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MINIファミリーにディーゼル追加。くせになる“味”

2014-10-24 10:00| post: biteme| view: 548| コメント: 0|著者: 文:五味 康隆 /写真:中野 英幸

摘要: 知らぬが仏? 美味しい食事を堪能する。これ自体は嬉しい事柄だが、長い目で見た時、一度美味しい食事を味わってしまうと、今まで食べていたものに満足ができなくなりストレスが堪りやすい。言うなれば「知らぬが仏 ...

MINIファミリーにディーゼル追加。くせになる“味”

知らぬが仏?

美味しい食事を堪能する。これ自体は嬉しい事柄だが、長い目で見た時、一度美味しい食事を味わってしまうと、今まで食べていたものに満足ができなくなりストレスが堪りやすい。言うなれば「知らぬが仏」的な事柄は多々あるし、「井の中の蛙」の方が幸せなことは実は多い。

勘が良い方は、もう解ると思う。今回紹介するモデルは、“激おすすめモデル”ではあるが、軽い気持ちで触れない方が良い。なぜなら、このモデル、いや正確にはこの趣向から抜け出せなくなるし、これでなければ満足いかなくなるはず。それほどまでの強烈な魅力の源になるのが、クリーン・ディーゼルエンジンだ。

この度MINIファミリーに、CO2やHC(炭化水素)など成分によってはガソリンエンジンよりも排出量が少ないクリーン・ディーゼルエンジンが搭載された。相方に選ばれたモデルは、MINIのなかでもラフロードを走れるキャラクターを持ち、アクティブなライフスタイルを支える「クロスオーバー」。そして、そのクロスオーバーをスタイリッシュに3ドアモデルにした「ペースマン」の2モデルだ。

まず強くお伝えしておこう。搭載されるエンジンは単なるディーゼルではなく、次世代のクリーン・ディーゼル。だからこそ昔ながら……、いや、稀に大型トラックがまだ黒煙を吐いているので昔とは言えないが、それらのディーゼルエンジンとは一緒にしない方が良い。日本でハイブリッドモデルが“次世代の動力源”として磨きをかけていた間、欧州ではディーゼルエンジンが次世代の動力源として進化していた。その進化しつくしたクリーン・ディーゼルがMINIに搭載されたわけだ。

高級クロスオーバーに乗っている感覚

今回はクロスオーバーとペースマンのマイナーチェンジに合わせてクリーン・ディーゼルエンジンが追加設定された。よってまずは、MINIファンの為にも、全般的な進化内容にも触れておこう。

とは言っても劇的な進化ではなく洗練の進化が施され、外装ではラジエターグリルのデザイン変更やフォグランプのLED化。内装ではセンターメーター文字盤が白から黒になったことなどが挙げられる。正直に言うと、それらはカスタマイズ率の高いMINIからすると気が付かない方が多いレベルであり、なるべく早い時期に今年の4月にシャーシから全てが一新された新型MINIに採用されるイルミネーションが充実した内装が欲しいところだ。

さて注目のディーゼルだが、まずはクロスオーバー。これぞ「本命であり主役!」、そう思えるほどクロスオーバーのキャラクターにディーゼルの特性が合っているのが印象的。ディーゼルは一発の爆発力が大きいので、得られる力も大きい。だからこそ、走り出しからとても力強く、アクセルを少し踏み込むだけで、低回転を維持しながらスムーズに速度が上がる。

しかも多少の上り坂なら力があるので速度の落ちが少ないし、もちろん急坂をストレスなく登る絶対的な力もある。その様はまるで、大排気量のガソリンエンジンがその余裕の力で低回転を維持しつつ、ジェントルにスムーズに上質に加速する感覚に似ている。まさに、エンジンがうなる感覚とは無縁の、頼もしさを感じるとともに、高級クロスオーバーに乗っている感覚にもなるわけだ。

“高性能の音”と認識するか否か

カタログのスペック値からも、その力みなぎる特性は読み取れる。クリーン・ディーゼル搭載の「クーパーSD クロスオーバー」の最大トルクは305Nm。ガソリンエンジンに換算したら、このトルクは3LのV6エンジンが実現する数値。もっと掘り下げると、ハイパフォーマンスモデルの「ジョン・クーパー・ワークス仕様」を除けば、これまでクロスオーバーでの最強モデルは最大トルク240Nmの「クーパーS クロスオーバー」だった。今回のクリーン・ディーゼル搭載により、“MINI最強モデル”という責は「クーパーS クロスオーバー」から「クーパーSD クロスオーバー」に譲られたのだ。

とはいえ、なにもエンジンだけの良さをもって、このモデルを絶賛している訳ではない。足回りがしなやか基調になっており、ゆったりと乗れるし快適性が高く、それがディーゼルの持つスムーズに加速する特性と相性が良いからだ。

また気にする方が多い、ディーゼルの音や振動は、ドアと窓を閉めれば気にならないレベルになっている。そうは言っても、ガソリンエンジンよりは当然そのレベルは大きい。しかし、例えばV10やV8エンジンがビート感のあるパワフルな音や振動を出すのと同様で、ディーゼル特有の爆発力の高さが生みだす音や振動を“高性能の音”と認識できるかが判断を左右する要素で、これは個人の感性が関わるので可能なら実車で確認した方が良い。

個人的には仕事柄多くのメーカーのディーゼルエンジンに触れているせいか、ディーゼルに対して一切のアレルギー反応は無く、むしろハイパフォーマンスエンジン的な捉え方をし出しており、そのような捉え方をするとガソリン以上に魅力的に感じてくる。

「クーパーD」という選択も大アリ

ちなみに細かな話だが、ディーゼルは高回転領域が回らない特性をマイナスの印象として上げる方がいるが、確かにエンジンだけを見たらガソリンよりも回らない。しかし、それを前提に変速比のギアを組み込んでおり、感覚的にはエンジンの吹け上がり感があるし、MINIのキビキビと曲がるハンドリング性能を活かしたスポーティドライブも楽しめる。メーカーの言葉を借りれば、だからこそ「クーパーS」の「D」なのだ。

最後にこのディーゼルエンジンのターボは、可変ジオメトリーターボという、エンジンに送り込む空気の量を自在に調整できる装置を採用している。これを使うことで、同じエンジンながら、最大トルクを270Nmに落として、よりスムーズな加速と燃費そして振動を少しだけ抑えた「クーパーD」を、クロスオーバーとペースマンに設定。最大トルクを落としたと言っても、今までのクーパーSの240Nmを上回っており、過酷な走行環境やフル乗車での走行などアクティブなライフスタイルを持つ方には「クーパーSD」だが、普通に使う限りは「クーパーD」で十分だ。

主要スペック

【 MINI クーパー SD クロスオーバー 】
全長×全幅×全高=4120mm×1790mm×1550mm
ホイールベース=2595mm
駆動方式=FF
車両重量=1420kg
エンジン=2.0L 直列4気筒DOHC 直噴ディーゼルターボ
最高出力=105kW(143ps)/4000rpm
最大トルク=305Nm/1750-2700rpm
トランスミッション=6速AT
JC08モード燃費=16.6km/L
車両本体価格=387万円
発売日=2014年9月8日

【 MINI クーパー D ペースマン 】
全長×全幅×全高=4120mm×1785mm×1520mm
ホイールベース=2595mm
駆動方式=FF
車両重量=1410kg
エンジン=2.0L 直列4気筒DOHC 直噴ディーゼルターボ
最高出力=82kW(112ps)/4000rpm
最大トルク=270Nm/1500-2500rpm
トランスミッション=6速AT
JC08モード燃費=16.3km/L
車両本体価格=341万円
発売日=2014年9月8日


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