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ケイマン&ボクスター、GTSの走りを報告

2014-6-20 11:00| post: biteme| view: 194| コメント: 0|著者: 文:山崎 元裕/写真:ポルシェジャパン

摘要: GTS=グラン・ツーリスモ・スポーツ ポルシェのミッドシップ・スポーツ、ケイマン&ボクスターのラインナップに、ポルシェ・ファンにとっては特別な響きを持つ、「GTS」の名を掲げたモデルが誕生した。グラン・ツー ...

ケイマン&ボクスター、GTSの走りを報告

GTS=グラン・ツーリスモ・スポーツ

ポルシェのミッドシップ・スポーツ、ケイマン&ボクスターのラインナップに、ポルシェ・ファンにとっては特別な響きを持つ、「GTS」の名を掲げたモデルが誕生した。

グラン・ツーリスモ・スポーツを意味するGTSは、あの904GTSに始まり、944、928、911、そして最近ではカイエンやパナメーラにも採用されてきた伝統の称号。今年の北京モーターショーで、それがケイマン&ボクスターにも継承されたというニュースが発信された時には、逆にこれまでGTSが存在しなかったことが意外に思えたくらいだった。

GTSにとって、直接の比較対象となるのは、やはり「S」ということになるだろう。ミッドに搭載されるエンジンは、S用の3436cc水平対向6気筒をベースに、バリオカム・プラスなどのチューニングを変更し、さらに15psのエクストラを得たもの。ケイマンとボクスターとの間に、10psのパワー差が設けられているのもSと同様の事情で、ケイマンGTSでは340ps、一方のボクスターGTSでは330psの最高出力が掲げられることになった。ミッションは6速MTか7速PDKが選択できる。

GTSではさらに、PASM=ポルシェ・アクティブサスペンション・マネージメントや、スポーツクロノパッケージ、20インチ径のタイヤ&ホイールが標準装備。さらにオプションでは、PCCB=ポルシェ・カーボンセラミック・ブレーキ、PTV=ポルシェ・トルク・ベクタリングといったアイテムをチョイスすることも可能となっていることも見逃せない。

よりスパルタンでエモーショナルに

エクステリアとインテリアでも、GTSには独自の演出が見られる。特にそのフェイスは、フロントエンドを30mm延長したほか、ビッグサイズのエアインテーク、PDLS=ポルシェ・ダイナミック・ライト・システムの組み合わせによって、より精悍でスポーティなイメージが生み出された。車高はS比で10mmのローダウン。先に触れた20インチ径ホイールも、サイドビューを引き締めると同時に、フットワークの強靭さをアピールするには、非常に効果的なアイテムと感じられた。

まずはクーペのケイマンGTSから、そのステアリングを握る。今回スペインのマヨルカ島で開催されたテストドライブ・プログラムでは、テクニカルなコースレイアウトを持つマヨルカ・サーキットのほか、高速道路やワインディングロードなどでの走りも楽しむことができたが、ケイマンGTSが最も魅力的な動きを見せたのは、やはりミッドシップ・スポーツとしての魅力をフルに味わえる、サーキットというシチュエーションだった。

ポルシェがGTSに与えた15psのエクストラは、正直なところ、Sとの差としてそれを明確に感じることはできなかった。自分自身の感覚が鈍いのかと一瞬不安になるが、ゲストとしてこの試乗会に参加していた、レース&ラリードライバーのバルター・ロール氏も、「パワー差によるアドバンテージは、サーキットでのラップタイムや最高速といった客観的なデータで確認するほかはない」とコメントしてくれたから、まずは一安心といったところ。むしろこちらも標準装備となるスポーツエグゾーストシステムなどの効果によって、エンジンに、よりスパルタンでエモーショナル感覚が生まれたことの方を重視すべきだ。

「S」との大きな違いはどこに?

それとは対照的に、Sからの進化が明確だったのは、シャシーの仕上がりだった。サーキットではPTV搭載モデルのステアリングを握ることもできたが、ステアリングを切り込んだ瞬間にコーナー内側の後輪にブレーキトルクを与え、俊敏なターンインを生み出すこのシステムは、ケイマンGTSの走りを、さらに魅力的なものにする魔法のアイテム。こちらも標準装備となるダイナミックトランスミッションマウントが、パワートレーンとボディとの間に、素晴らしい一体感を生み出しているのも印象的だった。

6速MTと7速PDKとの乗り比べでは、個人的には前者の方が好みだった。センターコンソール上のスイッチで、「スポーツプラス」モードを選択すると、エグゾーストサウンドがさらに刺激的になると同時に、シフトダウン時にはオートブリッピング機構が働くようになる。これが何とも魅力的な制御を見せるから、いわゆるマン・マシンの一体感、マシンを操る楽しみは、さらに大きなものになる。

最高レベルのオープンエアドライブ

ボクスターGTSも、基本的な走りの性能はケイマンGTSと同様だ。パワーが10ps低く抑えられていること、そしてソフトトップを採用したオープンボディということもあり、全体的な味わいとしては、ややマイルドな印象にも感じられるが、それはあくまでもケイマンGTSと比較した場合の話。ボクスターGTSに匹敵する魅力を持つオープンスポーツは、市場でそう簡単に見つけることはできないだろう。

燦々と降り注ぐ太陽光の下で楽しんだオープンエアドライブは、実に爽快なものだった。改めて驚かされたのは、最適化されたキャビンのエアフローで、日本の高速道路での合法的なスピード程度ならば、頭上にわずかな風の流れを感じるのみで、常に快適な走りがオープン状態でも楽しめるはずだ。

GTSがラインナップに追加されたことで、さらに魅力的なミッドシップ・スポーツへと昇華した、ケイマン&ボクスター。はたしてポルシェは、さらなる進化のプランを描いているのだろうか。残念ながら現在の段階では、ポルシェはそれに対して、一切のコメントを発していないが、それを待つ熱狂的なファンが、世界中に存在することは確かなはずだ。


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