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メガーヌGTライン試乗。1.2ターボの走り味は?

2014-10-28 12:05| post: biteme| view: 249| コメント: 0|著者: 文:小沢 コージ /写真:篠原 晃一

摘要: あのデカダンだったメガーヌも今や… ルノー・メガーヌと言えば、オザワの中では“デカダン”だ。もしくは“走るアート”と言ってもいい。本来、VW・ゴルフをライバルとするオーソドックスな実用ハッチバック&ワゴ ...

メガーヌGTライン試乗。1.2ターボの走り味は?

あのデカダンだったメガーヌも今や…

ルノー・メガーヌと言えば、オザワの中では“デカダン”だ。もしくは“走るアート”と言ってもいい。本来、VW・ゴルフをライバルとするオーソドックスな実用ハッチバック&ワゴンであるべきなのにこれが超異端!

とくに2代目メガーヌ・ハッチバックは凄かった。リアシートの広さやトランク容量無視のシルクハットのような段付きリアビューを持ち、同じくコンセプトカーはだしのルノー・アヴァンタイムもビックリの存在感。走りもルノーならではのソリッドさが自慢で、さすがはフランス、アートの国! 毎日食べるお米で遊んじゃうような大胆さにルノーの底ヂカラを見た気がしたモノ。

でもね、それじゃこの激動の世の中、生き残っていけないのよね。今回ビッグなマイナーチェンジを受けた実用アートたる3代目メガーヌは見事にフツー化! 同時にここ数年の欧州車の常識である1.2リッターガソリンの小排気量ターボを搭載し、欧州複合モード燃費で17.9km/L! ノンターボの旧型モデル比で、4.7km/Lも上げてきたのだ。

ただし、フツーじゃ収まらないルノーらしさも残ってて、今回乗った足回り硬めの「GTライン」が実は200万円台後半から始まる新型メガーヌの最廉価グレード。やはりルノー、しかもメガーヌと言えばスポーツイメージは外せない。これこそが日本のルノー好きが望むベーシックメガーヌってわけだ。

ベタになったが、ルノーらしさをビシバシ感じる

さて「GTライン」、単にエンジンが変わっただけと思ったら大間違い。それ以上に見た目も様変わりしている。最大のポイントはフロントマスクで、昨年日本に導入されて大好評のオシャレハッチバック、ルーテシアと同様のモダン顔を採用。コイツは少女漫画もビックリのキラキラ系デカ三角ヘッドランプや、大型菱形エンブレムを特徴とするだけでない。そう、横長エアインテークが復活しており、「グリルレス」顔から「グリル有り」顔に戻っているのだ。

正直、ユニークさは減ってベタなクルマっぽくはなったが、お目々の大胆さやバンパー開口部のメタリックな素材感にルノーらしさはビシバシ感じる。

かたやインテリアは基本的にはマイナーチェンジ前と変わらずで、優美な楕円ラインを使ったモダンかつシンプルなデザインが特長。一体ナビ、どこに付くのさ? って言いたくなる人もいるでしょうけど、そこはフランス流の大胆解釈で省略されちゃってます。スマホのナビ活用で頑張って下さい? ってか(苦笑)

しかし、「GTライン」と付くだけあってシートはさすが。2リッターノンターボの「GT220」グレードと基本同じセミバケットシートで、ホールド性はもちろん座り心地も抜群。同様にリアシートもスポンジの具合がよろしく、この辺りのクオリティはさすがルノーだ。

パワーは十分、ハンドリングも秀逸

それからなんといっても走りでしょう。パワートレーンは既にルーテシアやキャプチャーに搭載されて好評の1.2リッター直4ダウンサイジングターボ&ゲトラグ製6速DCT。パワーは旧型ベーシックグレードに搭載されていた140psの2リッター直4に比べ、8psダウンの132psだけど、逆にトルクは10Nmプラスの205Nmで、しかもそれを2000rpmで発揮するから力強さは旧型以上。

最近のドイツ系ダウンサイジングターボと比べるとグッ! と力が盛り上がる感じに欠けるが、車重1360kgのボディを楽に引っ張る。今回は最初に「エステート GTライン」で東京から山中湖まで向かったが、大人3人とカメラ機材を載せても、十分走った。

そしてなにより乗り心地とハンドリングよね。「GT」と付くだけあって足はそれなりに硬め。だが、それは表面的な硬さで、大小振動にしなやかに足が付いてくるから疲れ知らず。

それとハンドリングよ。ステアリングフィールが薄くなりがちなFFにも関わらず、街中のタイトコーナーも高速のゆるいコーナーも思い通り曲がるし、やや高めのスピードでも全く怖くない。このシャープでありつつ、優しさも感じるハンドリングはルノーならではだ。

肝心の燃費は東京から100km、山中湖まで緩い上りの中央高速を飛ばしてメーター読み12km/L。あのボディサイズとペースを考えると悪くないはず。

これでディーゼルがあったら最高なのに!

一方、ボディ別の走り味だが、最初に乗ったエステートでも十分に剛性感があると思ったが、帰りにより小ぶりなハッチバックに乗ってみると、やはりこちらの方が剛性感高し。乗り心地もハンドリングもソリッドさが微妙に増す。その分リアシートは狭めで大人3人が乗ると窮屈感があるし、ラゲッジ容量もエステートの486Lに対し372Lと狭くなっているが、走りの濃密さは勝っている。

とはいえオザワ的に選ぶとしたらやっぱり広くて便利なエステートかな? ハッチバックも悪くないけど、よりフツーなデザインになっちゃったしねぇ。

余談だけどダウンサイジングターボに続き、最近ドイツ車で増加傾向の欧州流ディーゼルターボは入らないの? とスタッフに聞いてみたところ、「ノドから手が出るほど欲しいんですけど、まだ無理です…」とのことだった。

ドイツもそうだが、フランスこそはディーゼル大国。全体需要の半分以上がディーゼルで、とくに小型車に限っては8~9割がそれ。実際、オザワも現地で乗ったことがあるが、人に優しく実用的なフランス車にこそトルクの塊のディーゼルが向いている。ヘンにスポーティさを求めるキャラじゃないからこそ、おっとり目で力強いエンジン特性がぴったしカンカン(古い?)なのだ。

でもね、実は日本でのディーゼル対応が簡単になる、欧州ユーロ6規制値をクリアしたディーゼルエンジンは導入が全体に遅れ、日本仕様はまだまだなんだとか。早いこと入るといいのにね。そしたらホントにますますルノーは魅力的になりまっせ!

主要スペック

【 メガーヌ ハッチバック GT ライン 】
全長×全幅×全高=4325mm×1810mm×1460mm
ホイールベース=2640mm
駆動方式=FF
車両重量=1310kg
エンジン=1.2L 直列4気筒DOHC 直噴ターボ
最高出力=97kW(132ps)/5500rpm
最大トルク=205Nm(20.9kgm)/2000rpm
トランスミッション=6速デュアルクラッチ
欧州複合モード燃費=17.9km/L
車両本体価格=275万9000円
発売日=2014年10月9日

【 メガーヌ エステート GT ライン 】
全長×全幅×全高=4565mm×1810mm×1490mm
ホイールベース=2700mm
駆動方式=FF
車両重量=1360kg
エンジン=1.2L 直列4気筒DOHC 直噴ターボ
最高出力=97kW(132ps)/5500rpm
最大トルク=205Nm(20.9kgm)/2000rpm
トランスミッション=6速デュアルクラッチ
欧州複合モード燃費=17.9km/L
車両本体価格=285万9000円
発売日=2014年10月9日


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