外観の目立つ進化は精悍になった顔1月17日に一部改良モデルが発表されたトヨタのコンパクトSUV「ヤリスクロス」。 全長約4,200mmという取り回しに優れたコンパクトなボディに、スタイリッシュな内外装を組み合わせたヤリスクロスは、2020年夏の登場以来販売ランキング上位の常連となっている大人気モデルだ。 それだけに、マイナーチェンジでどこが変わったのかは、大いに気になるところ。 そこで、今回は一部改良による主なブラッシュアップポイントをまとめると共に、改良後モデルのライバルに対するアドバンテージも探っていきたい。 まず、パッと見でわかる変更点は、「GR SPORT」以外ではフロントグリル開口部のデザインが変更されたこと。 グリル内部のメッシュ状のパターンがこれまでよりも横長の形状とされ、力強さを感じさせるデザインになった。 また、外装色には新たに、やや青みを帯びたグレーカラーの「マッシブグレー」が追加され、中級グレード以上ではルーフが「ブラックマイカ」となるツートンカラーも、5万5,000円のオプションで選択できる。 次ページへ>>>>ヤリスクロスってどんなクルマ? 価格とスペック情報はこちら メーターや先進安全機能もアップグレード今回の一部改良でより大きな変化があったのはインテリアだ。 メーター部の7.0インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイが全車標準となった。 これまで、最上位グレードのZを除くと、独立した二眼デジタルメーターと中央の小型液晶ディスプレイの組み合わせだったので、見た目のハイテク感はさらに増している。 さらに今回、メーター左右の燃料計等が表示される部分も、より情報が把握しやすいデジタル風表示とされた。 機能面では、インパネ中央のコネクティッド機能付きディスプレイオーディオが最新版にアップデートされ、当初5年間無料の通信プランも付帯。 また、上位グレードにコンソールボックス付フロントソフトアームレストが採用され快適性が向上したほか、一部の加飾パネルがガンメタリックに変更されたことも従来モデルのオーナーなら気付くポイントだろう。 予防安全装備のプリクラッシュセーフティが交差点での出会い頭時の車両やバイクへ対応するようになったことも大きい。 次ページへ>>>>ホンダの超コスパSUV「WR-V」は本当にお買い得? 「ヤリスクロス」と比べた! >>ヤリス&ヤリスクロス改良 大幅刷新していた欧州仕様との差が気になる…? 最大の強みは約190万円~の価格設定!なお、このような改良が施されたにもかかわらず、車両価格は廉価グレードだと1万円程度の上昇に抑えられており(上位グレードだと上昇幅は20万円程度になる)、依然として190万円程度(190万7,000円)から購入可能なのも嬉しい限りだ。 最後に、ライバルと比べた際のアドバンテージを確認すると、やはりヤリスクロス最大のセリングポイントとなるのが価格設定だ。 何しろ「ホンダ ヴェゼル」は239万9,100円、「日産キックス」はハイブリッドのみというハンデはあるが299万8,600円から、安いと評判の「WR-V」ですら209万8,800円からなので、圧倒的にヤリスクロスは安いのだ。 次ページへ>>>>【クルクル動かせる!】ヴェゼルの360ビューはこちら >>ヴェゼルってどんなクルマ? 価格とスペック情報はこちら 狙い目は意外にも最廉価の「X」もちろん、最廉価の「X」グレードはヘッドライトがハロゲンで、ホイールもスチール+キャップになるなど装備は簡素だが、予防安全装備は上位グレードと比べて遜色なく、スマートキーなどの便利装備も標準で付く。 しかも、純ガソリン車でも燃費は19.8km/L(FF車・WLTCモード)と、ハイブリッドのヴェゼル(25.0km/L)、キックス(23.0km/L)に比べてそれほど劣らないのだ。 ということで、ヤリスクロスを買うなら、「X」の純ガソリン車がイチオシだ。 >>キックス e-POWERってどんなクルマ? 価格とスペック情報はこちら <終わり> <写真:トヨタ、日産、ホンダ> 終わり> |
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