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アクティブツアラー試乗、FFにも流れるBMWの血

2014-12-2 10:55| post: biteme| view: 870| コメント: 0|著者: 文:まるも 亜希子 /写真:菊池 貴之

摘要: 初のFFモデルにして、初のコンパクトMPV 100%BMWとしては初のFFモデルにして、初のコンパクトMPV(BMWはSAT/スポーツ・アクティビティ・ツアラーと呼んでいる)となる2シリーズ アクティブツアラー。もしこれに試 ...

アクティブツアラー試乗、FFにも流れるBMWの血

初のFFモデルにして、初のコンパクトMPV

100%BMWとしては初のFFモデルにして、初のコンパクトMPV(BMWはSAT/スポーツ・アクティビティ・ツアラーと呼んでいる)となる2シリーズ アクティブツアラー。もしこれに試乗して、「やっぱりFFのBMWなんて邪道だな」などと思った人は、自分が変わり者で時代遅れかもしれないと疑った方がいい。今、多くの人がクルマを選ぶ時の価値観を、まったく別の視点にシフトしている。

例えば、室内の広さ。4人家族でチャイルドシートを使っても十分にゆとりがあり、子供の着替えや出先での休憩がしやすいスペースが最優先。またある人は、ラゲッジの使い勝手にこだわる。キャンプなどアウトドアレジャー、スキーやサーフィンなどのスポーツ、ガーデニングなどの趣味のためにクルマが必要ならば、そのこだわりはごくごく普通のことだ。そして、維持費や燃費を含めたコストパフォーマンスの良さが絶対条件という人もいる。

MINIで磨かれたFFに自信

実はこの2シリーズ アクティブツアラーは、開発段階からそうした日本のユーザー特性までをも徹底的に調査した上で、誕生したモデルである。2013年の東京モーターショーにコンセプトモデルを出展したのも、日本での反応を確かめるため。ドイツから来ていた担当マネージャーのベトラム・シュネック氏は、「BMWは常にユーザーの要望に応えなければいけないと考えています。そのための調査を繰り返し行ってきてわかったのは、『空間やスペースのゆとり』が強く求められていることでした」と語り、外は小さく中は大きくの「スモールアウトサイド、ビッグインサイド」を実現するために、より効率的なパッケージがとれるFFを選択することを決断したのだと教えてくれた。

とはいえ、これまでFRを貫いてきたBMW。ユーザーから「やっぱりFFのBMWなんて……」といちばん言われたくないのは、本人たちのはずだ。7月にオーストリアでひと足先に試乗した際に、開発者のハラルド・クルーガー氏にしつこくそのことを聞いてみると、まったく心配はしていないという。「私たちはすでに10年以上、MINIでFFモデルを手がけ、FFでのベストパフォーマンスカーだと認められています。BクラスやゴルフのSportsvan(日本未導入)などライバルはいますが、2シリーズ アクティブツアラーよりパフォーマンスのいいモデルはありません」。

なんと、ここまで言い切る自信作。ついに届いた日本仕様車に箱根で試乗した。

BMWらしい外観と考えられたサイズ

「パッケージとしては新しいが、新しいデザイン言語は創らない」とデザイナーが言うとおり、2シリーズ アクティブツアラーはごくごくBMWらしい外観となっている。フロントのキドニーグリルに、LEDが標準装備のシャープなヘッドライト。Aピラーからグリルに流れ込むように入るキャラクターライン。停まっていても、今にも走り出しそうな躍動感がアクティブさを際立たせている。

そしてよく見ると、リアワイパーがルーフスポイラーの下に格納されていたり、リアウインドウ両脇にブラックのエアロブレードがあったりと、空力性能にこだわるBMWの先進技術も盛り込まれている。真横から眺めると、さすがにちょっと寸詰まり感がなくもないが、全高はアンテナ込みで1550mmに抑えられていて、機械式駐車場をクリアするところはさすがだ。

ファミリーも満足の多彩なシートアレンジ

インテリアもBMWらしく、クリーンでモダン。電動シートや左右独立温度調整機能付きのエアコンといった快適装備をはじめ、8.8インチディスプレイ、それをブラインド操作できるiDriveコントローラーなどのインターフェースも上級モデル同等に揃う。

その上で、前席と後席のスペースはひと回りボディが大きな日産エクストレイルと同じくらいのゆとりがあり、後席は130mmの前後スライドが6:4分割ででき、-1.5度~28.5度までのリクライニングもOKと、新たな魅力を打ち出している。大きなドアポケットなど収納力もあるので、小さな子供のいるファミリーでも使い勝手の満足度は高そうだ。

そしてラゲッジは、フラットなフロアと大きく開くゲートで、後席は4:2:4分割でき、レバー操作で簡単に倒せるのが便利。通常468Lから最大1510Lの大容量で、これはミドルクラスSUVくらいの実力だ。本国では、自転車を3台積載するリアキャリアなどのオプションも検討されていたから、今後さらに使い道が広がっていくかもしれない。

山道でも心強い1.5L 3気筒

スタートボタンを押すと静かに上品にアイドリングを始めたのは、1.5L3気筒エンジンだ。この2シリーズ アクティブツアラーのパワートレーンは、136ps/220Nmの1.5L3気筒+新開発の6速ATと、231ps/350Nmの2.0L4気筒+8速ATを用意。エンジンはどちらもツインパワーターボで、1.5LはJC08モードで16.8km/Lと、コンパクトSUVに勝る燃費を実現している。アイドリングストップやエネルギー回生システムはもちろん、最大20%の燃費低減を可能とするECO PROモードにも切り替えられるから、乗り方によっては既存の輸入車より維持費が抑えられそうだ。

まずはノーマルモードで走り出すと、軽やかにヒュンヒュンと吹け上がる気持ち良さと同時に、とてもフラット感のある乗り味に新鮮さをおぼえた。ドッシリとしすぎず、適度にスイスイと足元が軽い感覚で、市街地はもちろん山道に入ってからも、ボディ全体に一体感がある。上り坂では1250回転からピークを迎える力強いトルクに支えられ、グイグイと上ってくれるのも心強いところ。これなら1.5Lだからと心配することは何もないと実感できた。

タイヤはすべてランフラットとなり、試乗した218iのLuxuryには205/55R17が装着されていた。乗り心地はおおむね良好で、速度を上げていくとちょっと弾んだ感じになる場面があったのは、日本仕様は欧州仕様よりもややダンパーを締め気味にしているからだとか。このままでも不快なほどではないし、人や荷物を載せることを考えればちょうどいいのかもしれない。

BMWの新しい世界へ

ちなみにオーストリアでは2.0Lに試乗してきたが、低速から高速までとてもスムーズで余裕があり、とくに高速でのクルージングは快適そのもの。タイヤはピレリの18インチを履いており、後席でもとても乗り心地が良かった。日本仕様の2.0LはxDrive(4WD)だから、雪山などに行く人や、ファミリーで頻繁にロングドライブをする人は、225iを選択すると満足度が高そうだ。

こうして改めて試乗した結論は、もしこのクルマをパッケージや使い勝手だけで選んだとしても、その人はゆくゆくはBMWファンになるだろうなということ。そしてもし、FFだということに目をつぶって選んだとしたら、BMWの新しい世界にいち早く浸れるだろうということ。2シリーズ アクティブツアラーには間違いなく、BMWの血が流れている。

スペック

【 218i アクティブツアラー Luxury】
全長×全幅×全高=4355mm×1800mm×1550mm
ホイールベース=2670mm
車両重量=1460kg
駆動方式=FF
エンジン=1.5L直列3気筒DOHCターボ
最高出力=100kW(136ps)/4400rpm
最大トルク=220Nm(22.4kg-m)/1250-4300rpm
トランスミッション=6速AT
JC08モード燃費=16.8km/L
車両本体価格=381万円


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