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発売直前! レヴォーグのベストバイは?

2014-6-19 11:30| post: biteme| view: 972| コメント: 0|著者: 文:島下 泰久/写真:篠原 晃一

摘要: ファンが喜ぶストレートな表現 きっと待ち焦がれていた人、多いだろう。2013年秋の東京モーターショーにて世界にお披露目されてから半年。ようやくスバル レヴォーグが日本の街を走り出す。1989年のデビュー以来、25 ...

発売直前! レヴォーグのベストバイは?

ファンが喜ぶストレートな表現

きっと待ち焦がれていた人、多いだろう。2013年秋の東京モーターショーにて世界にお披露目されてから半年。ようやくスバル レヴォーグが日本の街を走り出す。

1989年のデビュー以来、25年に渡ってスバルの屋台骨を支え続けてきたレガシィがサイズやデザインをグローバル市場の求めに応じて変化していく中で、日本のユーザーに届けるクルマはどうあるべきか。スバルの思いが集約されているのが、レヴォーグだ。

象徴的なのはボディサイズで、全長は現行ではなく先代レガシィ ツーリングワゴンより10mm長いだけの4690mmとされている。スタイリングを見ても、特にフロントまわりなど長いオーバーハングや切り立った各部のエッジ、ボンネット上の大型エアインテークなど、ファンの喜びそうな表現がストレートだ。

インテリアも同様で、大型のセンターコンソールを軸にしたシンプルなレイアウト、ブラックを主体にピアノブラックと金属調アクセントを各部に配した色調などは、もはや伝統芸といった趣き。もちろん、各部へのソフト素材の採用やアイボリー内装の設定など、新たなチャレンジも行われてはいる。

パワーみなぎる2.0L直噴ターボ

嬉しいのは取り回しのしやすさだ。レヴォーグは全方位にとにかく視界が良く、Aピラーの付け根の前出しとそれに伴うパーテーションガラス=三角窓の採用、各ピラーの断面形状の工夫などによって、車両の四隅、そして周辺状況の把握がとてもしやすい。これは実際のサイズ以上に大きく感じられた現行レガシィの反省だろう。実はサイズ云々より、こちらの方が大事と言っていい。

何しろスバル自身が「4代目レガシィのサイズ感を継承」と謳っているだけに、狙いは明らか。迷いは微塵も感じられない。現行レガシィで心が離れてしまったものの、これならと思う人、きっと少なくないのでは?

では走りはどうか。まず試した「2.0GT EyeSight」は、バネは硬そうなのにダンピングは強くないので、最初はしなやかに感じられる。しかしながら路面の細かな荒れやザラつきが伝わりやすく、高速道路で路面のうねりや継ぎ目を突破した時には一発で吸収しきれず上下動が残ることすらある。攻めた時の荷重変化も大きめ。もう少しダンピングを強めたい。

2.0LのDIT=直噴ターボ・エンジンは実にパワフル。低速域から右足にわずかに力を込めるだけでスッと加速が始まり、しかも回せばそれに伴って力が漲ってくる楽しさもある。

面白いのはSI-DRIVEが擬似8段変速の“S#”モードではなく“I”もしくは“S”モードでも、深くアクセルを踏み込むと通常のATのようなステップ変速に切り替わること。効率は落ちるし、忙しなく回転上昇と下降とを繰り返す様はエンジンの伸びを楽しませてくれるわけでもないが、雰囲気は出ている。そこまでするなら、やっぱりCVTじゃ無いほうがいいんじゃない? とは思ってしまうけれど。

ビルシュタイン装備の「S」グレードはこだわり派に

続いて「1.6GT-S EyeSight」に乗り換えると、こちらも乗り心地は硬めながらビルシュタイン製ダンパーがしっかりとした減衰力を発揮して、姿勢もフラットに保たれる。うねりを越えても跳ねてもタイヤを路面から離さないし、ステアリングフィールも引き締まっていて、軽快なステップを踏むことができる。オールドスクールな乗り味ではあるが、走りにこだわってレガシィを選んできたようなユーザーを納得させるのは、こちらだろう。

新開発の1.6L・DITユニットは実用域重視。走り出すや否やすぐにトルクバンドに入り、回転を高めずとも滑らかに速度を乗せていける。高回転域は活発ではないが、CVTとの組み合わせならこれで十分。アイドリングストップシステム付き、レギュラーガソリン対応なのも高ポイントだ。

もちろんレヴォーグ、かつてのレガシィ、あるいはスバルを単になぞろうとしているわけではなく、そこには最新のスバルらしさも投入されている。その筆頭がver.3へと進化したEyeSightである。

いわゆる自動ブレーキはさすがに試せていないが、頻繁に使いたくなる機能である全車速追従機能付クルーズコントロールは、先行車のブレーキランプの点灯まで認識できるステレオカメラのカラー化などの恩恵で、車間や速度の維持が一層巧みになったように感じられた。何より進化を実感したのは、たまたま遭遇した雨の中でも、晴天時に遜色ない性能を発揮してくれたこと。活用範囲、大いに広がりそうだ。

アイサイト以外の魅力がどこまで伝わるか?

車両を車線の中央付近に保ち、車線を逸脱しようとするとステアリングの引き戻しも行なうアクティブ・レーンキープも有用度は高い。但し、制御に任せっきりでも勝手に真っ直ぐ走り続けてくれる、というものではないから、あくまで運転のサポートだということは忘れないようにしたい。安全の基本は、まずはドライバーの正しい運転である。それがEyeSight付きであっても。

まさにどこを切り取ってもスバルらしさが濃厚。レヴォーグは、そんな狙い通りのクルマに仕上がっている。誤解を恐れず言えば、レヴォーグのちょっと野暮ったい格好や肩の力の入った走りには「こういうのを待っていた」というスバルオーナー、きっと少なくないはずだ。

問題は、そうした高いブランドへの忠誠心を持った人ではない、新しいユーザーへとどれだけアピールできるかということである。もちろん、EyeSight ver.3は大きな武器となるはずだが、クルマそのものは果たしてどう評価されるか。それこそスバルが25年で培ってきたものは何なのか試されることになるだけに、動向を楽しみに見守りたい。


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