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新型GR86は1.6Lターボ? 謎多きスープラの本性は!? S耐開幕戦からGRの次世代モデルを占う

2024-4-23 11:45| post: biteme| view: 670| コメント: 0|著者: 文:編集部/写真:トヨタ、編集部

摘要: S耐という名の走る“公開”実験室 4月20日から21日にかけて宮城県のスポーツランドSUGOで開催された「ENEOSスーパー耐久シリーズ2024 Empowered by BRIDGESTONE(S耐)」の開幕戦。1991年にスタートし、日本発の耐久 ...

新型GR86は1.6Lターボ? 謎多きスープラの本性は!? S耐開幕戦からGRの次世代モデルを占う

S耐という名の走る“公開”実験室

4月20日から21日にかけて宮城県のスポーツランドSUGOで開催された「ENEOSスーパー耐久シリーズ2024 Empowered by BRIDGESTONE(S耐)」の開幕戦。

1991年にスタートし、日本発の耐久シリーズとして30年以上の歴史を誇る“アマチュアレースの最高峰”だが、2021年にスーパー耐久機構(STO)が認めた開発車両で争われる「ST-Qクラス」が創設され、現在では国内メーカー5社(トヨタ、日産、ホンダ、スバル、マツダ)が「共挑」をキーワードに、水素エンジンやカーボンニュートラルフューエル(CNF)など、次世代技術を開発する場としての側面も有している。

そんなS耐開幕戦のSUGOに、TOYOTA GAZOO Racing(TGR)は3台のマシンを投入した。TGR自身、S耐を「走る“公開”実験室」と呼んでいるのはご存知の通り。今回はS耐で走るマシンからTGRの次世代モデルを考察(妄想)していこう。

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次世代GR86は水平対向→1.6L 3気筒ターボ?

今シーズン大きな変更を受けたのが、「#28 GR86 CNF コンセプト」だ。ここ数年TGRは、ST-Qクラスに「GR86」を投入し、新型GR86の開発を進めているのは公然の秘密。今年は、エンジン排気量を昨年の1.4Lから1.6Lに変更してきた。

現在市販されているGR86に搭載されるのは、スバルとトヨタが共同開発した2.4L水平対向4気筒エンジン(FA24)。しかし昨年までS耐では、「GRヤリス」などに搭載されている1.6Lの3気筒ターボエンジンを、1.4Lに排気量を落としてレースを戦ってきた。今回の排気量の変更は、TGRとして1.4Lエンジンのテストにある程度区切りがついたからだそうで、今シーズンは1.6Lに戻し、新たなトライを行っていくという。

もちろんTGRは、次世代のGR86に1.6L 3気筒ターボを搭載すると明言しててはいない。もちろん今後方針が変わる可能性もないわけではないが、長い間GR86でテストを繰り返してきたGR謹製エンジンを活用しない手はないだろう。

今後はGR86のウィークポイントでもあるミッションが1.6Lターボの高出力・大トルクに耐えられるよう、今回合わせて投入した新型トランスミッションとのマッチングを評価していくと思われる。

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痛快なFRスポーツに? フレンドリーさはどうなる?

TGRによると、今年はエンジンをより低く、よりボディ中央へと搭載し重量バランスも改善したそうだ。ボディもツギハギの補強ではなく量産車に近い作り方にすることで剛性もアップしているとのこと。

現行のGR86の車重がおよそ1300kg程度。このまま行けば、軽量コンパクトなボディに300馬力/400Nm級のターボエンジンを搭載した痛快なFRスポーツが出来上がりそうだ。

1つ懸念としては、GR86の先鋭化だ。初代「86」は操る楽しさにこだわりあえてハイパワーエンジンを搭載しなかった過去がある。初心者でも楽しく、ドライバーフレンドリーな走りがどこまでキープされるかに一抹の不安が残る(そのポジションは大きくなる新型「コペン」が担うのかもしれないが……)。

ちなみに今回のレースでは、ミッションの入りが渋いという声がドライバーから上がったそうで、次戦までに原因を調べ対策を行っていくそうだ。走っては壊し、直してまた走るをレースという現場でアジャイルに繰り返す。クルマの開発はかくも地味で愚直なことの繰り返しということを再認識させられた。

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GRスープラがST-Qデビュー。これって…?

GR86の“公開開発”が順調に進んでいるとすれば、謎が多いのが今シーズン「トムススピリット」とタッグを組んで投入された「#92 GRスープラ レーシング コンセプト」だ。

元々TGRは、世界各国で行われているカスタマーレースに向け「GT4」規格のレーシングカー「GRスープラ GT4」を投入。今シーズンのS耐でもGT4マシンで争われる「ST-Z」クラスに2台がエントリーし、日産「Z NISMO GT4(フェアレディZ)」やポルシェ「ケイマン GT4 RS CS」といったライバル達と鎬を削っている。

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しかし92号車は、開発車両で争われる「ST-Qクラス」。TGRによると、現状プロドライバーとアマチュアドライバーがGRスープラ GT4をドライブするとタイム差が大きく、「ジェントルマンが乗りやすく安心して走れるレーシングカーを目指して開発を行っている」というのが公式発表だ。

92号車は、GRスープラ GT4をベースとし、エンジンは3.0Lターボのまま。進化点として、ABS制御とトランスミッション制御ソフトのアップデート、そして室内快適性の向上とのことで、順当に考えれば「GRスープラ GT4 Evo.2」に当たるのだが、筆者の推測(妄想)では、これは現在ニュルブルクリンク(独)などで目撃され、近い将来販売されると噂の激辛モデル「スープラGRMN」と関係があるのではないだろうか?

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元々GT4規格は、市販版に近いパフォーマンスを持ったレーシングカーで、手軽にモータースポーツを楽しみたいアマチュアドライバーに向けて作られたカテゴリー。スープラGRMNは、言わばナンバーをつけたGT4モデルがコンセプトなのかもしれない。厳しいサーキット走行にも耐えられるよう、S耐という走る実験室において走行テストを行っていると思われる。

もちろん、TGRからスープラGRMNに関しての発言は一切なく、筆者の妄想が盛大に空振りするかもしれないが(その場合はごめんなさい)、TGRはレースで培った技術を積極的に市販車へフィードバックしてきた過去があるので、この車両に投入されている技術が、スープラGRMNないし次世代のGRスープラに投入されることは大いに期待していいだろう(空振りした際は本当にごめんなさい……)。

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未来の市販車に想いを馳せるのもS耐の楽しみ方の1つ

年初の「東京オートサロン2024」で公開され、先日販売が始まった進化型「GRヤリス」は、今年もさらに進化を続ける年になりそうだ。

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前述の2台と同じくST-Qクラスへと投入される「#32 GRヤリス DAT」は、DAT(ダイレクト・オートマチック・トランスミッション)の名の通り、進化型に新たに搭載された8速AT(GR-DAT)を鍛えるために投入されている。

DATは、プロとアマの変速スピードの差を埋め、ブレーキングやハンドル操作に集中することでタイム差を減らすのがそのコンセプト。スポーツランドSUGOでは、プロとアマ(モリゾウ氏)とのタイム差は2秒以内に収まるという(モリゾウ氏も相当運転は上手いのだが……)。

冷却に厳しいコンパクトなボディに、ハイパワー・大トルクの1.6Lターボエンジンを搭載したGRヤリスにとって、長年悩まされてきたのが熱問題。今シーズンは、DATの制御ソフトのアップデートや冷却性能の向上(サブラジエターの追加)、DAT専用の新開発LSDなどを投入し、主にパワートレインや駆動系を鍛えるという。

今回のテストでは概ね問題なくDATが機能したそうで、ここで開発されたパーツは、GRヤリスのDATモデルでレースをするカスタマーが、今後追加オプションとして後付けできるよう準備を進めているそうだ。

さらに今年は、ニュルブルクリンク24時間レースへの投入も予定されており、TGRの掲げる「モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくり」を旗印に、GRヤリスの進化は永遠に続けられていくのである。

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次戦はいよいよ、5月24日から26日に富士スピードウェイで行われる「第2戦 富士SUPER TEC 24時間レース」。フードやショッピングコーナーも充実し、24時間飽きさせないよう打ち上げ花火や様々なイベントも行われ、15歳以下のお子様は無料になるファミリーチケットもある。

今回は出走しなかった「水素カローラ」を、“マッチ”こと近藤真彦氏がドライブするなど見どころも多い。さらにほかのメーカーも、走る実験室として未来の市販車の技術を磨いている。

クルマの開発現場を実際に覗きながら、未来の市販車に想いを馳せる。そんな楽しみ方ができるのも、S耐の魅力の一つなのである。

(終わり)

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