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【ホンダ WR-V試乗】これぞ市場が望む“ほどよいクルマ”なのかもしれない

2024-4-9 11:45| post: biteme| view: 262| コメント: 0|著者: 文:塩見 智/写真:編集部

摘要: ヤリスクロスと真っ向勝負! とにかく「ヤリスクロス」のやりたい放題に一矢報いたいホンダは、自社のインド工場で生産するアジアンSUVを輸入、販売することにした。その名は「WR-V」。海外名はエレベイト。1.5L直列 ...

【ホンダ WR-V試乗】これぞ市場が望む“ほどよいクルマ”なのかもしれない

ヤリスクロスと真っ向勝負!

とにかく「ヤリスクロス」のやりたい放題に一矢報いたいホンダは、自社のインド工場で生産するアジアンSUVを輸入、販売することにした。

その名は「WR-V」。海外名はエレベイト。1.5L直列4気筒ガソリンエンジンを搭載し、前輪を駆動する。ハイブリッドは設定なし。4WDも設定なし。

その代わり最上級グレードの「Z+」で248万9300円、売れ筋の「Z」が234万9600円、廉価版の「X」なら209万8800円と、手の届きやすい価格を実現した。ヤリスクロスのハイブリッドではないほうの前輪駆動車が255万1000~190万7000円だから完全にぶつけてきている。

現時点の受注のうち55%を占める売れ筋の中間グレードのZに試乗した。全長4325mm×全幅1790mm×全高1650mm、ホイールベース2650mmと国内の環境において、車内の広さと取り回しのよさのバランスをとった、多くの人が一番使いやすいと感じるサイズだ。

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“暑い国生まれ”を感じる装備類

車内は広い。前席も広いが後席が実に広々している。膝前と頭上のスペースに余裕があるだけでなく、サイドウインドウが寝ていないため、ドア側の肩まわりにも広大な空間が確保されていて過ごしやすい。後席のサイドウインドウが残らず下がり切るのもグッド。

ラゲッジ容量は458Lとクラス平均よりも大容量が確保されている。ラゲッジスペースの手前に左右幅の広い部分があり、ゴルフバッグを難なく積み込むことができた。

後席背もたれは6:4の分割可倒式だが、フィットと違いセンタータンクレイアウトではないので座面がダイブダウンせず、荷室床面との間に7~8cmの段差が生じる。

シートは両脇がプライムスムース(人工皮革)、中央がファブリックのコンビネーション。前後とも掛け心地は良好。ZとZ+はステアリングホイールとシフトレバーが本革となる。特別に上質というわけではないが、Xのウレタンむき出しステアリング及びレバーよりずっと感触がいい。

ダッシュボード、センターコンソール、ドアまわりに小物入れが用意されるが、いずれも滑りやすく置いたモノが音を立てやすい。インド生産で暑い国が多い東南アジアが主戦場だからだろうか、フルオートエアコンが備わり、後席用の送風口も設けられているが、シートヒーターの設定はない。スマホのQi(チー)充電機能もない。

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すべてが必要にして十分。1点だけ残念なところが…

「ヴェゼル」などにも用いられれる1.5L直列4気筒ガソリン自然吸気エンジンは、最高出力118ps、最大トルク142Nm。車重は1230kg、WLTC燃費は16.2km/Lと標準的なスペックとなっている。

組み合わせられるトランスミッションはCVT。実際の加速力は刺激的ではないが、必要にして十分。アクセルを深く踏み込むとエンジンはそれなりに音を立てるが、振動はよく抑えられている。

CVTにG-デザインシフトというコンセプトが採用されていて、加速時にステップアップおよびダウンシフト制御(有段変速機が変速するかのようにエンジン回転数が上下する)が入る。大きな負荷をかけないと感知できないが、確かに気持ちよい。

乗り心地ははっきり不快というほどではないが硬め。路上の段差をトントンと、よく言えば小気味よく、悪く言えば跳ねるように通過する。

その代わりハンドリングはスポーティーでステアリング操作に対して遅れなくクルマが向きを変えてくれる。無駄に行うべきものではないが、車線変更が楽しい。

一番残念なのは、ACCが全車速対応ではないこと。30km/h未満となるとキャンセルされる。30km/h前後のダラダラとした走行の際にストレスがたまった。

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皆が皆、最先端のクルマが欲しいわけではないはず

WR-Vは性能や装備において譲れない部分と割り切った部分がはっきりと取捨選択されている。絶対譲れない部分は価格を200万円台前半に留めることだったのだろう。

思うに、このクルマは成熟しつつ疲弊もした日本の自動車市場が望んだ肩肘張らない“ほどよいクルマ”なのではないか。

先進的な運転支援技術の進化、電動化による高効率化、環境負荷の軽減も重要だ。けれども必ずしも自動車ユーザー全員の日常の足が最先端のクルマじゃなくてもよいはずだ。

だって最先端は高価だ。だれかがそのコストを負担してくれるわけではない。電気自動車には補助金があるが、それだって原資は税金だ。

後世の環境は大切だが、現世のQOLも大切。ホンダは必要十分な性能と装備を適価で提供しようとしている。ホンダは出たり入ったりしながらもF1で夢を見せてくれるし、大昔はマスキー法にいち早く対処してくれたし、世界中の蕎麦屋の出前を支えてくれる素敵なメーカーだが、それもこれもWR-Vのような日銭を稼ぐベーシックカーがあるからこそだ。

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<おわり>

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