トヨタのミニバン最新ラインナップを紹介ミニバンは、多人数での利用や多量の荷物の積載に便利な車です。日本を代表する自動車メーカー、トヨタも魅力的なミニバンをいくつか販売しています。ボディサイズやデザインが異なるため、どのモデルが良いか迷ってしまう方が多いのではないでしょうか。 この記事では、トヨタのミニバンのモデルごとの特徴や選び方を解説します。価格やオーナー評価も紹介しますので、トヨタ ミニバンに興味がある方や購入を考えている方は参考にしてください。
トヨタのミニバン最新ラインナップ一覧トヨタは長い歴史の中で、魅力的なミニバンを多数生み出してきました。一方で、その過程で生産終了したモデルもあります。 まずは、現在トヨタが販売しているミニバンのラインナップと、代表的な生産終了モデル「エスクァイア」の詳細を見てみましょう。 最新ラインナップ一覧現在、トヨタでは6種類のミニバンが販売されています。以下の表は、最新ラインナップと簡単なスペックの一覧です。
エスクァイア なぜ生産終了?エスクァイアはノア、ヴォクシーと並んでトヨタのミニバン3兄弟といわれていました。2017年度ミニバン新車販売台数第1位を獲得しましたが、2021年12月をもって生産終了しています。 エスクァイアは、上級志向のミニバンとしてトヨペット店やトヨタ店で販売されていました。違うタイプではあるものの、ヴォクシーもエスクァイアと同レベルの質感を感じさせるデザインです。 さらに、トヨタ販売チャンネルの統合で5ナンバーミニバンが全店舗で購入できるようになりました。結果「どの店舗でも3つの選択肢が生まれてしまう無駄を避けるため」という理由で、エスクァイアは生産終了しています。 トヨタのミニバンを選ぶならどれ?6車種の特徴トヨタのミニバンは、サイズだけでなくデザインやパワーユニットもさまざまです。6車種の特徴をひとつずつ見てみましょう。インテリアやエクステリア、走行性能などを解説しますので、比較しつつ参考にしてください。 独創的デザインの「ヴォクシー」トヨタ ヴォクシーは、横ラインの大型グリルや横長のLEDライトなど、大胆なエクステリアデザインです。リヤの横一文字のLEDテールライトにより、ワイド感を強調しています。 インテリアは見晴らしの良いコックピットや、合成皮革+ファブリックまたは上級ファブリックの心地良いシートが魅力です。フロントドアアームレストやドアトリムに採用しているソフトレザーがブラックの内装色に合わさり、上質な空間を際立たせています。 パワーユニットは、気持ち良い加速と優れた燃費性能を実現したハイブリッドシステムと、爽快でスポーティな走りを楽しめるガソリンエンジンの2種類です。いずれも高剛性ボディやこだわりのサスペンションにより、静かで安定した移動空間を実現しています。 ファミリーにおすすめ「ノア」トヨタ ノアは、装備や性能は兄弟社のヴォクシーと多くを共有しています。大きな違いはデザインです。 ノアのエクステリアデザインは、王道で落ち着いた雰囲気があります。同色のフロントグリルやグリルと一体感のあるヘッドランプ、角度のあるシャープなリアコンビネーションランプが特徴的です。 インテリアカラーは、ブラック以外にダークブラウンとフロマージュ、ダークグレーがあります。家族で楽しく過ごせるニュースタンダードなインテリアデザインです。 ミニバン人気上位の「アルファード」トヨタ アルファードは、高級感のあるデザインが特徴です。階段形状のフロントグリルはセンター部分の突き出しやメッキ加飾により、ダイナミックで堂々とした雰囲気も強調しています。 木目調加飾や上質なシートを採用した車内も魅力です。特に「エグゼクティブラウンジ」グレードは、シートに肌触りの良いプレミアムナッパ本革素材シートとさまざまな専用装備・機能により、至福のドライブ空間を体感できます。 パワーユニットは3種類です。2.5L 直列4気筒+モーターのハイブリッドは高級車にふさわしい静かで上質な走りを、3.5L V6エンジンはDirect Shift-8ATと組み合わせて力強くダイレクトな走りを実現しています。 ラグジュアリーな「ヴェルファイア」トヨタ ヴェルファイアは、アルファードの兄弟車です。デザイン以外に大きな違いはありません。 どちらも高級感のあるデザインですが、優雅な輝きを纏うアルファードに対し、ヴェルファイアはクールな雰囲気があります。水平基調のメッキが入ったフロントグリルやダイナミックなエアロボディが印象的です。 車内もアルファードと同じく、広々とした質感高い空間が実現されています。しかしヴェルファイアは、グレードが特別仕様車の「GOLDEN EYESIII」のみです。 アルファードのようにエグゼクティブラウンジシートは選択できませんが、随所にゴールド加飾を施し、独自の高級感を演出しています。 トヨタの小型ミニバン「シエンタ」トヨタ シエンタは、トヨタのミニバンの中では最もサイズの小さいモデルです。最小回転半径は5.2mで、細い路地の運転や縦列駐車など日常シーンでスムーズに使えます。一方でゆとりある空間が実現されており、シートアレンジも活用すれば車中泊も可能です。 スタイリッシュで先進的なエクステリアデザインに加え、ボディカラーは2トーンカラーも含めた13色から選択できます。インテリアはブラックをベースにした上質なデザインです。 エンジンは1.5Lの直列4気筒で、ハイブリッドタイプとガソリンタイプがあります。ハイブリッドは22.8km/L、ガソリンは14.0km/L~17.0km/Lと、いずれもミニバントップレベルの燃費性能(WLTCモード)を実現しています。 迫力ボディの「グランエース」トヨタ グランエースは、トヨタのミニバンの中で最もサイズが大きなモデルです。都会的でラグジュアリーなデザインの大型ボディにワイドなフロントグリルを採用し、存在感を際立たせています。 随所にメッキ加飾や木目調加飾を施した、上質な室内空間も魅力です。ひとり掛けソファーのようなリヤシートで、プライベートラウンジのような空間を満喫できます。 エンジンは、動力性能と環境性能に優れた2.8L 直列4気筒ディーゼルターボエンジンです。高い静粛性と操作性も実現しています。 レクサス初のミニバン「LM」を輸出専用モデルとして展開トヨタの高級車ブランドであるレクサスは、2019年に初めてアルファードをベースとしたミニバン車種「LM」を販売しました。 輸出専用モデルとして、中国や香港などのアジア圏で販売されています。世界でも類を見ない高級ミニバンとして注目を集めていますが、日本ではまだ導入されていません。 スピンドルグリルやサイドボディのクロームアクセントなど、洗練された力強いエクステリアが魅力です。室内は水墨画から着想を得た銀水墨装飾により、独特な高級感を演出しています。 グレードは「LM 300h」のみです。 ハイバックの玉座スタイルのリアシートを採用した4人乗り仕様、豪華なレザーシートとゆったりとしたシートを採用した7人乗り仕様があります。 トヨタのミニバンの選び方取り回しの良い「シエンタ」やラグジュアリーなシートの「アルファード」など、トヨタのミニバンは6車種それぞれに異なった魅力があります。 どのモデルを購入すべきか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。ここでは、トヨタのミニバンを選ぶ際の基準を解説します。 使用目的で選ぼう「アウトドアに使う方はスペースに余裕があるモデル」「街乗りに使う方はコンパクトで運転しやすいミニバン」といったように、使用目的に合ったミニバンを選択しましょう。 ボディサイズや室内サイズなどの数値を見れば、適したミニバンをある程度判断できます。そこに加え、シートアレンジや視界の良さ、運転支援機能も重要です。購入前には「実際に車内を確認する」「試乗する」などをして、使用感を確認しましょう。 リセールバリューで選ぼう多くの場合、購入した車はいずれ売却します。特にミニバンは「家族が増えた」「子供が成人して多人数で利用する機会が減った」といったライフスタイルの変化により、早い段階で買い替え時期が来るかもしれません。 そのため、ミニバンを選ぶ際は3年後・5年後のリセールバリューも重要です。中古車市場をチェックし、価値あるミニバンを選べば先の売却価格も安定します。 トヨタ ハイエースはミニバンなの?トヨタは、ハイエースというモデルも販売しています。ハイエースのボディタイプはミニバンではなく、ワンボックスです。 ハイエースには多目的なワゴンタイプが設定されています。トヨタのミニバンと大きくサイズは変わらないため、人によっては選択肢に入るかもしれません。ここでミニバンとワンボックスの違いとハイエースの魅力を解説します。 ミニバンとワンボックスの違いワンボックスとは「エンジンルーム」「車室」「荷室」がひとつの箱に収まったボディ構造の車です。車室と荷室に仕切りはなく、エンジンは運転席の下に配置されています。 主にバンやワゴンがワンボックスですが、乗用車としてはワゴンが一般的です。運転席が前にある分、最大限の室内スペースを確保しています。 一方のミニバンは、運転席の前のボンネットにエンジンが配置された車です。室内の広さはワンボックスに劣りますが、ミニバンは室内の快適性やデザイン性を重視しています。 個体差はありますが、一般的に乗員(最大8人程度)の快適性を重視するならミニバン、より多くの人と大きな荷物を載せるならワンボックスがおすすめです。 ワンボックスのトヨタ ハイエースの魅力トヨタ ハイエース ワゴンのグレードは「GL」「DX」「グランドキャビン」の3種類があり、それぞれ室内の特徴が異なります。 GLは通路スペースが広く移動しやすいこと、DXは座席スペースに余裕があること、グランドキャビンは十分な荷室を確保していることがメリットです。 ビジネスカーやファミリーカー、キャンプカーやアウトドアカーなど、用途に応じて選択できます。いずれも10人乗りの4ドア仕様です。 トヨタのミニバン6車種の中古車価格とオーナー評価トヨタのミニバンから好みの車が見つかったとしても、予算が足りなければ購入できません。また、実際に購入すると、思っていた使用感と異なる場合もあります。 ここでは、トヨタのミニバン6車種の中古車価格と新車価格、オーナーレビューを紹介しますので参考にしてください。中古車・新車価格は2022年8月21日時点の情報です。 ヴォクシーbtyのトヨタ ヴォクシーに関するオーナーレビューを見ると『子供がいても中で遊べるし、電動自転車も乗るし、サーフ、スノボも乗るので遊ぶ人には満足してます。』『スタイルはここ20年で1番カッコいいと思いました。』など、室内の使い勝手やデザインが評価されていました。 新車価格は309万円~396万円、中古車相場は298万円~528万円で販売されています。 ノアbtyのトヨタ ノアに関するオーナーレビューでは『運転しやすくフロントフェイスもいい。』『売れてる車種なので色んなパーツがある。』といった評価がありました。 また『車椅子用のスロープに対応している。』という口コミもあります。ノアは福祉車両に車いす仕様車を設定しており、バックドアから車椅子のまま乗車が可能です。身体が不自由な方を乗せる際にも便利でしょう。 新車価格は267万円~389万円、中古車相場は269万9,000円~496万8,000円です。 アルファードbtyのトヨタ アルファードに関するオーナーレビューを見ると『内装・乗り心地・価格どれを取っても満足しています。コスパ最強ではないでしょうか』と、全体的に高く評価されています。 また『レクサスRX200tからの乗り換えでしたが、むしろアルファードの方が優雅さを感じます。』という口コミから、アルファードの質感の高さが伺えます。 新車価格は359万7,000円~761万9,000円、中古車相場は189万9,000円~2,399万円です。 ヴェルファイアbtyのオーナーレビューを見ると『ルーフランプ、あれがほしくて買ったようなもの。ヴェルファイアにしかないヘッドライトユニットいかつさしかない』『3.5Lということもあり、走行性に文句はありません。ときおり総重量2t以上とは思えない加速もあります。』など、トヨタ ヴェルファイアのデザインや走行性能が高く評価されていました。 新車価格は430万6,000円、中古車相場は169万9,000円~1,299万円です。 シエンタbtyのオーナーレビューを見ると、トヨタ シエンタは『床が低く乗り降りしやすい。ゆとりある空間で後ろには荷物が積める。折り畳み自転車が積めるスペース。』など、乗り降りのしやすさと室内スペースが評価されていました。 シエンタはトヨタの小型ミニバンですが、日常使いでは十分快適なスペースが確保されていると分かります。 新車価格は181万8,500円~258万円、中古車相場は69万8,000円~273万1,000円です。 グランエーストヨタ グランエースに関するbtyのオーナーレビューを見ると『ボディーサイズが大きい割に取り回しが楽』『乗り心地がすこぶる良い。ミニバンタイプの中では1番と思う』など、操作性や乗り心地が評価されていました。 グランエースのサイズの大きさを不安に思う方もいるかもしれませんが、サイズほど扱いは難しくないようです。 新車価格は620万円~650万円、中古車相場は499万4,000円~835万円で販売されています。 まとめトヨタが販売しているミニバンはいずれも魅力的な車種ですが、ボディサイズやデザインが異なります。積載性を重視したい方は、ワンボックスカーのハイエースも選択肢のひとつです。 価格にも差があるため、使用目的やリセールバリューを考慮した上で自分に合ったモデルを選択しましょう。価格を抑えて購入したい方やエスクァイアのような生産終了モデルが欲しい方は、中古車もおすすめです。 |
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