カタチも設計も素材も普通じゃない!昨年12月にアメリカで発売されたテスラの「サイバートラック」がついに日本にも上陸、先週木曜日にお披露目されました! 今回はサイバートラックの画像と概要をサクッとごおさらいしていきましょう。 直線定規だけでデザインしたかのようなボディが話題ですが、そのデザインに凄みを与えているのが巨大なボディサイズで、例えばSUVモデルの「センチュリー」を全長と全幅で大きく上回ります。 サイバートラック|全長5683×全幅2200×全高1791mm >>サイバートラックのフォトをチェックする そして普通はスチール(鉄)製、一部のスポーツカーなどでアルミ製という中、ステンレス製のボディパネルを塗装ナシのポリッシュ仕上げで使うのも特徴的。そういえばバック・トゥ・ザ・フューチャーにも登場した「デロリアン」が無塗装のステンレス製ボディを採用していました。 ボディの構造も変わっていて、ピックアップトラックの定番となっているラダーフレーム構造でもなければ、乗用車の大半が採用するモノコックボディでもありません。モノコックに近いけれど…モノコックのように外側に外板(ボディを形作る一番外側のパネル)はもたず、強靭なステンレスパネル自体がボディ外板と外骨格を兼ねています。 一般的なクルマの外板は(モノコックの外骨格が支えるので)1mm以下の薄いスチール鋼板ですが、骨格も兼ねるサイバートラックのステンレス鋼板はなんと3mm。その強度は、サブマシンガンで撃つという冗談のような耐久テストでも証明されました(笑)。ガラスも防弾仕様となっています。 >>フォトギャラリーはこちら >>サイバートラックのカタログ情報はこちら 超重いのに911の最速モデルと0-100加速で並ぶこうした奇抜な設計もあって、CEOのイーロンマスクをして「自分で自分の墓穴を掘るようなもの」と言わしめるほど、量産化が難しかったんだとか。 ちなみにサイバートラックには3つのグレードが用意されます。 <グレード> トップグレードの「サイバービースト」の場合、3.1トンもある超重量級ボディで「911ターボS」に並ぶ0-100km/h加速を叩き出すというあたりに、電気自動車の“なんでもアリ”な世界が見え隠れするかもしれません。 インテリアも直線基調でデザインされていますが、無骨な外観に比べてモダンかつクールで、クリーンなダッシュパネルや(写真15、16枚目)、ベンチレーション機能などもつくパワーシート(写真17枚目)の設えも高級感が漂います。 >>サイバートラックのフォトをチェックする 操作系は他のテスラ車に準じた雰囲気で、フロントセンターコンソールには18.5インチの巨大インフォテインメント画面が、センターコンソール後端には後席用に9.4インチのディスプレイ(上位モデル)が装備されます(写真19枚目)。 自動運転時代のスタンダード技術になると言われているステアバイワイヤシステム(ステアリングシャフトを使わず電気信号で操舵を制御する)や後輪操舵の採用などにも注目。ステアリングはトヨタも開発中と言われるヨーク型ハンドル(丸くないハンドル)となっています。 >>フォトギャラリーはこちら >>サイバートラックのカタログ情報はこちら 話題満載なのに価格は常識的。日本発売は?北米での価格を日本円に換算すると、ベースモデルである後輪駆動のRWDなら1000万円を切ります。 <価格> 最近は1000万円をゆうに超えるSUVも珍しくありませんが、SF映画の世界から抜け出してきたような圧倒的な存在感で、独自メカや先進安全装備が満載のEVピックアップトラックが、ベースモデルなら1000万円切りで買えてしまうというのも、ある意味コスパがバグっているかもしれません。 >>サイバートラックのフォトをチェックする テスラの公式ウェブサイトを見に行くと、モデルカタログにはサイバートラックも普通に並んでいて思わず前のめりになったりしますが…残念ながら「モデル3」や「モデルY」のアイコンの下に置かれている「注文する」のリンクはなく、同社からも日本向け発売に関する予告などは出ていません。 日本の道路や駐車場事情などを考えると、全幅2.2m、全長5.7mのフルサイズピックアップトラックは取り回しや保管に様々な障害が出そうなので無理もないかなという気もしますが、直営のテスラストアなどで展示してくれたり、試乗させてくれたりすると、ファンも夢が広がっていいのではないでしょうか! >>フォトギャラリーはこちら >>サイバートラックのカタログ情報はこちら <終わり> >>モデル3ってどんなクルマ? 公式画像や価格などはこちら |
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