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MINI 5ドアモデルに試乗。スポーツ性と快適性の両立

2014-10-1 14:00| post: biteme| view: 818| コメント: 0|著者: 文:石井 昌道/写真:BMWジャパン

摘要: ありそうでなかった普通の5ドア 多くの人が“あったらいいナ”と願っていただろうし、あれば確実に一定の成功を収めるのは想像がつくのに、これまで不思議と造られてこなかったMINI 5ドアがついにリリースされた。現 ...

MINI 5ドアモデルに試乗。スポーツ性と快適性の両立

ありそうでなかった普通の5ドア

多くの人が“あったらいいナ”と願っていただろうし、あれば確実に一定の成功を収めるのは想像がつくのに、これまで不思議と造られてこなかったMINI 5ドアがついにリリースされた。

現在のMINIは2002年にBMWがローバーからブランドを譲り受けるカタチでスタートを切り、今年4月には3代目がデビューしている。その強烈なキャラクターはたとえフルモデルチェンジだとしても“変わる”ことを許されず、それゆえモデルラインアップを次々と拡充させてブランドの鮮度を保つ戦略を採ってきた。これまでに7種類ものボディバリエーションを送り出してきたが、大型のクロスオーバーを除く、普通のMINIベースの5ドアはこれが初。MINIは大好きだが3ドアじゃ不便そうだし、クロスオーバーはブサイクでイヤという人にとっては待ち焦がれたモデルだろう(個人的にはクロスオーバーのブサカワぶりも悪くないと思ってる)。

日本とMINI 5ドアの関係に秘密あり?

ところで今回、イギリスまで国際試乗会に赴いたところ、開発陣から「じつはMINI 5ドアのプロジェクトは今回が初ではないことが最近になって判明しました。1960年代にクラシックMINI 5ドアの試作車が製作されていたのです。それは日本からの要望によるものでした。そのたった一台の試作車は日本へ送られましたが輸送中のトラブルで壊れてしまったようです。それまでかなりのコストをかけてしまっていたので、そこでプロジェクトは断念することに。その証拠の写真が2ヶ月前に発見されたのです。日本とMINI 5 ドアは不思議な縁で結ばれていますから、きっと新しいモデルは人気者になってくれるでしょうね」と聞かされた。

約50年も前の日本人のユーザーの要望が今になって実現したとは、なんとも感慨深い。

3ドアより広々とした後席空間

MINI 5ドアのボディサイズは全長3982(クーパーSは4005)×全幅1727×全高1425mmで、3ドアに比べると全長は161mm長く、全幅は同一で、全高は11mm高い。前ドアとリアフェンダーの間隔に目をやれば確かに長さがあるが、全体の印象としてさほど間延びしていないのは、少し高さをとって慎重にバランスをとっているからだろう。

後席に座ってみると3ドアよりも随分と広々としている。72mm伸ばされたホイールベースは後席足元スペースにすべて費やされ、さらに、頭上スペースが15mm、膝の高さの室内幅が62mm も拡大されているからだ。リアクオーターガラスから光が差し込み、室内が明るいのも閉塞感がなくていい。

ガソリン3モデルが先に導入予定

シートバックの角度が立ち気味なので、あまり長時間は座っている気にならないが、1時間程度の移動ならば苦にならなかった。大人4人でも、前席とたまに交代しつつという条件ならロングドライブに出かけても不満の声は出ないだろう。ラゲッジルームは3ドア比で67L拡大された287L。利便性は確実に高まっている。

ラインアップは3ドアに準じていて、3気筒1.2LターボのONE、3気筒1.5Lターボのクーパー、4気筒2.0LターボのクーパーSが用意される。欧州ではDやSDといったクリーン・ディーゼルもリリースされたが、日本に導入されるのはまだ先のことになるという。クロスオーバーとペースマンでは日本でもクリーン・ディーゼルが発売されたのだから同時導入でもいいんじゃないの? という声が聞こえてきそうだが、MINI 3ドアおよびMINI 5ドア用は1気筒あたり500ccの新世代モジュール・ユニットで対応にしばらく時間がかかるようだ。

ゴーカートハンドリングは健在

試乗したのはクーパーSのATモデル。最高出力192PS、最大トルク280Nm を誇る最強モデルだからパフォーマンスにはまったく不満はない。直噴ターボが出始めた頃には、発進時などにアクセルを踏んでも一瞬反応が遅れるような現象が見受けられたが、2.0Lの排気量や進化したATなどでそれも減少した。

気になるロングホイールベース化の影響だが、少なくとも今回のダイナミック・ダンパー・コントロール付(2段階の可変ダンパー)のモデルでハード側を選択していれば、MINIらしいゴーカート・ハンドリングは健在だ。3ドアからの変更点はリアのダンピング特性の適正化ぐらい。厳密に比較すれば3ドアとの違いはあるかもしれないが、ハンドリングを数値化して同じ動きを追いかけるのではなく「MINIっぽいよね」とドライバーが笑顔になるようなフィーリングを大切にして開発しているという。そのために、たまにはクラシックMINIに乗って “味”を確かめたりもしているそうだ。

快適性はBセグメント随一

ダンパーをソフト側にすれば、プレミアムカーらしいフラットで快適な乗り心地となる。モーターウエイでは前後方向の動きが落ち着いた重厚な乗り味だったが、ここにはロングホイールベースの恩恵が表れているようだ。

いずれにせよ、走りに5ドア化のネガは感じられず、MINIっぽいスポーティさとBセグメントカーで随一と思われる快適性が両立されていた。

普段はほとんどが1人か2人で使うにしても、鞄やジャケットを後ドアからポンっと放り込むだけで利便性を感じるMINI 5ドア。スタイリングの差もそれほど大きくないので、これはひょっとすると3ドアから主役の座を奪ってしまうことになりかねない。もしかして、それを恐れて今まで出し惜しみしてたんだったりして!?

スペック詳細

【クーパー S 5ドア オートマチック】
全長×全幅×全高=4005mm×1727mm×1425mm
ホイールベース=2567mm
駆動方式=FF
車両重量=1315kg(EU値)
エンジン=2.0L 直列4気筒DOHC・直噴ターボ
最高出力=141kW(192ps)/4700-6000rpm
最大トルク=280Nm(300Nm:オーバーブースト時)/1250-4750rpm
トランスミッション=6速AT
タイヤサイズ=195/55R16
欧州複合サイクル燃費=4.9-4.8L/100km
0-100km/h加速=6.8秒
最高速度=230km/h

【クーパー 5ドア オートマチック】
全長×全幅×全高=3982mm×1727mm×1425mm
ホイールベース=2567mm
駆動方式=FF
車両重量=1250kg(EU値)
エンジン=1.5L 直列3気筒DOHC・直噴ターボ
最高出力=100kW(136ps)/4500-6000rpm
最大トルク=220Nm(230Nm:オーバーブースト時)/1250-4000rpm
トランスミッション=6速AT
タイヤサイズ=175/65R15
欧州複合サイクル燃費=5.5-5.4L/100km
0-100km/h加速=8.1秒
最高速度=207km/h

【One 5ドア オートマチック】
全長×全幅×全高=3982mm×1727mm×1425mm
ホイールベース=2567mm
駆動方式=FF
車両重量=1250kg(EU値)
エンジン=1.2L 直列3気筒DOHC・直噴ターボ
最高出力=75kW(102ps)/4000rpm
最大トルク=180Nm/1400rpm
トランスミッション=6速AT
タイヤサイズ=175/65R15
欧州複合サイクル燃費=5.0-4.9L/100km
0-100km/h加速=10.5秒
最高速度=192km/h

※すべて欧州参考値


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