トヨタ唯一の軽自動車「ピクシス」シリーズトヨタといえば普通自動車というイメージがあるかもしれませんが、実は軽自動車も販売していることをご存じでしょうか。「ピクシス」という車名のもと、全5種類をラインナップしています。それぞれの特徴やスペック、新車価格を紹介します。 これまでずっとトヨタから車を購入していた方や、トヨタの軽自動車ラインナップに興味がある方は参考にしてみてください。
トヨタ唯一の軽自動車「ピクシス」シリーズとは?トヨタが販売している軽自動車は「ピクシス」シリーズと呼ばれています。幅広いニーズに応えるトヨタらしく、全部で5種類のタイプが用意されている人気シリーズです。どのような特徴があるのか見ていきましょう。 トヨタの軽自動車はダイハツのOEMトヨタの軽自動車「ピクシス」は、ダイハツからOEM供給を受けている車です。トヨタが開発した車ではなく、ダイハツの車にトヨタのバッジを付けて販売しているという仕組みになっています。 そのため、ベースとなるダイハツ車両と基本機能はさほど変わりません。ただし、オプションやカラーラインナップが異なる場合があります。 トヨタがダイハツよりOEM供給を受けているのは、軽自動車以外にもあります。2022年8月時点では、パッソ・ルーミー・ライズ・コペン GR SPORTを販売中です。 軽自動車が購入できるトヨタの販売店は?かつてトヨタは、販売店により購入できる車種が限定されていました。しかし、2020年5月以降から全車種併売化が実施されており、ほぼすべてのトヨタ販売店で希望車種の購入が可能になっています。 一方で、地域ごとに最適なネットワーク構築を進めることをトヨタは発表しています。地域のニーズによっては、必ずしも全車種を全店舗で購入できるとは限りません。トヨタの軽自動車を購入する際は、事前に店舗へ問い合わせすることをおすすめします。 トヨタ唯一の軽自動車シリーズ:ピクシス エポックピクシスシリーズの中でもっともリーズナブルなのは、「ピクシス エポック」です。日常生活における「足」として使い勝手の良さをアピールしています。2012年にデビューし、現行モデルで2代目となりました。 低燃費で街乗りしやすいダイハツ ミライースのOEMモデルであるピクシス エポックは、優れた燃費性能と小回りの良さが魅力です。狭い街中でも難なく進めるスモールサイズのため、毎日の通勤やお買い物などに便利な一台として人気があります。 燃費はWLTCモードで25.0km/Lと十分な性能です。最新の安全装備も搭載されているため、安心して運転できるでしょう。 シンプルで使いやすい内装スモールサイズの見た目ですが、室内は想像よりも余裕のある空間となっています。ブラック基調の質感高い内装は、ゆったりくつろげる雰囲気です。上級グレードには、随所にメッキ加飾が施され、スモールながらも高級感を味わえます。 ハンドル付きのバックドアには軽量な樹脂を採用しており、小柄な人でも扱いやすい設計です。使い勝手の良さを考慮した収納スペースは、10か所ほど用意されています。 スペックと新車価格ピクシス エポックには2WDと4WDが用意されており、それぞれ6種類のグレードから選べます。その中のひとつ、X”SA III”(2WD)グレードのスペックは下記のとおりです。 【X”SA III”(2WD)】
(2022年8月16日時点の情報です) トヨタ唯一の軽自動車シリーズ:ピクシス ジョイトヨタの軽自動車の中でも女性に人気なのが、「ピクシス ジョイ」です。新しさとクラシックさが融合したスタイリッシュなデザインは、2016年デビュー以来ずっと愛され続けています。おしゃれなカラーリングに加え、デザイン・スタイルのオプションも豊富で、自分らしく個性的にカスタマイズすることも可能です。 丸目ライト×ころんとしたフォルムがかわいいダイハツ キャストのOEMモデルであるピクシス ジョイの魅力は、丸目ライト&ころんと丸みを帯びたボディフォルムです。随所にあしらわれたメッキパーツも、都会的で上品な雰囲気を演出しています。 かわいらしいボディカラーだけでなく落ち着いたカラーも用意されているため、男性にもおすすめです。 洗練された上品な内装デザイン内装デザインはシックで落ち着いた雰囲気に仕立てられています。標準仕様ではシートやドアパネル、ダッシュボード下部をベージュで統一しており、ツートンカラーのようなデザインが特徴的です。 また、シートアレンジが多彩なため、アイデア次第で長さや大きさがある荷物も積むことができます。荷室デッキボード下部にスペースを確保することで、高さのある荷物も積めるでしょう。運転席と助手席周りには手に届くところに収納スペースがあり、利便性・快適性にも優れています。 スペックと新車価格ピクシス ジョイにも2WDと4WDが用意されています。それぞれ5種類のグレードラインナップで、2種類はターボモデルです。一例として、下記表のスペックを参照してください。 【F X”SA III”(2WD)】
(2022年8月16日時点の情報です) トヨタ唯一の軽自動車シリーズ:ピクシス バントヨタは商用モデルの「ピクシス バン」も販売しています。2011年にデビューし、2021年にフルモデルチェンジした2代目が現行モデルです。商用車に求める条件が詰まった一台となっています。各業種で営業車・配達車として使い勝手の良い車です。 パワフルで安定した走りピクシス バンはダイハツ ハイゼットカーゴのOEM車で、発表当時トヨタ初の軽自動車商用モデルとして注目を浴びました。ホイールベースが長いことが特徴で、直進走行時の安定性に優れています。 縦方向の揺れを抑える設計でロングドライブでも疲れが少なく、荷物に衝撃が伝わりにくいことがメリットです。予防安全機能を搭載しており、安心して働けるよう工夫されています。 開口部が広くて積み下ろしもしやすいピクシス バンの魅力は、優れた積載力という声が多数あります。例えば、パンケースは71ケース、ビールケースは36ケースほど積むことが可能です。ダイハツのハイゼット カーゴと並び、軽自動車キャプオーバーバンとしてNo.1の積載量を誇ります。 バックドア開口部が広いため、荷物の積み下ろしも楽です。荷室内部がフラットで荷室上部がスクエアという設計は、荷物を無駄なく積めるよう工夫した結果でしょう。 他にも、ファイルを置ける収納スペースなど運転席周りの機能性・快適性が充実していることも魅力です。 スペックと新車価格ピクシス バンのグレードは5種類で、2WD/4WDやMT/CVTを選択できます。スペック表の車内サイズは、乗車人数2名の場合です(4名乗車時は異なります)。 【クルーズ(2WD/CVT)】
(2022年8月16日時点の情報です) トヨタ唯一の軽自動車シリーズ:ピクシス トラックトヨタ販売の軽自動車フルキャブオーバー型ピクシス トラックは、防錆性能が施されている上に、長期サビ保証を付帯できることがメリットです。グレードによっては、先進快適機能・予防安全機能が装備されています。働くトラックをおしゃれに楽しみたい方におすすめです。 おしゃれなボディカラーが豊富ハイゼットトラックのOEM車であるピクシス トラックは、通常イメージする軽トラックとはひと味違う個性を楽しみたい方に人気があります。人気の理由のひとつは、おしゃれなボディカラーです。 個性をアピールできる3色のボディカラーが「選べるカラーパック」としてオプション選択できます。「スタンダード」「スタンダード農用スペシャル」「エクストラ」のグレードごとに、アウターハンドルやドアミラーなどをアレンジ可能です。自分好みのトラックに仕上げられます。 機能性重視の商用モデルピクシス トラックとハイゼット トラックは、軽自動車キャブトラックでクラスNo.1の荷台スペースと室内幅を実現しています。広い荷台スペースの積載量は、どの業種の方にとっても重宝するでしょう。 室内幅が広いトラックのため、乗り降りもスムーズです。トラック使用時の乗降回数を考慮し、耐久性のあるシート座面が採用されています。助手席の足元スペースは、荷物や工具類を置くことを想定した余裕のある空間となっている点はうれしい気遣いです。 スペックと新車価格ピクシス トラックは、3種類のグレードから2WD/4WDやMT/CVTを選べます。スマートアシスト非装着も選択可能です。重量以外は、さほどグレード間でスペックの違いはありません。 【スタンダード(2WD/CVT)】
(2022年8月16日時点の情報です) トヨタ唯一の軽自動車シリーズ:ピクシス メガ男性からの支持が高いのが、ミニバン並みとも評される大きさのピクシス メガです。コンパクトクラスの普通自動車に劣らないボディサイズや車内空間は、ひと昔前の軽自動車とは比べものになりません。しかし、残念ながら2022年8月に販売終了しているため、購入するなら中古車のみになります。 視界が広く運転しやすいピクシス メガはダイハツ ウェイクのOEM車です。広々とした室内空間や視界の良さを追求して開発されました。スクエアボディにタフさを感じさせる外観が人気です。室内高は1,455mmとなっており、車内での動きがスムーズにできます。 運転席からのアイポイントは、1,387mmとミニバン並みの高さです。見晴らしが良くて死角が少ない点は、ピクシス メガならではの魅力でしょう。 スポーティでアウトドアに最適タフな外観や個性的なボディカラーは、アウトドア環境にマッチする雰囲気です。シートには、撥水加工が施されており、濡れたり汚れたりした荷物を置いてもお手入れが楽にできるように工夫されています。 多彩なシートアレンジも魅力です。助手席を倒せばテーブルモード、前席を倒せばロングソファモード、すべてのシートを倒せばフルフラットモードにできます。車中泊を楽しみたいときや荷物が多いときでも心配いりません。 スペックと新車価格ピクシス メガのグレードは6種類で、2WD/4WDが用意されています。グレード間の違いは、重量や燃費が若干異なる程度です。 【L”SA III”(2WD)】
(2022年8月16日時点の情報です) トヨタ軽自動車の評判や中古車相場をチェックトヨタの軽自動車ピクシスシリーズは、ダイハツの車種とは異なるオプションやボディカラーを用意しているケースがあります。車選びの際は、希望条件や使用用途を考慮することも大切です。現行モデルだけでなく、人気が高かった販売終了モデルが気になる場合は、中古車市場で探してみましょう。 評判や評価は?どのような車が自分に合うのかを決める際、気になる点や使い勝手はオーナーレビューが参考になります。クルマSNSサイト「みんカラ」のレビューを一部紹介します。 ピクシス エポックは『小回りが利いて狭い路地や店舗駐車も楽々』、ピクシス ジョイは『最低地上高の高さによる悪路での安心感』という声がありました。 ピクシス バンについては『15インチのラリータイヤ12本積めました。』。ピクシス トラックは『規格と性能を考慮の上ギリギリまで考慮された』との声があり、使い勝手の良さが人気のようです。 ピクシス メガは『視界が広い、車内が広い、積載量が多く工夫すれば無限大、スタイルが良い』とのレビューがあります。 現在の中古車相場は?トヨタ軽自動車のピクシスシリーズは、中古車市場でも安定して流通しています。2022年8月16日時点の中古車相場価格については、下記表を参照してください。
まとめ普通自動車を主流に販売しているトヨタですが、軽自動車もダイハツのOEMモデルを販売しています。トヨタ販売店になじみのあるスタッフがいる場合や、ダイハツ車とは異なるカラーリングが欲しい場合におすすめです。 軽自動車にもそれぞれ用途に合わせたボディタイプがあります。好みに加えて、乗車人数や生活環境などを考慮してボディサイズを選ぶことは大切です。メリット&デメリットを事前にチェックして、後悔のない車選びをしましょう。 |
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