【やっぱり出るの？】開発継続が確認された新型「コペン」は定石通りこの夏に登場するのか ...

次期コペンは軽自動車規格ではない！

2024年3月現在、「ダイハツ コペン」とそのOEMモデルである「トヨタ GRコペン」のみとなっているのが軽オープンスポーツカーというカテゴリーです。

そのコペンさえも、2014年に現行モデルが登場して以降はフルモデルチェンジを果たしておらず、さらにはダイハツによる一連の不正による影響も重なり、その今後に注目が集まっている状況です。

一方、ダイハツは2023年10月から11月にかけて開催されたジャパン・モビリティ・ショー2023において、次期コペンを示唆するモデルとなる「ビジョン コペン」を出展しています。

これにより、次期コペンの登場が現実味を帯びてきました。ただ、ビジョン コペンを見る限り、次期コペンは現在のコペンとは大きく異なるものになる可能性が高そうです。

ダイハツは、ビジョン コペンのボディサイズが全長3835mm×全幅1695mm×全高1265mmであること、さらにはエンジンの排気量が1300ccであることを明らかにしています。

つまり、ビジョン コペンは軽自動車規格ではありません。

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＞ダイハツがコンセプトカーを発表！ 超注目の次期（？）「コペン」は市販できるか？

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次期コペンはグローバルモデルになる

歴代のコペンは、海外で販売された一部のモデルをのぞいて、基本的には軽自動車規格のモデルでした。

むしろ、軽オープンスポーツであることがコペンのアイデンティティとさえなっていました。

にもかかわらず、ビジョン コペンが軽自動車規格を超えるサイズとエンジンを搭載して登場したということは、次期コペンが軽自動車でなくなる可能性が高いと言えそうです。

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ただ、軽自動車枠にこだわってしまうと、そのメイン市場は日本のみとなるため、既存のモデル以上の販売台数を期待することができません。

一方、軽自動車規格を超えて「コンパクトオープンスポーツ」となることによって、その市場は海外へと拡大します。

つまり、次期コペンはグローバルモデルとして世界へ羽ばたいていくことがほぼ確実となっているわけです。

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意匠登録申請されたのは「ビジョン コペン」？

ジャパン・モビリティ・ショー2023以降、次期コペンについてダイハツから正式なアナウンスはありませんでしたが、2024年3月4日、ダイハツが4つのモデルの意匠を特許庁へと登録申請したことが明らかになりました。

そのなかのひとつは、ジャパン・モビリティ・ショー2023で公開されたビジョン コペンそのものです。

公開された画像はあくまで簡素なものですが、ヘッドライトやホイールの形状、フロントグリルのデザイン、ヘッドレストのデザインにいたるまで、ビジョン コペンとの違いは一切見られません。

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意匠登録されたものがそのまま発売されるとは限りませんが、実際に発売される新型車のほとんどすべては事前に意匠登録されているのも事実です。

つまり、順当に考えれば、次期コペンと目されるビジョン コペンの市販版が、そう遠くない将来に登場することが予想されます。

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＞軽自動車枠を捨て大型化＆FR化のコペン。実現度はかなり高い？ 鍵を握るのはトヨタ【JMS23】

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6月発売は白紙になった可能性

では、実際のところ、次期コペンはどのタイミングで発売されるのでしょうか。

この点について、あるダイハツの販売店関係者は次のように話します。

「コペンのような趣味性の高いモデルは夏のボーナス商戦に投入するのが定石であり、実際に初代も2代目も発売はすべて6月でした。

そのため、2024年の6月にも次期コペンが登場すると予想していました。

ジャパン・モビリティ・ショーで登場したコンセプトモデルの完成度を見る限り、おそらくダイハツ側もそのくらいのタイミングでの発売を考えていたのではないかと思います。

ただ、やはり一連の不正による混乱の影響は大きく、次期コペンはもちろん、それ以外のモデルも含めたすべての計画がいったん白紙になったと聞いています。

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まずは既存の量産車を安定供給することが先決であると考えると、コペンを6月に発売するというのは、あまり現実的ではないのかもしれません。

次期コペンがどのタイミングで登場するのかについては、結局のところ、ダイハツの不正問題がどのタイミングで一定の解決を見るのかという点に懸かっていると言えそうです」

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<終わり>

＜写真：ダイハツ＞