ホンダが中国で新型BEV「e:NP2」を発売ホンダの中国現地法人である本田技研工業(中国)投資有限公司は4月25日、「北京モーターショー24」において、電気自動車(BEV)の「e:NP2(イーエヌピーツー)」を発表。広汽ホンダを通じ、同日より販売を開始した。 「e:Nシリーズ」は、同社が中国で展開するBEVのシリーズ名。同社はe:Nシリーズを拡充させることで、先日発表した「烨(イエ)シリーズ(写真:32~47枚目)」と合わせ、中国市場において2035年までにBEVの販売比率100%を目指している。 今回発表されたe:NP2は、昨年の「上海モーターショー2023」で公開された「e:NP2 コンセプト」の市販版で、e:Nシリーズの第2弾。なお、第1弾はコンパクトSUVの「ヴェゼル」をベースとした「e:NS1/e:NP1(写真:13~31枚目)」となる。 >>e:Nシリーズや烨シリーズの写真をもっと見る ◎あわせて読みたい: 航続距離545kmの“良い香り”がするBEV(!?)エクステリアは、SUVのような厚みのあるボディにセダンのようなコンパクトなキャビンを組み合わせ、洗練さと未来感を表現した。斬新なヘッドライト形状と合わせ、非常に特徴的なデザインに仕上がっている。 インテリアでは、水平基調のインストルメントパネルに12.8インチの大型ディスプレイオーディオを装備し、中国におけるBEV専用コネクテッド技術「Honda CONNECT 4.0(ホンダコネクト)」も搭載することで、利便性や快適性を高めたという。 さらに、ディスプレーオーディオやスマートフォンのアプリから好みの香りを選択し、その香りを車内へと拡散させるアロマシステムを搭載するなど、斬新な試みも行われている。 シャシーでは、e:Nシリーズ専用「e:N アーキテクチャー F」を採用することで、一体感のある爽快な走りを目指したそうだ。大容量バッテリーを搭載し、制御技術の向上や走行抵抗の低減により、航続距離は545km(中国CLTC基準)を確保する。 >>e:Nシリーズや烨シリーズの写真をもっと見る ◎あわせて読みたい: 各社攻勢も中国BEV市場に不安も...さらに今回、東風ホンダから、e:NP2の兄弟車である「e:NS2」が6月に発売することも発表された。 e:NS2は、見る人に刺激を与えるエモーショナルなデザインがコンセプトで、伸びやかでクリーンさを追求したe:NP2との差別化を図っているという。 ホンダは今後、e:Nシリーズ第3弾として、上海モーターショー2023で公開した「e:N SUV 序」をベースとした大型SUVや、「e:N GT コンセプト」をベースとした大型セダン(写真:11枚目)を投入する計画だ。さらに今回の北京モーターショー24では、トヨタやマツダも新型BEVを発表するなど、日系メーカー各社は攻勢を強めている。 ◎あわせて読みたい: BYDをはじめとした地元企業が席巻しBEV大国と化した中国マーケットだが、成長率が鈍化し値下げ競争が激化するなど、その足元は揺らいでいるのが現状だ。“出遅れ感”のあった日系企業が、世界最大の自動車マーケットで今後どのような巻き返しを見せるかも注目される。 (終わり) >>e:Nシリーズや烨シリーズの写真をもっと見る ◎あわせて読みたい: |
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