満足度が得られることだろう。 【BMW 1シリーズ】>【クルクル動かせる!】360ビューはこちら 知る人ぞ知る通な名車。プジョー 308最後は人と被らないクルマを探している人に乗ってほしい「プジョー 308」だ。 牙のようなLEDライトを用いたフロントマスクはブランドアイコンのライオンを思わせ、これだけでも印象に残るポイントだ。 >>フォトギャラリーで王道入門欧州車を見る フランス車を代表するプジョーはブランド知名度こそあれど、日本ではそれほどメジャーな選択肢にはなっていない。 確かにドイツ車に比べると認知度は薄れるかもしれないが、逆にそれが通にしかわからない魅力としてメリットにもなり得る。 非常に伝統あるブランドゆえ欧州でのブランドイメージはドイツ車と肩を並べるものであり、しかもこの308はクルマの完成度という点でも卓越したものがある。 乗り心地も太鼓判が押せるデキだ。ゴルフの真のライバルは、Aクラスでも1シリーズでもなく、この308だろう。 インテリアも小径ステアリングホイールを採用したiコクピットなど、欧州車ならではの個性を大事にするオーナーには刺さるディテールが多い。価格も比較的安価な339万8000円から設定される。 【プジョー 308】>【クルクル動かせる!】360ビューはこちら 道具としてのコスパの高さは随一。トヨタ カローラ スポーツそれぞれに個性や魅力をもつ輸入車勢に対し、国産で比較対象に挙がるのはトヨタの「カローラスポーツ」。 国産車、しかもカローラとくると、実用一辺倒なモデルを想像しがちだが、カローラスポーツは欧州が主戦場のグローバルモデルゆえに走行性能は相当ハイレベル。現行モデルは世界の若者にもアピールするべく、近代的なプラットフォームを採用して走りを一段と引き上げている。 しかも、フルハイブリッドの最上位グレードでも価格は297万8100円と、舶来のライバルより大幅に安価な設定となっている。 個性やオシャレ度では及ばないが、ニュートラルな視点で見ると道具としての完成度は今回紹介してきた欧州モデルに勝るとも劣らない。意中の欧州モデルにどれだけのプレミアムを払う価値があるのかを計る意味でも、一度試乗してみるのもいいかもしれない。 >>フォトギャラリーで王道入門欧州車を見る <終わり> 【トヨタ カローラスポーツ】 >【クルクル動かせる!】360ビューはこちら >【クルクル動かせる!】360ビューはこちら <写真:トヨタ、メルセデス・ベンツ、BMW、フォルクスワーゲン、プジョー> 終わり> |
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