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GLAクラス、オイシイとこ取りのトレンディSUV

2014-6-26 12:00| post: biteme| view: 719| コメント: 0|著者: 文:小沢 コージ /写真:菊池 貴之

摘要: Gの名を貰いつつ、ほどよく硬派かつナンパ うーむ、最新メルセデスのトレンドセッターぶりというか、いいとこ取りぶりったらハンパじゃありませんな。そ、全く新しいプレミアムコンパクトSUVのGLAであーる。伝統の“ ...

GLAクラス、オイシイとこ取りのトレンディSUV

Gの名を貰いつつ、ほどよく硬派かつナンパ

うーむ、最新メルセデスのトレンドセッターぶりというか、いいとこ取りぶりったらハンパじゃありませんな。そ、全く新しいプレミアムコンパクトSUVのGLAであーる。伝統の“G”の称号が付くだけに、見た目はバキバキの箱型で、中身は極太センターデフも辞さない超本格的クロスカントリー4WDか? と思いきや全然違う。ハッキリ言ってかなりのナンパ路線。とはいえ“単なるナンパじゃない”のが最大のミソなんですが……。

ベースは、去年国内で1万2400台も売れたAクラスをはじめ、グローバルでの兄弟車合計で37万台も作られた新FFコンパクトプラットフォーム。つまり、ハッチバックのAクラス、ミニバンスタイルのBクラス、スタイリッシュセダンのCLAクラスに続く、4兄弟目なのだが、これがなんとも言いがたいイイとこ取りだ!

未だかつてない“スタイリッシュSUV”

それはボディサイズを見れば一目瞭然。国内仕様の全長×全幅×全高は4430×1805×1505mmで、ベースとなったAクラスより140mm長く、25mm幅広いのだが、全高はライバルBMW X1に比べ40mm低く、定番のVWティグアンと比べると180mmも低い。つまり、SUV=無骨でずんぐりむっくり、という常識を打ち破り、あくまでも都会的かつスマートな、未だかつてない“スタイリッシュSUV”というジャンルを独自に打ち立ててしまったワケ。

言わばK1の選手なのに、福山雅治ばりにカッコいい! とか、相撲取りなのにアメフトの選手みたいにスマート! みたいなイイとこ取りのSUVなのであーる。使い勝手でも、全高1550mm以下が一つの目安と言われる日本の立体駐車場を楽勝でクリア。果たしてそれで本当にSUVって言えるの? という疑問も浮かばなくもないが、それを見事に払拭する国内試乗会が催されたので、不肖オザワ、早速行ってみました!

まずはあえて“硬派ぶり”をアピール!

試乗会が行われたのは富士山麓の樹海を通る悪路コース。つまりGLA。見た目が超都会的なだけに、敢えてアクティブさを前面に打ち出す作戦に出たのだ。なるほどねぇ。まず乗ったのはメイングレードの「GLA250 4MATIC」。GLAは大雑把にエンジンが3種類あり、ベーシックグレードは、ピークパワー&トルクが122ps&20.4kgmの1.6リッター直噴ターボ搭載の「GLA 180」。メインは211ps&35.7kgmの2.0リッター直噴ターボ搭載の「GLA 250」。ハイパフォーマンスグレードは360ps&45.9kgmの2.0リッター直噴ターボ搭載の「GLA 45 AMG」となっている。

ギアボックスは全車メルセデス自慢の高効率7速デュアルクラッチ「7G-DCT」で、駆動方式はGLA 180がFFで、その他は基本はFFだが、路面に応じて瞬時にリアタイヤも駆動するベンツ独自の4WDシステム「4MATIC」。トルク配分はフロント100対リア0の状態から、フロント50対リア50の間でやり取りされる。車高が10mmほど低くなるSportsグレードと、30mm上がるOff-Roadグレードが選べるが、今回はあえてノーマル車両に乗って見た。

背が高すぎないだけに、乗り込んでも視界がさほど高くならないGLA 250。最初はホンマに悪路を走れるんかいな? という感じだったが、これがビックリ。赤土全開の富士山麓をスムーズに走り出す。まずは凸凹が1mぐらいはありそうなウォッシュボード路面に突っ込むがビックリ。前輪こそ2輪が接地するものの、後輪が1輪しか接地しない3輪車状態でも「ギギギー」と作動音を発しながら着実に前進。そもそも4WDは、一輪が空転を始めるとそこにトルクが集中し、前進できなくなるが、そこで素早く電子制御。残り3輪に徐々に力を配分し、悪路を脱出するわけだ。

ある意味、ハイテク時代のクロカンSUV

さらにビックリなのが登坂力だ。4MATICは基本FFだが、4輪状況をコンピュータで検知し、最適トルク配分が出来るようになっている。よって勾配約30度の赤土路面でもグイグイと登れるのだ。細かくレポートすると、最初はFF状態で前輪が空転するが、すぐさまそれを感知し、後輪も駆動。4WD状態となる。

なによりGLAには世界中の悪路等を約180万キロもテスト走行して育てた「オフロードモード」がある。これはインパネのスイッチ1つでシフトタイミングやアクセル制御、ブレーキ制御をオフロード走行に最適な特性に出来るもの。今回もトルクが必要な悪路では、敢えてシフトチェンジを行わず、中回転域までしっかり回したり、アクセル特性を敢えてダルにしたりして乗り切ることができた。

要するに悪路での走りは、絶対的な駆動能力も重要だが、運転マナーなどのノウハウでかなりカバーできる。都会的4WDの 4MATICだが、豊富なデータの蓄積により、本格4WDにも負けない走破性を勝ち得たのだ。ついでだが、滑りやすい下り道で役立つDSR(ダウンヒル・スピード・レギュレーション)や車両状況がグラフィックで見られるオフロードスクリーンも完備。ある意味、ハイテク時代のクロカンSUVとも言える。

見た目はハイブリッドファッション!?

とはいえGLAの本義はやはり普通の一般道、アスファルトの上である。お次は富士山麓のワインディングに向かった。

ここで改めてスタイリングだが、ぶっちゃけ一瞬Aクラスっぽくも見える。最初にモーターショーでコンセプトモデルを見た時は、超大径タイヤを履いていて結構SUVっぽかったが、現実はオプションの18インチタイヤでも235/R50とスポーツセダンサイズ。全体的にはかなりクーペライクだ。

しかし、フロントマスクはヘッドライトが四角く張り出したゴツいデザインのものだし、バンパー下に大きなクチが付いている。リアコンビランプもAクラスよりゴツい。まさにいいとこ取り。ムード的にはSUVというよりスタイリッシュハッチだが、ディテールでSUVっぽい味を出している。敢えて言うとスーツに、スニーカーを合わせたハイブリッドファッションっぽいのかもしれない。

ついでに居住性だが、フロントシートはAクラスと変わらない広さだが、リアシートは特に頭上が明らかに広めだし、トランク容量も標準で421リッター、リアシートを倒すと836リッターに拡大。さすがにSUVだ。

バランス的には4兄弟中ベスト

最後に肝心の走りである。エンジンはAクラスと同じ211psの2リッター直4直噴ターボ+7Gトロニック。車重は微妙に重くなっているため、ちょっとダルいか? と思いきやこれが逆。トルクの出方といい、力強さといい、Aクラスと変わらないか微妙にいいくらい。末っ子モデルだけあって、熟成されたのかもしれない。

さらに特筆すべきは乗り心地だ。実はAクラス、CLAクラスともにスポーティ方向の兄弟車は若干足が硬め。特にCLAはそれが顕著だが、GLAは車高が高めなこともあって最適。ぶっちゃけ4兄弟の中で最も乗り心地がよいと思う。それでいてステアリングフィールのシャープさもさほど落ちてなく、不肖オザワ的には、スタイル、実用性、走りのバランス的に4兄弟中ベストでは? と感じた次第。

値段はボディが大きい分、安くはないが、最廉価モデルで344万円はメルセデスブランドとしてお買い得。人間界も、兄弟は末っ子の出来が一番いい? と言うが、もしやクルマもそうなのかも……、と思った今回のメルセデスFFの末っ子、GLAなのであーる!


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