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日本ではカローラという名前はオワコンに!? トヨタは払拭できるのか?

2019-1-28 07:00| post: biteme| view: 435| コメント: 0|著者: 文:伊達軍曹

摘要: 日本ではカローラという名前は終わっている…? 車社会にまつわるモロモロのため、わたしの血圧は今日もまた微上昇を記録した。「トヨタ カローラ」に関するモロモロを考えていたら、そうなってしまったのだ。ずいぶ ...

日本ではカローラという名前はオワコンに!? トヨタは払拭できるのか?

日本ではカローラという名前は終わっている…?

車社会にまつわるモロモロのため、わたしの血圧は今日もまた微上昇を記録した。「トヨタ カローラ」に関するモロモロを考えていたら、そうなってしまったのだ。

ずいぶん前の話になるが、筆者はここbtyにて「総額ほぼ300万円。今度のカローラは理想の国民車になるか?」と題された、カローラスポーツに関する試乗記を執筆した。

それに対しては読者各位からけっこうな数のコメントが寄せられたようだが、全部を読んだわけではないものの、コメントの内容はざっと以下のような趣旨のものが多かったように思える。

「カローラが総額300万円? トヨタ、ばかじゃねえのww」
「そんな値段のカローラ、誰が買うんだよwww」
「ていうか、カローラという車名自体がもうオワコンな気が……」

人様が作ったクルマに対して匿名で「www」とやる下品な趣味をわたしは持っていないが、言っている内容自体にはおおむね賛同できる。

わたしも、カローラと名が付く車が総額300万円近くというのはどうかと思うし、アレを誰が買うのか今ひとつイメージできない。そして、「カローラという名前自体が、残念ながら日本ではもう終わってる」と思う部分もある。

車自体はさほど悪いものではないが(むしろいい感じだ)、カローラという名前を使った時点で「日本ではあまり売れないんじゃないかなぁ……」とは思った。海外はさておき、日本では「カローラ」という単語の神通力はもはやほぼ皆無であるからだ。

だが、とも思う。

先入観ゼロの若人たちを発端にカローラ復権はあるかも

わたしのような中高年世代の日本人にとって「カローラ」というのは、俗に言われる「オワコン」をイメージさせる単語ではある。だがもっと若い世代、具体的には十代から二十代のお若い人にとってカローラというのは、たぶんだがオワコンの象徴ではなく「未知の言葉、謎の呪文」なのではないだろうか。

もちろん一部のお若いカーマニアは、わたしなどよりずっとカローラの歴史に詳しいのだろう。だがそうではない一般的な若人は、「カローラ? それって何ですか?」ぐらいのものである可能性も高い。

それゆえに、もしも本当にステキなカローラ、つまり「安価なんだけど、何かといい感じで革命的な実用車」を今後トヨタが作ることができたなら、「カローラの復権」は決して無い話ではないとも思っている。

おっさんではなく若人たちが発端となって「カローラって車、よく知らないけど普通にイイじゃん」というプチムーブメントが起き、それが順次おっさん世代にも波及していく――というイメージだ。

なぜそう思うのかと言えば、わたしのような中高年にはまったく理解しがたいモノやカルチャーも、若者の間では時おりリバイバルするからだ。

例えば「80年代」である。

60年代のカルチャーや70年代のファッションなどが、数十年後の今になってリバイバルするのは理解できる。そこには確かに普遍的なカッコよさみたいなものがあるからだ。

だが、まさか「80年代」がリバイバルするとは夢にも思ってなかった。あれだけは歴史の闇に葬り、そしてそのまま忘れるべき時代だと思っていた。

だが昨今の若衆はハイウエストのズボンをはき、アラレちゃんみたいな眼鏡をかけ、80年代の浪人生みたいなケミカルウォッシュのジーンズをはいて、横浜銀蝿を連想させるスカジャンを羽織っている。

わたしのような中年にとってそれらは「ダサさの象徴」「忘れたい黒歴史」でしかない。だが先入観ゼロのフラットな目でそれらを見た若人たちは、そこに何らかの美と価値を、新規に見いだしたのだ。

それと同じことが「カローラ」において起こる可能性もゼロではない。

そのためには普遍的かつ革命的な初代ワゴンRのような車を

もちろん、今のカローラスポーツでは「それ」は起こらないだろう。悪い車ではなく、むしろ比較的いい車だと思うが、何より車両代と主要オプション代が高すぎる。そしてあの商品の主たる魅力部分も「若者ではなくおっさん世代に刺さる感じ」であるからだ。

じゃあどのようなカローラを作れば「それ」が起きる可能性が高まるかといえば……当然ながら、具体的で成功確実なプランなどわたしにはない。そんな「絵」を描ける能力があったなら年俸3000万円ぐらいで、どこかの外資系企業でマネージャーでもしていますよ。

とにかく詳細はわからない。だがひとつだけ、漠然とはしているが、ある程度明確なイメージはある。

それは、「きわめて普遍的だが同時に革命的でもある」という小型乗用車をトヨタが作ることに成功し、それに勇気をもってカローラと名付けたとき、カローラという「古豪」は復活する――というビジョンだ。

イメージとしては、軽自動車の概念を根底から変えた初代ワゴンRの2020年代版……みたいな感じだろうか? わからないが、完全自動運転社会が到来する前の10年間ぐらいをステキに彩ってくれる「素晴らしき大衆実用車」の誕生を、わたしは少しだけ楽しみにしている。

(ジャーナリストコラム 文:伊達軍曹)
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伊達軍曹(だて ぐんそう):自動車コラムニスト
外資系消費財メーカー勤務を経て自動車メディア業界に転身。「IMPORTカーセンサー」編集デスクなどを歴任後、独自の着眼点から自動車にまつわるあれこれを論じる異色コラムニストとして、大手メディア多数で活動中。


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