“働くクルマ”に漂う渋カッコ良さ世界トップレベルの走破性と信頼性を兼ね備えた本格オフローダーといえば、トヨタ「ランドクルーザー」を真っ先に思い浮かべる人が多いだろう。 特に “働くクルマ”の印象が強いプリミティブな「ランドクルーザー70(以下ランクル70)」は、豪華装備を持たないぶん、硬派なリアルオフローダーのキャラが際立っている。 そのランクル70は11月下旬から国内で再々販売が開始され、ハードな山仕事や官公需などの用途にとどまらず、個性的なライフスタイルを演出したいユーザーからも熱い注目を集めている。 そんなランクル70に、海外の一部の地域(中東)で「3ドアモデル」が展開されているのをご存じだろうか。今回は、その3ドアモデルに注目してみたい。 >>トヨタ ランドクルーザー70の価格やスペック情報はこちら ショートボディ化で高い走破性を発揮まず、国内で発表された5ドアと、3ドア仕様の違いから見ていこう。 <国内仕様のボディサイズ> 3ドア化により全長が655mm短縮されているが、ホイールベースの差は420mmであり、残り235mmはリアオーバーハングの短縮による影響とみられる。 乗車定員は両モデルとも5人なので、全長が短くなったことによるデメリットは主に荷室容量の縮小と言えそうだ。 逆に全長短縮のメリットは、リアバンパーと地面の干渉に影響を及ぼすデパーチャーアングルの増加と、腹擦りに影響するランプブレークオーバーアングルの増大に寄与する。 つまり、3ドアの方が対地障害角が大きく、さらに軽量なぶん、走破性がさらに高まっているということだ。 次のページ>>> >>トヨタ ランドクルーザー70のユーザーレビューはこちら 大排気量ガソリンNAエンジン搭載エンジンについては、国内仕様の5ドアが204ps/500Nmを発生する2.8L直4ディーゼルを積むのに対し、UAE仕様の3ドアは228hp(約231ps)/360Nmの4.0L V6ガソリンユニットを搭載する。 このご時世に大排気量の自然吸気ガソリンユニットを採用しているあたり、いかにも産油国という印象を受けるが、ガソリンエンジンらしい気持ちよい吹け上がりには惹かれる部分があるのも事実だ。 >>トヨタ ランドクルーザー70の公式画像はこちら その他、副変速機付きのパートタイム4WDという駆動方式や6速ATのトランスミッションは両モデルで差はない。 中東の現地法人のサイトを見る限り、内外装の差異は少ないが、室内のスピーカー数は5ドアの4つから、3ドアでは2つに減らされている。 一方で、UAEではインテリアカラーに明るいブラウンが設定されており、黒一択の日本仕様と比べるとスタイリッシュな仕上がりだ。 ただし、現地ではランクル70の3ドアは完全な商用車扱いのようで、日本のHPで見られるようなレジャーユース前提のイメージ写真は見当たらない。 >>トヨタ ランドクルーザー70の価格やスペック情報はこちら 現地価格は約670万円から最後に3ドアの価格だが、16万9900AED(約674万円)からとされており、現地での5ドアのスタート価格17万9900AED(約714万円)と比べ約5.6%(40万円)安い設定となっている。※AED:UAEの通貨単位。 この点、国内での5ドアの価格は480万円だから、日本での価格設定がいかにバーゲンプライスか分かるだろう。参考まで480万円の5.6%引きは約453万円だから、5ドアが納車3年待ちとも言われる現在、3ドアの日本導入を期待するストイックなファンも出てくるかもしれない。 <おわり> >>bty 現在販売中のSUV一覧はこちら >>現在販売中のセダン一覧はこちら |
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