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もう日本車に品質面での優位性はない!? 米国の調査データから見えたこと

2017-6-1 10:10| post: biteme| view: 616| コメント: 0|著者: 文:岡崎 五朗

摘要: レクサスは6年連続、ポルシェも同数でトップ ユーザーの自動車購入に大きな影響を与えることで知られる調査会社JDパワー社。同社は購入後90日間での品質を評価するIQS=Initial Quality Study(米国自動車初期品質調 ...

もう日本車に品質面での優位性はない!? 米国の調査データから見えたこと

レクサスは6年連続、ポルシェも同数でトップ

ユーザーの自動車購入に大きな影響を与えることで知られる調査会社JDパワー社。同社は購入後90日間での品質を評価するIQS=Initial Quality Study(米国自動車初期品質調査)をはじめ様々な種類の調査結果を発表しているが、僕が毎年注目しているのがVDS=Vehicle Dependability Study(米国自動車耐久品質調査)と呼ばれる調査だ。これは、米国で新車として販売されてから3年が経過した時点でのメーカーごとの不具合率を示すもの。つまり、2017年の調査結果は、2014年に販売されたモデルについてまとめたものとなる。

32ブランドの200車種近いモデルについて3万5186人から回答を得たというこの調査、気になる結果はご覧の通りだ。1位になったのはレクサス。毎度お馴染み、6年連続のトップ獲得となる。100台あたりの不具合件数は業界平均の156件を大きく下回る110件。ポルシェも同数で1位となり、以降3位トヨタ(123件)、4位ビュイック(126件)、5位メルセデス・ベンツ(131件)、6位ヒュンダイ(133件)と続く。

ちなみにこの調査での「不具合」には、故障だけでなく、エンジンのもたつきやATのシフトショック、Bluetoothの接続不良、音声認識の不確実さといった項目も含まれる。つまり、もともとBluetoothや音声認識が付いていないクルマはそれに関する不具合が指摘されないわけで、機能を満載したプレミアム車ほど不具合件数が増えるリスクがある。にも関わらず首位を獲得したレクサスとポルシェは大したものである。

品質が売りの日本車にとっては厳しい時代に

その一方で、この種の調査を毎年ウォッチしてきた僕としては、米国車や欧州車の品質が大きく向上し、相対的に日本車の優位性が薄まってきていることを認めざるを得ない。事実、業界平均を上回った17ブランドのうち日本車はレクサス、トヨタ、ホンダのわずか3ブランドで、米国車は5ブランド、欧州車が7ブランド、韓国車が2ブランドとなった。

70年代以降、燃費と品質のよさを武器に米国市場を席巻した日本車。それに対し、米国メーカーや欧州メーカーは品質向上にそれほど真剣に取り組んでこなかった。しかし90年代に入ると品質の重要性にようやく気付き、日本流の「カイゼン」を採り入れるなどしてきた。その結果がようやく数字に表れてきたと考えていいだろう。

とはいえ、業界平均以下となったメーカーにしても、決して目を覆いたくなるような結果にはなっていない。298件でダントツの最下位になったフィアットを除けば、さしたる違いはない。むしろ上位と下位の差は年々縮まってきているほどだ。クルマ全体の品質が向上するのはユーザーにとって歓迎すべきことだが、それを売りにしてきた日本車にとっては厳しい時代になってきたと言えるのかもしれない。


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