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マスタング試乗、ついに動いたアメリカの巨人

2015-1-1 08:00| post: biteme| view: 294| コメント: 0|著者: 文:小沢 コージ /写真:菊池 貴之

摘要: 元祖スペシャルティカー 50年目にしていよいよアメリカの巨人、本格始動! って感じかもしれない。そう、フォード・マスタングの本格世界デビューであり、グローバルアイコン化だ。マスタングは1964年にアメリカで ...

マスタング試乗、ついに動いたアメリカの巨人

元祖スペシャルティカー

50年目にしていよいよアメリカの巨人、本格始動! って感じかもしれない。そう、フォード・マスタングの本格世界デビューであり、グローバルアイコン化だ。

マスタングは1964年にアメリカで生まれた元祖スペシャルティカー。乗用セダンにスタイリッシュなクーペデザインを被せて、スポーティな走り味にした元祖カジュアルスポーツカーで、強引に言えばトヨタ・セリカやホンダ・プレリュードの大先輩。逆にもう一つのアイコン、シボレー・コルベットがバリバリの硬派モデルだったのに対し、マスタングはナンパさが売り。

だが、そのデザインと手軽さもあってアメリカを中心に大爆発! 世界で累計940万台も売られ、日本にも初代から入っている上、94年にフォードジャパンが出来てからは累計1万8000台。中でも95年には年間4500台も売れた超定番なのだ。

アメリカの至宝が遂に世界へ!

しかし、それでも本格世界デビューはしておらず、過去右ハンドル仕様もなかったし、エンジンもV8中心でせいぜいV6を用意するのみ。というのもリーマンショックまで、アメリカ車はアメリカでさえ売れていればほぼ回収できたのだ。ところがリーマンショックを越え、アメリカンブランドは変わった。世界市場に目覚め、ウケそうなところには最適化して出そう! とお客様への認識が変わった。

そこで6代目にして初めて欧州へ本格進出が決まり、エコな2.3リッター直4ターボの「エコブースト」モデル導入と同時に、遂に右ハンドル仕様が作られることになった。アメリカの至宝が50年目にして遂に世界デビュー! というワケなんですわ。

気になるデザインは?

早速、日本市場にもお披露目されたわけだが、あまりの時間の無さに今回は右ハンドルが間に合わず、まずはエコブースト搭載の「マスタング50イヤーズエディション」が上陸。なんと空輸された350台限定モデルで、465万円はある意味お買い得だ。

果たして一番気になるのはデザイン。リーバイスやコカコーラのパッケージがそうであるように、アメリカンプロダクトはシンボリックで強いデザインでなければ意味が無い。その点、ひと目見て安心しました。

マスタングは現行5代目で原点回帰し、いかにもマスタングっぽいシャークノーズ、つまりデコっぱちなフロントやセクシーなリアデザインを取り戻しているが、多少ハリボテっぽさが残っていた。それはそれでモダンだったが、今回はより一層塊感のあるプレス面とモダンなディテールを獲得。これならアメリカ車の歴史があまり伝わっていない国にもインパクトを残せるかもしれない。

それはボディサイズからも伺える。全長×全幅×全高は4790×1920×1380mmと5代目より短く低く、それでいて幅広い。よりギュッと引き締められている上、踏ん張り感も増しているのだ。

明らかに変わったインテリア

そのほか以前までグリルと横一線だったヘッドライトは独立し、押しの強さを保ちつつもモダンデザインへと変貌。印象的な3連スラッシュLEDを中心に、全体に薄目だがインパクトあるものになっている。

リアボディも同様、初代以来の「ファストバック」という呼ばれ方になり、凝縮感を増し、リアコンビランプも印象の強い3連スラッシュ型のLEDタイプになった。

さらに明らかに変わったのはインテリアで、中でもクオリティだ。内装パッドはアメリカンなほどよいツヤありの黒で統一。そこに質の高いメッキパーツが随所に組み込まれており、品質感は明らかに旧型より高い。

また飛行機をイメージして作られたコクピットは、特にメタルパーツの精度が高く、シフト回りやヘアライン入りのグレーのメタルパネルは高品質で、モダンな中にもクラシカルさを感じさせる。このあたりは、モダン一辺倒のライバル、シボレー・カマロと大きく違い、マスタングの方がより質の高いオールドファッションになっている。

破格に良くなったが、それでも走りはアメリカン

ある意味それ以上に進化したのが走りだ。一番大きいのはプラットフォームから新作されたボディだが、サスペンションもリアサスペンションに左右直結のリジッドではなく、マスタング史上初となる独立したマルチリンク式を採用。フロントサスペンションもオーソドックスなストラット式ながら高精度なダブルボールジョイント式に進化しており、乗り心地が全然違う。

従来の硬さやバタツキはなくなり、タイヤはしなやかに路面に追従し、それでいてアメリカンスポーツっぽい独特のダルさを失ってないから面白い。特にそれが伺えるのはステアリングフィールで、BMWやメルセデス的なクイックさや精度感はあえて感じさせない。実際、普通に街や高速道路を走っている時に、神経質なステアリング操作は必要としない。

だが、一度アクセルを全開にしてステアリングを切ると驚くほどシャープで楽しい。このヘンの二重人格性は以前に増して凄い。

それと肝心のエコブースト、直4直噴ツインスクロールターボだ。一見、2.3リッターの排気量に心配を覚えるがまったくの杞憂。314psというピークパワーに44.3kg-mというピークトルクは現行の3.7リッターV6をスペックで上回っており、アクセルを踏み出した瞬間から極太トルクを発生。唯一、V8エンジン的なドラマチック性こそないが、文句ナシに速く、ノンターボの4リッターぐらいの力がある。

しかもそのパワーを最新式の6速ATで管理しており、昔っぽい滑りやだるさは一切ない。機械モノは完璧に現代基準にアップデートされているのだ。

最新テイストでもマスタングらしい

ハイテクもガンガンに投入されており「ノーマル」「スポーツ+」「スノー/ウェット」「トラック」の4段階で変えられるセレクタブルドライビングモードを備え、インパネのトグルスイッチ1つでチェンジ可能。ノーマルでも十分速いのに、スポーツ+に切り替えるとステアリングの手応えがさらに増して、パワーの立ち上がりも良くなり、乗り心地もさして悪化しない。特にサーキット用の「トラック」に切り替えても、不快なほど硬くならないのに驚いた。

安全面でも最新の8エアバッグに滑り止め防止機能も付く「アドバンストラック」やタイヤ空気圧センサー(TPMS)、さらにリアビューカメラも装備。日本車でお馴染みの自動ブレーキ系は付かないようだが充実している。ついでに言うとフォード独自のインフォテイメントシステム「マイフォードタッチ」を搭載し、夜中にライトが妖しく光る流行りのアンビエント・ライティングも付く。

という具合に要所要所がアップデートされ、最新テイストになっているが、それでも走り出せば、ティピカルアメリカン! それこそ新生マスタングが本当にマスタングらしいところなのかもしれない。

スペック

【 50イヤーズエディション 】
全長×全幅×全高=4790mm×1920mm×1380mm
ホイールベース=2720mm
車両重量=1660kg
駆動方式=FR
エンジン=2.3L 直列4気筒 直噴ターボ
最高出力=231kW(314ps)/5500rpm
最大トルク=434Nm(44.3kg-m)/3000rpm
トランスミッション=6速AT
タイヤ=255/40ZR19
車両本体価格=465万円


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