新車が高騰しても神コスパ！ 諸経費コミでも200万円台前半で狙える高評価な国産車ベスト4 ...

250万円で買える“いいクルマ” はあるか？

日経平均株価がバブル超えをしたことで、あらためてインフレが進んでいることを再確認したという日本人は多いかもしれませんが、新車価格もここ数年グングンと上がってきています。

例えば250万円という予算感であれば、かつては新車ラインナップで中間的なポジションのモデルに手が届いたものですが、そんな時代はとうに過ぎ去っています。

日本で最も売れているクルマである「ホンダ N-BOX」は軽自動車ながら165万円～235万円という価格帯なのですから、250万円は登録車（軽自動車をのぞく、いわゆる普通車）におけるエントリークラスの予算感といえるのも納得でしょう。

ここでは、250万円以下の予算感で狙うべきモデル、満足度の高いモデルをピックアップして紹介しようと思います。

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1｜室内も広いコスパ最強クロスオーバー「WR-V」

「250万円」という価格にこだわって開発されたのが、2024年3月に発売されたホンダのクロスオーバーSUV「WR-V」です。

このモデルはグローバル展開されているのですが、開発陣によると「日本向けのラインナップでは250万円で買えることを意識して開発しました」といいます。

3ナンバーボディで、後席も広いクロスオーバーSUVながら、あえて1.5Lガソリンエンジン×FFのみの設定にしているのは、目標価格帯に収めるためといえます。

最上級グレードの「Z＋」のメーカー希望小売価格でさえ248万9300円と250万円を切っているばかりか、エントリーグレード「X」の209万8800円という価格にも注目。なんと、コネクテッドナビなど良く選ばれるオプションを付けても250万円以下になるように吟味された価格設定なのです。

令和に生まれたブランニューモデルながらパーキングブレーキがハンドタイプとなっているといった割り切りもありますが、トータルのコスパは現時点で最強レベルと考えてよいはずです。

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2｜先進装備満載の最上級グレードが狙える「スイフト」

車線維持支援機能や電動パーキングブレーキといった先進装備を備えた全方位的にスキのない新世代モデルを低コストで狙いたい…そんな欲張りなユーザーに注目してほしい新型モデルが「スズキ スイフト」です。

未来的なルックス、新開発の3気筒エンジン＋マイルドハイブリッドのパワートレインを搭載するスイフトの最上級グレード「HYBRID MZ」は電動パーキングブレーキや9インチディスプレイオーディオなど装備が充実しているのも魅力。

CVTをマニュアル感覚で活用できるパドルシフトが備わるのも、この最上級グレードだけとなっています。

スイフト HYBRID MZのメーカー希望小売価格は216万7000円（FF）／233万2000円（4WD）となっています。

前述したようにディスプレイオーディオは標準装備ですし、先進運転支援システムも充実していますから、登録経費や各種税金を加味しても250万円以下で購入することができる価格帯です。

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3｜“格上のクラス”なのに予算内の「インプレッサ」

「いくら新しくでも5ナンバーボディのスイフトでは、250万円で買えることに驚きはないな」という向きにおすすめしたいのは、「スバル インプレッサ」。

最上級グレード「ST-H」がFFで299万2000円、中間グレードの「ST-G」でも278万3000円とマイルドハイブリッドモデルは車格なりの価格となっていますが、エントリーグレードなら250万円で手が届きます。

日本仕様の現行インプレッサにおいて、唯一ハイブリッド機構を持たない純エンジンのパワートレインを採用する「ST」グレードの価格は、FFが229万9000円（AWDは251万9000円）となっています。

最近のスバル車ではおなじみ11.6インチの縦型画面インフォテイメントシステムをつけると乗り出し価格は270万円を超えてしまいますが、オーディオレス仕様で問題ないのであれば、諸費用を考慮しても250万円以下で乗り出すことが可能です。

エントリーグレードといっても17インチのアルミホイールは備わりますし、スポーツドライビングに欠かせないパドルシフトも標準装備。

ボクサーと呼ばれる水平対向エンジンと、スバルらしいハンドリングを楽しめるインプレッサSTは、250万円以下という予算でサイズも実力も一クラス上のモデルが狙える最適解といえるでしょう。

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4｜満足度高いグレードが圏内のミニバン「シエンタ」

最後に「250万円の予算感でも3列シートのミニバンが欲しいんだ」という方へおすすめしたいのは、「トヨタ シエンタ」です。

1.5Lのハイブリッドとガソリンエンジンを設定するシエンタですが、250万円以下という条件で考えると、ターゲットになるのはガソリンエンジンのFFとなります。

エントリーグレード「X」であれば7人乗りで199万円と非常に安価になっていますが、このグレードはエアコンがマニュアルタイプで、後席パワースライドドアは助手席側にしかつきません。

しかし、中間グレードの「G」（7人乗り｜234万円）のガソリンエンジン車であればオートエアコンで、後席パワースライドドアは両側に備わり、ディスプレイオーディオなども標準装備となります。

とくにオプションをつけず、多少の値引きがあれば、十分に250万円以下で乗り出しできる価格となっています。

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<終わり>

＜写真：トヨタ、ホンダ、スズキ、スバル＞